評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
最近の家飲みボトル

私は家でもお酒を飲むし、特に、モルト・ウィスキーは夜中の原稿書きの友だ。しかし、ここのところウィスキーの買い出しに行っていないので、在庫が減ってしまった。
現在の家飲みボトルは、何れも蒸留所のオフィシャル・ボトルで写真の3本しかない。しかも、うち2本は、近所のスーパーマーケットに常備されている現行品だ。
左から順に、ラフロイグのカスクの(樽出しのアルコール濃度の)10年物、ラガヴーリンのダブル・マチュアード1990年、それにポートエレンの3rdリリースだ。順に、5千円、1万円、3万円を僅かずつ切る値段で買ってきた。
カスクのラフロイグは度数55.7度のもので、これは確か、ウィスキー雑誌で非常に高い評価を得ていたものだ。どこでも買えるモルトとしては、お買い得な一本だ。ストレートで飲んでも十分美味しいが、ラフロイグはソーダ割りに合うので、ソーダで割って飲むことが多い。一杯目のビールの代わりによい。もっとも、ソーダで割るなら、カスクのタイプででなく、もっと安価な普通のものでも美味しいので、そちらで十分だ。
ラフロイグのカスクのオフィシャル・ボトルは、クレゾール風の刺激臭はそう強くないが、口に含むと煙臭さがひろがる。空いたグラスがすっかり乾いてからでも、鼻を突っ込むと、かなり煙い。ラフロイグは刺激的だが、陽性で健康的な麦の印象が伝わってくる、酒質の「太い」(?)ものが多いように思うが、このボトルはまさにそのタイプだ。度数が高いせいもあって、インパクトが強く、ストレートでは、一度にそうたくさん飲めるお酒ではない(←経済的かも)。
ラガヴーリン(ある専門家のご教示によると「ラガヴァリン」ではなく、こう読むのが正しいらしい)のダブル・マチュアードは、熟成の途中でシェリー樽に移し替えて仕上げたダブル・マチュアードのシリーズの現行品だ。このシリーズでは、1989年蒸留のものが美味しくて人気がある。実は、近所のスーパーマーケットに1989年物が同じ値段で売っていたのだが、一本だけあったボトルを買って、当然ながらさっさと飲んでしまったら、次に補充されたものは1990年物だった。
こちらは加水タイプなので度数が低く43度で、シェリー樽の影響で、ラガヴーリンとしては甘口だが、ラガヴーリンらしい刺激臭(正露丸の臭いの気持ちのいいところだけを残したような)と僅かな煙臭さとオイリーな風味が最初にあって、その後からシェリー樽のややタンニンを含んだような渋い甘さが出てくる。飲み干した後に喉の奥から戻ってくる香りにも甘さがある。鋭い香りも残っていて、「シェリーぼけ」した感じにならない点がさすがラガヴーリンだ。
味に拡がりがあって、フルーティーなニュアンスも僅かに感じた1989年物には及ばないが(←記憶が頼りだから、比較は不正確なのだが)、値段を考えると十分満足だ。
口当たりがいいので、減りが早い。また買いに行くことになりそうだ。
ポートエレンの3rdリリースは、昨年11月に原稿書きが溜まっていたときに、コーヒー豆を銀座に買いに行くついでに買ってきた。家でもちょっといいものを飲もうと思い、働く自分に褒美を与えることにした。ポートエレンはもともと好きなお酒だし、その前に、2ndリリースを一本飲んで満足していたので、3rdリリースを買ってみた。
ポートエレンは、アイラモルトのクレゾール的な刺激と同時に、乾燥フルーツの渋みのような、僅かな甘さと華やかさを感じさせる甘美なモルトだ。何となく女性的なニュアンスを感じるお酒だ(対して、ラガヴーリンはいかにも男性的だ。思い込みかも知れないが)。
しかし、ポートエレンには、「外れ」も多い。神保町の師匠の言によると、ポートエレン蒸留の最終年の1983年物には特に外れの危険性が大きいという。
この3rdリリースは、1979年蒸留の24年物で、79年は信用できそうだし、オフィシャル物なので無難だろうと思った。度数も57.3度あって期待できると思った(一般に加水して度数を下げたものよりも、樽出しの度数のものの方が風味が豊かなことが多い)。
味は悪くはないが、正直に言うと、少し期待値を下回った。口に含んだ際のインパクトは十分にあるし、刺激臭も、甘みも、華やかさも予定通りあるのだが、香りと甘さが幾らか過剰で、たとえて言うなら化粧品臭い。
外資系の会社の受付によくいるような香水の強い女性がお好きな方にはいいかも知れないが、私は、お酒も女性も化粧品臭いのは苦手だ。
何はともあれ、在庫が3本では、夜中に一人で「バー・ヤマザキ」をやっても面白くない。近日中に買い出しに行って来ようと思う。取りあえず、アードベッグ、タリスカー、ロングモーン辺りのボトラー物(蒸留所の瓶詰めではなく、ボトラーが樽を買い付けて瓶詰めしたもの)が狙いだ。
現在の家飲みボトルは、何れも蒸留所のオフィシャル・ボトルで写真の3本しかない。しかも、うち2本は、近所のスーパーマーケットに常備されている現行品だ。
左から順に、ラフロイグのカスクの(樽出しのアルコール濃度の)10年物、ラガヴーリンのダブル・マチュアード1990年、それにポートエレンの3rdリリースだ。順に、5千円、1万円、3万円を僅かずつ切る値段で買ってきた。
カスクのラフロイグは度数55.7度のもので、これは確か、ウィスキー雑誌で非常に高い評価を得ていたものだ。どこでも買えるモルトとしては、お買い得な一本だ。ストレートで飲んでも十分美味しいが、ラフロイグはソーダ割りに合うので、ソーダで割って飲むことが多い。一杯目のビールの代わりによい。もっとも、ソーダで割るなら、カスクのタイプででなく、もっと安価な普通のものでも美味しいので、そちらで十分だ。
ラフロイグのカスクのオフィシャル・ボトルは、クレゾール風の刺激臭はそう強くないが、口に含むと煙臭さがひろがる。空いたグラスがすっかり乾いてからでも、鼻を突っ込むと、かなり煙い。ラフロイグは刺激的だが、陽性で健康的な麦の印象が伝わってくる、酒質の「太い」(?)ものが多いように思うが、このボトルはまさにそのタイプだ。度数が高いせいもあって、インパクトが強く、ストレートでは、一度にそうたくさん飲めるお酒ではない(←経済的かも)。
ラガヴーリン(ある専門家のご教示によると「ラガヴァリン」ではなく、こう読むのが正しいらしい)のダブル・マチュアードは、熟成の途中でシェリー樽に移し替えて仕上げたダブル・マチュアードのシリーズの現行品だ。このシリーズでは、1989年蒸留のものが美味しくて人気がある。実は、近所のスーパーマーケットに1989年物が同じ値段で売っていたのだが、一本だけあったボトルを買って、当然ながらさっさと飲んでしまったら、次に補充されたものは1990年物だった。
こちらは加水タイプなので度数が低く43度で、シェリー樽の影響で、ラガヴーリンとしては甘口だが、ラガヴーリンらしい刺激臭(正露丸の臭いの気持ちのいいところだけを残したような)と僅かな煙臭さとオイリーな風味が最初にあって、その後からシェリー樽のややタンニンを含んだような渋い甘さが出てくる。飲み干した後に喉の奥から戻ってくる香りにも甘さがある。鋭い香りも残っていて、「シェリーぼけ」した感じにならない点がさすがラガヴーリンだ。
味に拡がりがあって、フルーティーなニュアンスも僅かに感じた1989年物には及ばないが(←記憶が頼りだから、比較は不正確なのだが)、値段を考えると十分満足だ。
口当たりがいいので、減りが早い。また買いに行くことになりそうだ。
ポートエレンの3rdリリースは、昨年11月に原稿書きが溜まっていたときに、コーヒー豆を銀座に買いに行くついでに買ってきた。家でもちょっといいものを飲もうと思い、働く自分に褒美を与えることにした。ポートエレンはもともと好きなお酒だし、その前に、2ndリリースを一本飲んで満足していたので、3rdリリースを買ってみた。
ポートエレンは、アイラモルトのクレゾール的な刺激と同時に、乾燥フルーツの渋みのような、僅かな甘さと華やかさを感じさせる甘美なモルトだ。何となく女性的なニュアンスを感じるお酒だ(対して、ラガヴーリンはいかにも男性的だ。思い込みかも知れないが)。
しかし、ポートエレンには、「外れ」も多い。神保町の師匠の言によると、ポートエレン蒸留の最終年の1983年物には特に外れの危険性が大きいという。
この3rdリリースは、1979年蒸留の24年物で、79年は信用できそうだし、オフィシャル物なので無難だろうと思った。度数も57.3度あって期待できると思った(一般に加水して度数を下げたものよりも、樽出しの度数のものの方が風味が豊かなことが多い)。
味は悪くはないが、正直に言うと、少し期待値を下回った。口に含んだ際のインパクトは十分にあるし、刺激臭も、甘みも、華やかさも予定通りあるのだが、香りと甘さが幾らか過剰で、たとえて言うなら化粧品臭い。
外資系の会社の受付によくいるような香水の強い女性がお好きな方にはいいかも知れないが、私は、お酒も女性も化粧品臭いのは苦手だ。
何はともあれ、在庫が3本では、夜中に一人で「バー・ヤマザキ」をやっても面白くない。近日中に買い出しに行って来ようと思う。取りあえず、アードベッグ、タリスカー、ロングモーン辺りのボトラー物(蒸留所の瓶詰めではなく、ボトラーが樽を買い付けて瓶詰めしたもの)が狙いだ。
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本当にたまにしか行きませんが、BARではラフロイグのハイボールを飲みます(ハイボール=ソーダ割り、でいいのでしょうか?違いがあるかどうか分かりません)。日本のウィスキーではあまりおいしくありませんね。
自宅では土日しか飲みませんし、食中酒にしてるのでビールか安ワインにしてますが、このご時勢ですので、ラフロイグのボトルとソーダを買ってきて飲めば案外安上がりになるかもしれないと思いました。
株、経済の話より、ギャンブル、お酒、カメラなどの話題の方が私は好きです。これからも、この手の内容増やしていただくと個人的にはありがたいです。
我輩もアイラモルトが好きで週に5日は家でのんでます。今夜はボウモア12年を飲んでみました。薄給なので5000円以上の酒は買えません。なんか液体の銭を飲んでる気がして・・・。
ブレンデッドですがホワイトホース12年は安い割にキーモルトがラガブーリンなだけあってそこそこ美味いですね。まあ投資も酒も身の丈が良いのでしょう。
グラスとかはこだわってますか?
我輩は最近ショットグラスに替えました。飲むときにはきっちり容量を計って呑んでます。呑みもマネジメントするとうまい!
ラフロイグ+ソーダは、お酒の品数がパッとしないバーに入ってしまったときなどに「ギネス」と共に使える選択肢ですね。
拙宅にはパル・システムに宅配して貰った「ただの炭酸水」の缶がたくさんあり、いつでもソーダ割りが出来るようになっています。
ブログを始めたときは、ギャンブル、お酒、食べ物などの話を気楽にたくさん書く予定でしたが、気付いてみると、マーケットと経済、それに長文のエントリーが多い「重いブログ」になっていました。何の制約もないのですが、成り行きです。思うとおりにならないものですね。
>波多利郎さま
ホワイトホースのオールドボトル(たとえば70年代に瓶詰めされたもの)のソーダ割りは、とんでもなくおいしい場合がありますね。神保町のバーで飲んだことがあります(→http://www.ff.iij4u.or.jp/~yukiom/)。
グラスはあまりいいものを持っていません。先がややすぼまったタイプのショットグラスですが、あるモルト・ウィスキーの付録でついていたものを主に使っています。馬券でも当たったら、記念にいいのを買おうと思っています。
1本5000円を上限にすると、オフィシャルのラガブーリン(並行輸入品がこれくらいで買えます)とラフロイグのカスクの二本が双璧でしょうか。どちらも満足できると思います。私は、行きつけのスナックには、持ち込み料を払って、こうしたお酒をキープしています。
他には,ニッカの「十年浪漫倶楽部」で申し込んで5年目の昨秋に送られてきた余市のカスクを,大事に飲んでます。あと5年たって,10年物が2本送られてくるのが楽しみにしながら。
以前は,万馬券を当てたら,それを元手にふだんより高いウィスキーを買うことにしていたのですが,すっかり馬券を買わなくなってしまい,このところ,5千円程度でお釣りの来るボトルが中心です。
前述の「十年浪漫倶楽部」も,3連複で6万円程度の配当を得て(私の史上最高配当です),十年くらい余韻に浸るために申し込んだものです。
このところの円高ポンド安で,もう少し価格が安くなるのではないかと期待しているのですが,店頭価格は少しも下がっていないようですね。
持ち込み料は払ったことはないのですが、
(直接払っていないだけで間接的に徴収されているだけなのかもしれませんが)
わたしも、地元(川崎)のスナックで、オフィシャルのラフロイグを持ち込んでキープしてもらっています。
入店間もないお姉さんに、
「このくらいでいいですかあ~」と、
出がらしの麦茶状に水割りされたラフを出され(絶句)、
「もったいないっ」とおもいつつ、
決して顔には出さず「ありがとう!」といってチビチビやりつつママが、
「あら、○○ちゃん、kataさんは、小さいグラスでストレートなのよ」
「え~、いってくださればよかったのに~」という場面は数度。。。
「じゃ、つくりなおしますね」って(さらにもったいない)。
ただし効用もあって、「私もいただいていいですかあ」
と一度はいわれるが、大抵一杯飲むと次からは当方のボトルから飲もうとはしないので(ラフの強烈さに閉口して)、
その点は余分に中身が減らずに大いに助かっています。
いつも楽しく拝見しています。特ダネでも時折みてます。
イギリス帰りの友人の土産で、アードベッグを頂き、こんなスコッチがあるのかと驚きました。いらいアイラモルトのファンになり、他のシングルも色々試しています。ブレンデッドはまだよくわかりません。
ところが足元を見ると日本にも優れた蒸留酒が沢山あります。芋麦コメ、泡盛なども常時5本ぐらい自宅において、今日はスコッチ昨日は焼酎と楽しんでいます。
持ち込み&キープというのは、割合合理的なやり方だと思います。ただ、キープ料を幾らにするのがいいのか、納得性のある習慣が世間に根付いていないのが、ちょっとやりにくいところです。
>まこと様
日本のウィスキーでも「余市」には時々美味しいものがありますね。
以前、ディック・フランシスの競馬ミステリにラフロイグのシングルモルトが登場するとコメントさせていただいたことを思い出しました。
その作品は『証拠』です。
原題は「Proof」・・・。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
さて、私はあまり酒は飲めずビールなど飲むと350
mlくらいで真っ赤になるのですが、比較的ウィ
スキーが体に合うらしく、ウィスキーなら少し飲め
ます。
そこで、最近ウィスキーを飲みたいと思っているの
ですが、何を飲んで良いのか分からないので、ご教
授願えたらと思います。
値段が3000~5000円程度で、癖があまりなく甘口の
物が希望です。
その時の飲み方(ストレート?ロック?ソーダ割り?)
や、割る時の水や炭酸水の選び方なども教えていただ
けたらと思います。
なにぶん初心者なので易しくお願いします。
いらっしゃいませ。
ウイスキー入門ですか。
せっかくだから、
シングルモルトをお勧めしたいですね。
「癖がなく甘口」というのは、
私の好みと些か異なるので、
自信をもってお勧めできる訳ではないのですが、
スペイサイドのモルトがいいのかなと思います。
(癖があっても良ければ、
ラガブーリンのオフィシャル16年のボトルが、
5000円くらいで買えるので、
これをお勧めしますが、
やっぱり癖があるので、
無理するには及びません)
現行品でどれが美味しいのか、
あまりたくさん飲んだわけではないのですが、
1)グレンリベットの現行品が案外普通に美味しいとおもうことがありますし、
2)ロングモーンは深い味でいくらかスパイシーですが、これはハズレがなくて、美味しいし、
3)もう少しやさしいかんじだとベンリアックがいいかな、とも思います。
あと、人気があるのはマッカランですが、
私は現行品は、昔ほど美味しくないような気がしています。
素人なりに色々調べ考えて「ロングモーン」の16年(オフィシャルボトル?)をネットで注文しました。当初の予算の2倍になりましたが、せっかく注文するなら良いものをと奮発しました。1週間程度で来ると事ですので、飲んだ感想などをまた書き込ませていただきたいと思います。
「ロングモーン」とはゲール語で「聖人の場所」とのこと。その意味に惹かれ、また、バニラやレーズン、ラム酒のような華やかな香りで食前酒に最適と評価していたので決めました。
ところで、調べてみて分かったのですが、ウィスキーの世界というものもなかなか奥が深いものですね。新しい世界を知る事が出来た事は、人生に広がりを与えてくれたような気がします。
山崎さんには今後「ウィスキー入門」?など趣味の分野の著書も期待したいと思います。
ワイン・シャンパン系はたしなまれないんでしょうか。
自分は元々下戸でしたが、人に料理を出す際に必要になり、最近になってやっとお酒に興味が出てきたという完全初心者です。
食事(主にイタリアン)と一緒に出すためワインやスパークリングがメインになりますが、お酒に詳しい人が来るとトンチンカンなモノを出していないか、いつもヒヤヒヤしてしまいます^^;
今度はお酒のツマミの話題も書いていただければ、と勝手に期待してます。
色は濃い琥珀色とでも言うのでしょうか?液体は心持ちトロッとしているように感じます。バニラやレーズン等の香りは初心者の私には感じられませんでしたが、スパイシーな印象は持ちました。
初めストレートで、それからロック、水割りと飲み進めました。やはり水割りが飲みやすいですね。ソーダ割の場合やはり甘みのないソーダが良いのでしょうか?また教えてください。
これから時間をかけてウィスキーを楽しんでみたいと思います。
ロングモーン、ご到着おめでとうございます。
ソーダは、やはり甘くないものがいいでしょう。ただ、ロングモーンはソーダにはあまり合わないかも知れませんね。
ソーダには何と言ってもラフロイグが合うように思います。オフィシャルボトルの一番安いので十分です。最初の一、二回は飲みにくいかも知れませんが、慣れてくると、「これがいい!」と思い始めるようになります。
また、ライフロイグ・ソーダを飲んだ後にストレートでちびちびロングモーンを飲むと、ロングモーンの味の個性が引き立つのではないでしょうか。
あと、参考書を一冊。
土屋守「シングルモルトを愉しむ」(光文社新書)はモルトウィスキーの製造工程が詳しく書いてあってお勧めです。
いつもブログを拝見させていただいております。
最近、私もウィスキーに入門しようと思っており、入門の仕方を試行錯誤していたところで、バー・ヤマザキ(←ウィスキーメインの店っぽいですね)へ入店させていただきました。
お見受けする限り、アイラモルトがお好きなようですが、そこは何かこだわりがおありなんでしょうか?
やはり初心者は、スコッチでしょうか?
大学にいる間は全く飲む機会がなかったので、社会人になるきっかけでいいかな。と、そこでオススメのウイスキーを教えていただきたいです。あまり高くないものでお願いします。
まあ、現役の方は無理かもしれませんが、グラスゴーから小さい飛行機に乗って、着陸前に見るアイラ島は何にも無い島です。しかし、今でも蒸留所が8軒あるはずのウイスキーの島です。
ピートだらけの島ですから、乾燥燃料として使うピートの量が生半可でないのであの香りがするのでしょう。どう考えても征露丸ですよね。あまり受け付けない人も多いけれど、凄いキャラだからクセになるのでしょうね、好事家の酒?。
ラフロイグ、アードベック、土着の匂いのする酒です。それに比べるとボーモアはジェントル。
日本のウイスキーを評価しない人が多いですが、どっこい、スコッチウイスキー協会主催の品評会で、サントリー響がブレンデッドで最優秀賞を何度か取ったり、ニッカがシングルモルトで最優秀賞を取ったりして評価は凄く高まっているそうです。日本人にかかると何でも凌ぐから怖いですよね、相手としては。
スペイサイドでは、グレンリベットは20年前は高評価でしたが、今は落ちてるようです。現在はマッカランかな、でもスコッチ業界はこのところ凄い伸びで品質を心配する声もあるとか聞きます。
100年後には、日本がウイスキーのメッカだったりして・・。それもまた一興ですね。
アイラモルトへのこだわりは、昔の恋人が看護婦さんだったからです。というのは嘘で、15年ほど前に新橋のバーでバーテンダーから手ほどきを受けたからです。ラフロイグ、ポートエレンなどを知りました。
>プエラリアさま
大学ご卒業(予定?)おめでとうございます。
最初はなにがいいかですが、アイラ好きとしては、ラフロイグでもお勧めしたいところですが(ソーダ割りと共に)、最初からラフロイグだときついかも知れませんね。
現行品のオフィシャルボトルで安いものも調べてみないといけませんね。
>かくせいⅢさま
アイラ島で、ではありませんが、牡蠣にアイラモルトは、もちろん試したことがあります(メシ屋にミニチュアボトルをこっそり持ち込んで)。
どのモルトに関しても、おしなべて、70年代くらいに蒸留されて樽詰めされたものが美味しいようです。グレンリベットもマッカランもボウモアも昔の方がずっと美味しかったと私の現在の師匠はいいます。
ジャパニーズウィスキーの評価は既に相当のもののようですが、将来、さらにあがる可能性がありますね。
私は名字は「山崎」ですが、「余市」が好きです。次に男の子でも生まれたら、「よいち」という名前を付けて、ブレンダーでも目指させる(夢を見る)のも一興かと思っています。
以前より随分ゆっくり話しているのが印象的で、とても聞きやすかったです。
収録ではなく生出演の時もあんな感じだったらいいなと思いました。
データベースで
http://wine.smartlog.jp
が使いやすいですね
ブログに貼れますし。
例の国がミサイルを撃つのも安倍氏を望んでいるから、という面もあるように思います。hnrfd
以上、たぶん、風評被害、か、デマ、という琴にすればよいかね。ツイッターの住所は貼れないのね、川端幹人さんの、お言葉。gerw