ハワイ旅行記の最終回です。
本当は「火山見物」と「パールハーバー」を2回に分けて綴りたかったのですが、
だんだん疲れてきたのでまとめてアップします。
まず「火山見物」です。
ドイツ人の夫は(私からみると)異常といえるほど「火山大好き人間」です。
化学専攻ですが、副科で地質学を専攻したということで確かにこれだけ地質や鉱物の知識があったら火山観光も人一倍おもしろいのだろうなあとは思うのですが、今回でキラウェア火山見物も3度目になると「しろうと」の私にとってはどれも同じように見えてしまいます。まあ、今回はヘリコプターでの遊覧があったのでそれもひとつ楽しみではありましたが。

昨年の8月に突然溶岩を噴出した火山です。昼間見ると蒸気だけのようですが、夜間は溶岩の赤い色が鮮明になります。

今回は行きませんでしたが、以前訪れた時にハイキングした昔の火口湖です。

ハワイというとこれが一番有名な火口でしょう。オアフ島のダイアモンド・ヘッドです。

以前、ハワイを訪れた時はパールハーバーのUSSアリゾナ記念館(日本軍の真珠湾奇襲により海底に沈められたままの戦艦)を見学したのですが、今回は戦艦ミズーリ記念館を見学しました。この船上で第2次世界大戦の降伏文書が調印されました。
重光外務大臣の隣に立つ梅津参謀総長と随員のとても悲しそうな顔が印象に残りました。

ちなみにこのミズーリは戦争時、沖縄で日本軍と戦っていたのですが、特攻機一機が突入したそうです。この日本人飛行士は亡くなったのですが、遺体が引き揚げられた際、ミズーリの艦長は「この飛行士は敵国の人物ではあるが彼もまたお国のために自らの任務を全うしたのだ」として海軍式の水葬を行ったのだそうです。海軍式水葬の際は日本国旗が必要になるためミズーリーの乗組員が手作りした日本国旗が水葬の棺にかけられたということです。
オアフ島には丁度、航海練習船「日本丸」が停泊していて訓練生もミズーリー号を見学していました。

これで拙い「ハワイ旅行記」は終了です。
お付き合いありがとうございました。