A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

午後のうたた寝に最適なBGM・・・?

2007-06-04 | CONCORD
GEMS / Joe Venuti & Georg Barnes

久々にゆっくりした休日。
朝の2度寝も何ヶ月ぶりだろう。
散らかったままの部屋の整理でも始めようと思い立ったもののなかなか捗らず。
そこそこにして引き上げて、まとめてJAZZでも聴こうと何枚か聴いている内にこの一枚に。

この前からConcordの棚卸しを始めたが、まだ先日のRay Brown & Herb Ellisでまだまだ12枚目。
13枚目のレコードナンバーをみたらCJ-14.
そうそう、13番は欠番だった。
エレベーターでも13階が無かったりするところもある。
例の13日の金曜日からきているのだろうが。同じキリスト教を信者が多い国で必ずしも13日の金曜日が不吉な日とするものではないらしい。
海の向こうでもお国柄によって縁起の担ぎ方も色々なのだろう。

さて、このアルバムだが、ヴァイオリンのVenutiが加わっている。
が、全体の雰囲気はBarns & Braffのグループと基本的には同じ。
Braffのコルネットがvenutiのヴァイオリンに代わったものだ。ドラムにJake Hannaが加わっているので、いくらかリズム感が増したのは間違いないが、ピアノレスの軽い乗りが心地よい。

Jazzとヴァイオリンというとステファングラッペリやレイナンスが有名だが、Venutiはイタリア出身の移民。ブルージーな演奏といよりは、ヨーロッパの明るい音楽が良く似合う。
この録音の時、すでに80歳を超えており実はJAZZの歴史をそのまま生きてきたプレーヤー。20年代から様々なジャンルの音楽に接し、ジャズのプレーでも独自の世界を作っているのは、ハインズのピアノと同じ。

この時期のバーンズのグループは、リズムを加えているが「デュエット」を基本にしている。2人のコンビネーションをうまく引き出すように、きちんとアレンジをした中での音作りをしている。ヴェヌーティのバイオリンの音色が全体のサウンド作りに旨く生かされている。
このサウンド作りに、練習も丹念に行っていたそうだ。

心地よいサウンドが続くが、B面にはヴァイオリンにはお似合いの「ユーモレスク」も入っている。その頃にはすっかり気持ちよい気分でうたた寝状態。
子守唄という訳でも無いが午後のひと眠りには最適な一枚であった。

I Want to Be Happy
I'm Coming Virginia
Almost Like Being in Love
I'll Never Be the Same
Oh Baby
Hindustan
Lover
Humoresque
Poor Butterfly
Oh, Lady Be Good

Joe Venuti (Violin)
George Barnes (g)
Bob Gibbson (g)
Herb MIckman (b)
Jake Hanna (ds)

1975

コメント
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