まぶしいんだよう

2011-05-14 01:19:46 |  季節を巡る旅
室堂ターミナルでは山上にホテルもあるし、富山側から来るお客さんもいるしで、その日一番多くの人を見ました。
人混みを抜け、一階出口から雪の大谷ウォーク会場へ。
除雪の済んだ駐車場を歩いて行くと、すぐに雪原が現れ、道沿いに雪の壁が出現しました。
途中右手に道が分岐し、5月上旬まで設けられたパノラマロードに入れ、雪の上を歩く事ができます。
パノラマロードは反対側で大谷ロードにつながっていて、ぐるりと一周できるようなので、行きはこちらを歩く事にしました。


雪上は遮るものは何もなく、天狗平の向こうに大日岳や劔岳がよく見えます。
しかし、まぶしい。
お天気良く、雪原の照り返しが凄い。
ピーカンのスキー場と一緒です。
油断しました。
寒いだろうと薄手のダウンジャケットを持ってきたのは正解でしたが、サングラスを忘れました。
目はずっと細めたままでいる事を強いられます。
いや、困った困った。


パノラマロードの突端まで行き、大谷ロードへと入りました。
いやー、すごいですねぇ。
道路上に雪が無い為、ようやく照り返しのまぶしさから解放されました。
後方の雪の斜面にある黒い点はスキーヤーです。

普段、風景撮影の邪魔者扱いしているバスは、雪の大谷では存在価値が上がります。
雪の壁の高さを測る比較材料にでき、ちょうど走って来た時を見計らって何度かシャッターを切ってあげました。
今年(その日?)は一番高い所で17mだそうで、ホントに垂直の壁です。
雪の層には黄砂が堆積していて、黄砂が降った観測日から、いつ積もった雪か分かるそうです。
岩土の地層で地球の歴史を調べれるのと一緒ですね。