Clark Terry’s Big B-a-d Band Live at The Wichita Jazz Festival
70年代の中頃。ConcordやPabloのような、昔ながらのJAZZが復活してきたのに合わせて、BIG BANDの世界も元気を取り戻してきた。
75年のニューポートジャズフェスティバルにはなんと13ものオーケストラが出演した。
Toshiko-Tabakinのオーケストラが本格的に活動を開始したのもこの頃だ。
この年の、ダウンビートの評論家の人気投票で、NEW BIG BANDの一位に選ばれたのが、このクラークテリーのオーケストラ。“BIG B-A-D BAND”というネーミングもテリーらしい茶目っ気があって親しみが持てる。
ブルックマイヤーとの双頭コンビを続けていた後は、NBCのTONIGHT SHOWのレギュラーバンドのメンバーになったりしたが、コンスタントにレコーディングなどの活動も続けていた。
もともと、ベイシーやエリントン、そしてクインシーのオーケストラで活躍してきた経歴が示すように、BIG BANDでのプレーが好きなのは間違いない。そのテリーも70年代になって世間でビッグバンドが人気が出てきたのに乗じて、満を持して自己のオーケストラを編成したというわけだ。
このアルバムは、10日間の中西部へのコンサートツアーのために臨時編成されたオーケストラ。という事情なのでオールスターメンバーが集まっている。
トランペットセクションは、ジミーノッチンガムやリチャードウィリアムス。サドメルにも加わっていた中堅。クインシーのオーケストラで苦楽を伴にしたフィルウッズや、自らビッグバンドを持っていたジミーヒースも加わっている。トロンボーンには、若手の女性プレーヤーのジャニスロビンソンなど。ピアノは、デュークジョーダンと多士済々だ。
曲も、オリジナルもあれば、ウェインショーターのネフェルティッティ。さらに、おなじみのエリントンのA列車まで、バラエティーに富んでいる。
JAZZフェスティバルならではの広いライブ会場の雰囲気。曲間のテリーの語り口。テリーのプレーや歌。どれをとっても、会場で楽しい演奏が繰り広げられている様子が目に浮かぶ。「難しくやるより楽しくやろうぜ」といった、テリーの声が聞こえてきそうだ。
ライブのBIG BAND物には“外れ”が少ない。
1. Mas Dorham 7:46
2. Nefertiti Shorter 4:23
3. Take the "A" Train Strayhorn 4:33
4. Randi Woods 6:07
5. Mumbles Terry 5:23
6. Sheba Terry 5:42
7. Cold 'Tater Stomp Foust 9:10
Clark Terry , Jimmy Nottingham , Oscar Ganby , Richard Williams , Greg Bobulinski (tp)
Jimmy Heath , Ernie Wilkins (ts)
,Pill Woods , Arnie Lawrence (as)
Charles Davis (bs)
Sonny Costanza , Jack Jeffers , Janice Robinson , Jimmy Wilkins , Ghuck Connors (tb)
Duke Jordan (p)
Wilbur Little (b)
Ed Soph (ds)
Recorded live at The Wichita Jazz Festival , April 21 , 1974
70年代の中頃。ConcordやPabloのような、昔ながらのJAZZが復活してきたのに合わせて、BIG BANDの世界も元気を取り戻してきた。
75年のニューポートジャズフェスティバルにはなんと13ものオーケストラが出演した。
Toshiko-Tabakinのオーケストラが本格的に活動を開始したのもこの頃だ。
この年の、ダウンビートの評論家の人気投票で、NEW BIG BANDの一位に選ばれたのが、このクラークテリーのオーケストラ。“BIG B-A-D BAND”というネーミングもテリーらしい茶目っ気があって親しみが持てる。
ブルックマイヤーとの双頭コンビを続けていた後は、NBCのTONIGHT SHOWのレギュラーバンドのメンバーになったりしたが、コンスタントにレコーディングなどの活動も続けていた。
もともと、ベイシーやエリントン、そしてクインシーのオーケストラで活躍してきた経歴が示すように、BIG BANDでのプレーが好きなのは間違いない。そのテリーも70年代になって世間でビッグバンドが人気が出てきたのに乗じて、満を持して自己のオーケストラを編成したというわけだ。
このアルバムは、10日間の中西部へのコンサートツアーのために臨時編成されたオーケストラ。という事情なのでオールスターメンバーが集まっている。
トランペットセクションは、ジミーノッチンガムやリチャードウィリアムス。サドメルにも加わっていた中堅。クインシーのオーケストラで苦楽を伴にしたフィルウッズや、自らビッグバンドを持っていたジミーヒースも加わっている。トロンボーンには、若手の女性プレーヤーのジャニスロビンソンなど。ピアノは、デュークジョーダンと多士済々だ。
曲も、オリジナルもあれば、ウェインショーターのネフェルティッティ。さらに、おなじみのエリントンのA列車まで、バラエティーに富んでいる。
JAZZフェスティバルならではの広いライブ会場の雰囲気。曲間のテリーの語り口。テリーのプレーや歌。どれをとっても、会場で楽しい演奏が繰り広げられている様子が目に浮かぶ。「難しくやるより楽しくやろうぜ」といった、テリーの声が聞こえてきそうだ。
ライブのBIG BAND物には“外れ”が少ない。
1. Mas Dorham 7:46
2. Nefertiti Shorter 4:23
3. Take the "A" Train Strayhorn 4:33
4. Randi Woods 6:07
5. Mumbles Terry 5:23
6. Sheba Terry 5:42
7. Cold 'Tater Stomp Foust 9:10
Clark Terry , Jimmy Nottingham , Oscar Ganby , Richard Williams , Greg Bobulinski (tp)
Jimmy Heath , Ernie Wilkins (ts)
,Pill Woods , Arnie Lawrence (as)
Charles Davis (bs)
Sonny Costanza , Jack Jeffers , Janice Robinson , Jimmy Wilkins , Ghuck Connors (tb)
Duke Jordan (p)
Wilbur Little (b)
Ed Soph (ds)
Recorded live at The Wichita Jazz Festival , April 21 , 1974