評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
バーの良い客になるための十原則
一昨日、昨日と、行きつけのバーにシングル・モルトを飲みに行った。一昨日は、一人で、昨日は同僚と二人で行ったが、それぞれ2,3時間居て、7杯ほど飲んだ。そのバーは、ほぼシングル・モルト・ウィスキーの専門店といっていいくらいのバーで、カウンター、棚、ガラスケースに、所狭しと置いてある、数百本の酒瓶の、多分9割前後が、シングル・モルトだ。
年が明けたばかりということもあってか、常連客はほとんど居ず、いつもよりも比較的若い(30代が中心に見えた)客層で、たぶんその店は初めてのお客が多いようであった。彼らの飲みっぷりを見ていると、半分は面白かったが、もう半分は「それはないだろう」という気持ちになった。
お客さんの8割以上が、目の前にある酒瓶を全く見ずに頼んでいる。耳にした注文を幾つか挙げてみよう(注:内容は微妙に変えてあります)。「ジントニック!」。「ラムのソーダ割り下さい」。「ホワイトホース、ロックで」。「アーリータイムス」。「カシスを使った甘いのを」。「生(ビール)、下さい」。「バーボンは何がありますか」。「焼酎はないの?」。そして、一番多いのが、二杯目以降のオーダーで、「同じの(を)、下さい」だ。
何れも、寿司屋のカウンターに座って、いきなり、「牛丼」とか、「お茶漬け」とか言っているような按配で、何とも、勿体ない。初めてのバーなら、まず、どんなお酒を置いているか、見回す余裕があっても良さそうなものだが、早く頼まないと格好が悪いと思うのか、頭の中にある酒の名前を勢い込んで述べるのだ。
経営者としてのバーの店主にとっては、オーダーに対応できて、ある程度の頻度で注文してくれる限り、問題はないのだろうが、「今日は、もう割り切った」という表情で、お酒を出していた。もっとも、ビール一杯ずつで二時間喋って帰って行った女性の二人客には些か閉口していたようだ(正確にいえば、途中、「お水を」と二回頼んだ)。
このお客さん以外にも、腕を絡めてしなだりかかる女性をいつまでもそのままにして飲み続けるたぶん会社の同僚の男(「同じの」を何回も頼んでいた。口説くのか、タクシーに乗せて帰すのか、さっさと決めろ!)、「私のタバコの煙がそっちに流れるから」といって、連れと席をかわって、隣の客に煙を流し続ける女性客(しかも、自分の身の上話のしゃべり声がうるさい)、座るなり独り言をつぶやくかなり酩酊した男性客、会社の仕事の話が店じゅうに聞こえる会話の若手社員二人組など、バーとしては、褒められないお客さんが多かった。
二、三の店のバーテンさんの意見と、拙いながら私の経験をもとに、バーで嫌われないお客になるための十原則を挙げてみよう。
<バーの良い客になるための十原則>
(1)30分に一杯程度は何か注文する
(2)大声で話さない(隣の隣に座っている客に話の内容が分かる声は「大きい」)
(3)お酒は大切に飲む(美味しい状態のうちに、美味しそうに飲む。残さない)
(4)眠らない、泣かない、吐かない(酒量の限度を守る)
(5)タバコは煙の行き先を考えて吸う(葉巻は臭うので店主に許可を取る)
(6)店内で男女(男男、女女でもだが)べたべたしない(連れのカラダには触らない。キスは店外で)
(7)他の客をじーっと見ない(感じが悪いし、喧嘩の原因になることも)
(8)トイレの利用は短時間できれいに(次に待っている人がいる)
(9)現金ですっきり払う(十分な現金の用意を。割り勘でぐずぐずしない)
(10)お酒の話で知ったかぶりしない(分からないことはバーテンに訊く)
これらに加えて、バーテンと客との相性という問題もある。私の側でも、バーテンの好き嫌いはあるし、十原則を守っているつもりなのだが、どうもバーテンに嫌われているらしい(なぜだろう?)と思えるバーもある。
尚、昨日、シングル・モルトの師匠および同僚と検討した結果、飛び込んだバーが「外れ」だと分かった場合は、ギネスを一杯だけ飲んで出ると、「仕上げに一杯」といった感じに見えるので、比較的不自然ではない、という結論になった。
年が明けたばかりということもあってか、常連客はほとんど居ず、いつもよりも比較的若い(30代が中心に見えた)客層で、たぶんその店は初めてのお客が多いようであった。彼らの飲みっぷりを見ていると、半分は面白かったが、もう半分は「それはないだろう」という気持ちになった。
お客さんの8割以上が、目の前にある酒瓶を全く見ずに頼んでいる。耳にした注文を幾つか挙げてみよう(注:内容は微妙に変えてあります)。「ジントニック!」。「ラムのソーダ割り下さい」。「ホワイトホース、ロックで」。「アーリータイムス」。「カシスを使った甘いのを」。「生(ビール)、下さい」。「バーボンは何がありますか」。「焼酎はないの?」。そして、一番多いのが、二杯目以降のオーダーで、「同じの(を)、下さい」だ。
何れも、寿司屋のカウンターに座って、いきなり、「牛丼」とか、「お茶漬け」とか言っているような按配で、何とも、勿体ない。初めてのバーなら、まず、どんなお酒を置いているか、見回す余裕があっても良さそうなものだが、早く頼まないと格好が悪いと思うのか、頭の中にある酒の名前を勢い込んで述べるのだ。
経営者としてのバーの店主にとっては、オーダーに対応できて、ある程度の頻度で注文してくれる限り、問題はないのだろうが、「今日は、もう割り切った」という表情で、お酒を出していた。もっとも、ビール一杯ずつで二時間喋って帰って行った女性の二人客には些か閉口していたようだ(正確にいえば、途中、「お水を」と二回頼んだ)。
このお客さん以外にも、腕を絡めてしなだりかかる女性をいつまでもそのままにして飲み続けるたぶん会社の同僚の男(「同じの」を何回も頼んでいた。口説くのか、タクシーに乗せて帰すのか、さっさと決めろ!)、「私のタバコの煙がそっちに流れるから」といって、連れと席をかわって、隣の客に煙を流し続ける女性客(しかも、自分の身の上話のしゃべり声がうるさい)、座るなり独り言をつぶやくかなり酩酊した男性客、会社の仕事の話が店じゅうに聞こえる会話の若手社員二人組など、バーとしては、褒められないお客さんが多かった。
二、三の店のバーテンさんの意見と、拙いながら私の経験をもとに、バーで嫌われないお客になるための十原則を挙げてみよう。
<バーの良い客になるための十原則>
(1)30分に一杯程度は何か注文する
(2)大声で話さない(隣の隣に座っている客に話の内容が分かる声は「大きい」)
(3)お酒は大切に飲む(美味しい状態のうちに、美味しそうに飲む。残さない)
(4)眠らない、泣かない、吐かない(酒量の限度を守る)
(5)タバコは煙の行き先を考えて吸う(葉巻は臭うので店主に許可を取る)
(6)店内で男女(男男、女女でもだが)べたべたしない(連れのカラダには触らない。キスは店外で)
(7)他の客をじーっと見ない(感じが悪いし、喧嘩の原因になることも)
(8)トイレの利用は短時間できれいに(次に待っている人がいる)
(9)現金ですっきり払う(十分な現金の用意を。割り勘でぐずぐずしない)
(10)お酒の話で知ったかぶりしない(分からないことはバーテンに訊く)
これらに加えて、バーテンと客との相性という問題もある。私の側でも、バーテンの好き嫌いはあるし、十原則を守っているつもりなのだが、どうもバーテンに嫌われているらしい(なぜだろう?)と思えるバーもある。
尚、昨日、シングル・モルトの師匠および同僚と検討した結果、飛び込んだバーが「外れ」だと分かった場合は、ギネスを一杯だけ飲んで出ると、「仕上げに一杯」といった感じに見えるので、比較的不自然ではない、という結論になった。
コメント ( 35 ) | Trackback ( 0 )
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失礼ながらも、笑いつつ読んでしまいました。
なんだかそのときの店の光景(惨状)と、眉間に微妙にしわを寄せつつ飲んでいたであろう山崎さんの表情が目に浮かんでしまいました。
10原則、肝に命じます。
10原則を守りつつ、かつ、それを守っている人と飲むというのは割と至難な作業なのかも知れませんが。
とりわけ6番な状況になったら・・・!
ジントニックもアーリーもホワイトホースもカシスなんとかも、そこらのチェーン居酒屋に置いてあるものばかりですから、きっとその彼らはお酒のことをあまり分からず、ずらりと並ぶ酒瓶を見ても、なにが何だかよく分からなかったのではないでしょうか。
こういう店ではこういうものを頼むといいよ、などと、「店別・雰囲気別スマートな大人の飲み方」というものを教えてくれる存在というのは大事だし貴重な存在だ、と私は思っております。
20代から30代のはじめ頃までに、そういう先輩(できれば10歳くらい年上で、職場の人間ではない、というのが望ましいと個人的には感じます)から教えを乞うことができれば、当人のその後のナイトライフは随分と違ったものになるように思います。
私もそういう先輩に短期間ではありますが教授されたおかげで(当時は鬱陶しくも思っていましたが)、今は少なくともバーテンさんに閉口されることはなくなったように思えます(勝手にそう思い込んでいるのかもしれませんが)。
「良い店は良い客が作る」という哲学のもと、山崎さんもそのうち若い「弟子」をとってみるというのはいかがでしょうか?!
今回の10原則は概ね順守できているようで,ほっとしました。もっとも,煙草は吸わないので,5項目は対象外でありますが。
私の場合,独りでバーに入って,競馬新聞(またはミステリ)を読みながら,何杯か飲むというのも多いのですが,最近,歳のせいか,暗いところで文字を読むのが少し難しくなってきたのが哀しい限りです。
さて,今宵は何をいただきましょうか。
「10歳上で、同じ職場でない」先輩、というのは、確かに世間の先生役としていいですね。
私は、若者に教えられほどの知識はありませんが、話し相手としては若者が好きなので、10-20歳下の「弟子」が見つかると楽しそうに思えます。募集しようかな・・・。
>TENPOINTさま
競馬の推理は、お酒の友にいいですね。
私は、一昨年、昨年と馬券が不調だったので、今年は、もう一度方法論から見直して、真面目に取り組もうと思っています。
ちなみに、昨日、一昨日飲んだモルトのナンバーワンは、キングスベリーのアードベッグ1973でした(70年代のアードベッグはおしなべて美味しいのですが、これは特別)。度数は47度台なのですが、アードベッグらしい金属臭、ヨード香、加えて、皮革のような匂いがあって、口に含むと一気に香りが口中に拡がるようなインパクトの後に、味には勿論コクがあって、フィニッシュ(飲んだ後の戻り香)が長い、という素晴らしいものでした。同じ物を一年2ヶ月ぶりに飲んだのですが、期待通りの逸品でした。
以前Moonbeamsでご一緒させていただいた「ヘトヘト」のshibuya8604です。
文面のお客様方にはさすがにマスターも呆れたでしょうね。場面が想像できます。
おっしゃるとおり10原則は、もう「鉄則」といっていいほどですよね。
実際は上席の方々がきちんと教え繋いでいかねばならないんですよ、Barでの作法を。ただ、若い方々は上席と行くことを嫌がり、自分勝手に居酒屋のノリでBarをつかったりするし。
「はずれ」にはギネス1杯、なかなか良いこと聞きました、今度から使ってみます。
今年もよろしくお願いいたします。
ここ1,2年某ナニワ系企業さんが金に糸目をつけないシングルモルトの広告(GQには毎回ででますね)のおかげかシングルモルト商品の伸び率が年率10%以上と少し異常な状態です。落ち目なウイスキー市場もやや復活のきざしです。
そのせいかShot Barあたりにもトンチンカンな注文をする若い客が昔からの常連さんやウイスキーのコアドリンカーには目障りでしょうね。
過剰なウンチクもうっとうしいですがお酒に詳しい先輩がお酒の飲み方について教育するような文化があったもよいのではと思います。
金融教育と同じでまだまだこの国ではバーでの飲み方には洗練さがたりないようです。
でも6番目の男女でべたべたしないというのはときどき少しくらいは許してほしいな~♪ と思うこともあります。じつは去年、広告会社につとめるずいぶん年上の男性と何度かお会いしていたんです。3回目のデートでおいしいイタリアンレストランに連れて行ってもらいました。その店を出たら急にキスされました。でもそうなるかなとちょっと思っていたので拒否しませんでした。ホテルに誘われたらどうしようと思いましたけど、彼は急に照れくさそうに笑って「俺がよく行くバーに行こう」と言って薄暗くて雰囲気のあるバーに連れて行ってくれました。そこでカウンターに並んで座ってバーテンダーの人が作ってくれたカクテルを飲みながら、彼は中国の歴史の話をしながら私の手をじっと握ってくれました。私は何て物知りで優しい人なんだろうと思って、この人好きになるかもと思いました。
すると後ろの席にいた2人連れのサラリーマンぽい男2人が「俺もおねーちゃんといちゃいちゃしながら酒飲みてーよ」とか「ったく飲み屋で女に触る奴とかいるからよー」とか大声でしつこく言い出しました。ケンカを売りたかったようでした。彼が無視していると2人は帰ってしまいましたが、私たちの雰囲気はしらけてしまいました。気まずい空気のまま店を出て解散しました。その後彼から連絡はありません。私からメールしたとしても返事がもらえないかなと思うと不安なんです。もちろん会ってもないのでとてもさびしいんです。
だから! というわけじゃないんですけど、ちょっとくらいバーで手ぐらい触るのは大目に見てくれないかな~なんて。
先生、小娘が生意気言ってごめんなさい。
あけましておめでとうございます。
我々の知っている某マスターは、「バーボン無いの?」と言うお客さんに対して、「『ねえよ!』と一言言えたら、どんなに気持ちが良いか」と言って居られましたが、もちろん、そうは仰らずに、黙々と且つ丁寧にドリンクを作っておられました。ただ、気のせいか、外に出てのタバコの回数がいつもよりも多かったかも知れません。
また、美酒が待つ地下室でお会いしましょう。
>Unkownさま
バーの側でも、アルコール抜きで様になるドリンクを何か用意してくれるといいですね。「ブラッディーマリーのウォッカ抜きを下さい」といったオーダーでどうでしょうか。連れがお酒をよく飲む人だといいのですが、「30分に1杯」ペースをソフトドリンクだけで保つのは大変かも知れませんね。しかし、ノンアルコール派のバー作法というものは、開発されて然るべきだと思います。
>酒屋さま
確かに、シングルモルトはバブルっぽいですね。ポートエレンの高騰などを見ていると、そんな気がします。
ただ、シングルモルトの場合、保存状態の影響を受けにくいので、ワインよりも気を遣わずに、楽しむことが出来る点は、気に入っています。
抜いたばかりの赤ワインをいきなり飲んで、美味いも不味いもなかろう(ワインが可哀想)、と思うこともありますし、保存状態の良い店で一度飲むと、同じものを別の店で飲んで、あまりにも「別物」なので、驚く、というようなケースもあって、私は、ここのところ、ワインに対する情熱が消失気味です。
それに、フレンチでもイタリアンでも、飯屋が、ワインで儲けていることが露骨に分かるので、この種の料理を、ワイン抜きで楽しむにはどうしたらいいか、ちょっと考えてみたい、という気分もあります。
ただ、シングルモルトでも、栓を抜いた後で、栓の周りをキチンとテープで留めている店と、それっきりの店があるので、後者の場合は、開いてから時間が経っていないと思われるボトルを注文する必要がありますね。そこそこ以上のレベルのモルトを、抜いた後どう扱っているかは、バーを見分ける上で重要です。
「GQ」のモルトの宣伝は、ぞろぞろ集まるパーティーのようなものに、私も一度出たことがありますが、ボウモアとマッカランのオフィシャルものでは、雑誌を見ても、美味しそうな感じがしません。もっとも、ボウモア(60年代のは美味しいですね!)もS社が買収してから設備が良くなったらしく、2000年以降のものは期待できるのではないか、という声を聞きます。
>あほ商学部生さま
手をつなぐ(握る)という辺りが、たぶんマナーの境目ですね。当人がイイキモチなのは、私も経験があるから、分かります。
ただ、第三者から見た光景としてどうか、と考えると、どうも長々と手を握るのはNGではないか、と判断します。結論として、「短時間なら、手を握ってもいい」ということではないでしょうか。
そういえば、渡辺淳一大先生も、口説ける女性であるか否かは、手なり、髪の毛なり、カラダの一部に軽く触れてみたときの、相手の身体の動き(逃げないかどうか)で分かるので、何種類かパターンを用意しておきなさい、と教えて下さいました。そうしたコミュニケーションの余地を残すためにも、ちょっとだけなら、触れても良い、というルールであって欲しいところです。
ところで、コメントの文面から判断するに、その時、上手に誘われれば、可愛い商学部生はホテルについて行ったような感じですが、なるほど、渡辺センセイの仰っていた通りなのですね。
>ミランダさま
太宰治氏については、写真家の林忠彦氏が写した、銀座のバー「ルパン」での写真が印象に残っています。行儀が良いとはいえませんが、なるほど、あれは、格好が良い!
あと、どうにもスミチオンくさいと思ったら隣できやのん会長が飲んでてしかも常連だった、なんてステキエピソードは流石に無いか……?
お行儀は良くなければハタ迷惑なのでマナーは大事でしょうが(この十原則は大変参考になります)、できればバーテンに気を使わなくて済むようなバーはないでしょうか。すし屋でも料亭でも職人さんに気を使いつつ利用するのは疲れます。尤も自分は酒に無知なので気を使うのかと思いきや、相当なツーの山崎さんでも多少気を使っておられるご様子で、ちょっと意外でした。
ゴルフでも日本で一般化する前とか、自分の場合はゴの字にもなっていない頃には随分キャディーさんに気を使ってプレーしてました(尤もゴルフの場合は下手だとキャディーに事実上多大の迷惑を掛ける、ということがあります)。
ところが逆に、店の人が客に気を使い過ぎるというタイプの飲み屋もありますね。さっき行ってきた(高田馬場のピカソという)店も(純粋なバーじゃないですが)、旨さも値段も素晴らしいのですがあまりに気を使ってもらっているのがこちらに伝わってちょっと恐縮しました。
上記十原則をまもりつつ、特に予習なしでも気軽に行けるバーというのが理想です。
プロフィールの写真は、ブログスタート時から変わっていません。つまり、1年以上前の写真です。そろそろ変えた方がいかなと思っているのですが、面倒なのでそのままになっています。
>アベルフ・シンドラーさま
睡眠薬を飲まされそうなバーはもちろん、何となく不潔で、お酒が美味しそうに見えないバーでは、その場で開栓するビール以外のものは頼めないですね。こうしたケースでも、ギネスは役に立ちます。
>Dialecticianさま
高田馬場のピカソにはまだ行ったことがないので、ウラヤマシイ!(大久保のピカソにはしばしば行って、ワインをがぶ飲みします)
気を遣わないで飲める、ハズレの少ない、バーという意味では、ホテルのバーがまあまあでしょうか。私は、シングルモルトをあれやこれやと飲み始める前のお気に入りのバーは、山の上ホテルのバーでした。
もっとも、ピカソは、気を遣わずに飲み食いして、何ら問題は無いと思いますが・・・。
「大まかに細やかな表情を読む」というのは、何となくは分かりますが、現実には、難しいですねえ。
イケメンは、自分が見られることが多いから、他人の表情もよく読めるのか、あるいは、別に表情の読み方が上手いわけではなくても、良く読んでいるように「見える」のか、何れなのか、考えているうちに、分からなくなってきました。誰か、イケメンに聞いてみないと・・・。
ホテルのバーですか、ご提案、有難うございます。
自分も駿河台のHillTopのコテコテのクラシックな感じと客対応の自然さが好きで一時期頻繁に利用しましたが(かれこれ飲食に30回は行ってるかも、宿泊は一度もないですが)、バーには一度だけ行きました。言われてみると確かに随分心地よかったのを思い出します。経営的にはキツイような気もしますがああいうホテルには頑張ってもらいたいと思います。
山の上ホテルのバーは、バーテンさんが何人かいますが、どの方も、まずまず感じ良くて、居心地は良好です。軽食もあるので、小腹が空いたときも大丈夫です。
私がよく飲むカクテルは、「スレッジ・ハンマー」という、要は、ウォッカ・ベースのギムレットですが、ここのバーで、何か「甘くなくて、スッキリした、ショートのカクテルはないですか?」と訊いて、教えて貰ったものでした。
山の上ホテルで、シングルモルトは意識して飲んだことがありませんが(ビール代わりのラフロイグのソーダ割りはよく飲みますが)、こんど、どんなものがあるか、調べて来ようと思います。
私が時々行くバーが赤坂にありまして、そこは良い感じの店なのですが、ただ一つ、ある常連の女性客がちょっと…という感じなのです。
と言うのは、その30代位の女性客はいつも違う男を連れて店に来ては、しきりと手を握ったりしなだれ掛かったりしていて、店の雰囲気を悪くしているのです。
それでしばらく経って分かったのですが、その女性はマスコミの記者かジャーナリストらしく、いつも連れてくる違う男たちと言うのは官僚や政治家秘書とからしくて、彼らと仲良くして情報を貰おうとしているようなのです。
その後、彼らが更に深い関係になっていれば「枕営業」と言うことになりますが、そこまで本当に行っているのか、それとも手を握らせる位で気がありそうな素振りだけ見せているのかは分かりません。
ちなみにその女性はまあまあ整った顔立ちをしていて、それで私が連れの男性たちに少々やっかみを感じていると言うのも事実です。
それで今日週刊誌を買ったら、財務省のエリート主計官が朝日新聞の美人記者と不倫をし、そこから情報が流れているという記事がでかでかと載っていました。その事自体が良いか悪いかは別として、そうやって女性記者が男女関係を武器に男性の情報源から情報を取ったり(或いは男女関係を持っても良さげな様子を見せて情報を取ったり)、逆に男性記者が女性の情報源から同じように情報を取ったり、ということはマスコミの世界では良くあることなのでしょうか。
マスコミで活躍されている山崎様ならご存知かと思いまして…。
くだんの財務省主計官氏も美人記者の色香に負けて情報を提供したのですから批判されるのは自業自得でしょうが、一概に彼だけを責めると言うのもどうかと思います。
山崎様はどうお考えでしょうか。
(バーの話からはずれて申し訳ありません)
渡辺淳一先生のアドバイスは、正確にいうと、「手でも髪でも女性のカラダの一部にちょとだけ触れて反応を見る」というものですから、「手を握る」という段階以前のものです。
バーで手を握り合っている客について、ワタナベ流にいえば、手なんか握っていないで、さっさと次の段階に行きなさい、ということなのでしょう・・・。
>猫だまし様
こんにちは。
マスコミの世界やビジネス界で、現実には、「枕営業」は、よくあることでしょう。この問題については、別のエントリーを立ててみましたので、ご一読下さい。
「バーテン」はかなり職業蔑視した表現に受けとめられます。試しに銀座あたりのまともなバーでバーテンダーさんにこっそりと聞いてみてください。
「バーテン」が省略形であるとは認識していましたが、職業蔑視的なニュアンスがあるとは知りませんでした。何パーセントかでもそう受け取る方がいらっしゃるなら、丁寧に呼ぶ方がいいですね。ご教示どうもありがとうございます。
行儀といえば…
バーに行ってよく目にするのは、女性客の行儀の悪さです…はい。
男性で、特にバーに行き慣れてる男性で行儀の悪い人ってあまり見ないです(厳しく見れば至らない所はあるでしょうけど)
みなさん最低限は落ち着いてらっしゃいます。
以下、偏見ですが…
男性はバーに来たら、場にさりげなく溶け込もうとするんですよ…
まるで静物のようにね。
女性は自分が主役になっちゃうんです。そしてとてもハイになる。
酷いと周りの配役まで決め始める…
時代に逆走した提案をします
第11則
バーは女人禁制にすべし
「酒場」という場所に素人の女性が出入りするのは、何か不自然な気がする。
本来、緊張感と無言の交感のある場が、一歩間違えば猥雑と無節操に堕しかねないような。
これ穢れ、の意識かな?
時代錯誤か。
でも正直、そんなベチャベチャしたバーでは、飲みたくない。
だから女人禁制。
以上です。
自由が丘の某バーではショップカードに
『BARに来るのって…
日常からの逃避?
酒との対話?
男女のム・フ・フ?
トイレ以外の自分の時間?
なんとなく来ちゃった?
出会いのキッカケ?
友とのコミュニケーション?
それとも日課?
色々あるよね』
と書いてあるバーがあります。
初めてバーを利用する若者がこの店に行ったら
「バーとはそーゆートコ」という認識を持ってしまうでしょう。
経営者の方々にはくれぐれもバーの語源やバーの定義を知った上で看板に『BAR』の文字を掲げて頂きたいものです。
.
jtrfuhtur
仕事に関係する場と相手以外で、誰と付き合って、何をしていても、「関係ないでしょう、それは」という感覚が常識になるべきだと、アタマでは思うのですが、世の中がそうなっていない、ということから考えると、倫理というものは、少なくとも、事柄にだけ付属するのではなくて、個々の人間に属するものなのだと思えます。bhrdtds
自分は体質上酒がダメなのでバーに行った事はないのですが、バーに限らずその店の雰囲気などを感じ良い客でありたいと思わさせられました。
俺は客だからもてなせ!みたいな人が目立つ今だからこそ切にそうありたいと思いました。
平気で「バーテン」とか言ってたみたいだし(笑)
2時間にビール一杯はひどいけれども、30分に一度頼めとか、何様ですか
そんなことはご存知の上で何か意図があっての言葉使いと思いますが、念のため。
お客様がこいつはバーテン、この方はバーテンダーと使い分けるのが当たり前だと思います。
またお客様もマナーが悪い相手にはそういった対応をするバーテンダーもいるので、お店として何を守りたいのかが大切ですね。
それをいかに美味しく仕上げるかが、バーテンダーの腕の見せ所だと思いますが。
バックバーのハードリカーを頼まないのは上客じゃないみたいな態度の店は、個人的に除外ですね。
まあ生ビール一杯で2時間には同意です。。
「いかにも私はBARのことわかってますよ」的な思考が
知らないうちににじみ出てるのでは?
BARの楽しみ方をわかっていない君たちに教えてあげるよ
という上からの態度正直不快