夏休みベストウィーク

2014-07-03 23:27:56 | Weblog
朝の通勤時、背中を朝陽が炙るようになった。
蝉が鳴いているのが聞こえた。
いよいよ暑くなる。
本格的に夏がやってくる。
というわけで、余暇馬鹿としては夏休みをどうするか考えねばいけない。
何時取るか。
何処へ行くか。

一週間休みが取れるなら、例年の長期休暇の過ごし方「遠方へドライブ&登山&観光」にするか。
それとも昨年初挑戦した縦走登山に再度挑むか。
遠方ならやはり避暑を兼ねて東北地方だろうけど、東北の山には7月に行ってみたい。
東北へは昔、7月終わりから8月初めにかけて行った事がある。
秋田駒ヶ岳他、複数の山に登った。
秋田駒ヶ岳は花の山として有名で、初めて見る花々を楽しんだが、登山口まで乗ったバスの運転手さんが言うには7月中が一番綺麗だという。
それでもう一度今度は7月初めに訪れてみたいと思っていたが、雨の時期だからと二の足を踏んでいた。

やはり天気の良い日に旅したいので、晴れる確率の高い時期に休みを取りたい。
自分が思う夏休みを取るベストの時期は梅雨が終わり、台風が来る前の7月終わりから8月初めである。
お天気も安定し、お盆の頃から漂い始める夏の終わりの寂しさもない、夏真っ最中の気分が味わえる。
昔から可能であればその時期に夏休みを申請していた。
以下「夏休みベストウィーク」と呼ぶ。

昨年の北アルプスは薬師岳縦走も夏休みベストウィークに休みが取れたので実現。
しかし残念ながら半分以上雨だった。
山小屋で小屋の主に雨の不運を嘆いたら、「まだ梅雨時だからな、この時期はいつもそうだよ」との返答。
えっ、梅雨が明けたから山に来たのに、とその時は変な事を言う人だと聞き流していた。
後から、そうか北陸地方はまだ梅雨が明けていなかったのか、と気付いた。

このことを今年の行き先検討する中で思い出し、今年はいつなら一週間休めるかなと考えていたらある事柄に思い至った。
北陸地方の梅雨明けが遅いと言うことは梅雨入りも遅いと言うことだ。
これは当たり前。
梅雨入りしてすぐは毎日雨が降り続くというものでもない、と最近知った。
だから近畿地方の場合、6月はさほど雨は降らず、7月が本格的な雨の時期だ。
北陸や更に北の東北地方なら7月初旬は近畿の6月と同じ感じで、7月下旬が梅雨真っ只中なのでは。
だから、7月初旬に東北を訪れれば意外と雨の日は少ないのではないか。
ということ。

行先が北の方であれば、7月は雨の時期だからと二の足を踏む必要は全く無かったのだ。
そう言えば7月初旬に夏休みを取り歩いた鳥海山と尾瀬。
雨は降ったが晴れた時間の方が長かった。
梅雨時なのになんてラッキーと思ったものだが、なにも不思議は無かったのだ。

あー、もう少し早くこの事に気付けれは7月で唯一空いてる来週、夏休みを取って東北に行ったのに。
今からでは業務調整がつかず、惜しい事をした。
夏休みベストウィークを固定してしまっていたための失敗。
目的地によってベストウィークは動的に設定する必要があるのだな。
来年、この気付きを有効活用できるよう願う。