義経が馬をつないだ

2011-05-18 00:56:32 |  季節を巡る旅
花桃祭りの一方通行規制の出口少し手前で、左へ道が分かれている所があります。
そこを北へと上って行くと、「駒つなぎの桜」と言う立派な一本桜があります。
有名な桜らしく、その桜を写した作品を写真誌で何度か見た事があります。
満開を迎えたという情報があり、ちょっと寄ってみました。

桜を見に来た人の為、駐車場があるのですが、そこから結構歩かされます。
しかも急坂。
透明な水が上から駆け降りてくる側溝や、斜面に立つお寺、民家横から裏山に繋がる庭に咲くチューリップなど、気分を紛らわせてくれるものに目を遊ばせつつ、一歩一歩登ります。
坂の登り始めにも桜の木が植わってましたが、風が吹くたび大量の花びらが舞って、半分散っていました。
目的の桜は大丈夫かしらん。

道の先に人が集まっている様子が伝わってきました。
ようやく到着したよう。
少し開けた田んぼの畦に、こんもり桜色の傘が見えます。
あれか。
思っていたより小さいんだ。
桜だけ撮った写真だと、大きさが分かりにくくて、来るまで巨木を想像してました。
でも近寄ってみると、なるほど枝振りはとても立派です。
道の端には観桜台が設置されて、沢山の人が観賞・撮影してました。



エドヒガンだそうです。
一部に葉っぱが少し出、花の密度は薄くなってましたが、まだまだ満開と言っていい咲き加減。
桜の木の下には入れないようで、変化あるアングルでは撮影できず。
まあ、当然ですね。
入れたらこんな風に桜だけ撮れない。
しかしうまく花の咲く時に合ったものです。
ここだけでなく、今回の旅の行く先々で、桜が咲いていました。
信州ってやっぱり涼しい所なんですね。

帰りは下り道。
のどかな景色を眺めつつ、気持ち穏やかに駐車場へと戻りました。