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【ダイヤモンドオンライン】あの「もしドラ」の続編「もしイノ」を発売前に読んでみた

 ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」に「あの「もしドラ」の続編「もしイノ」を発売前に読んでみた」と題する記事を書きました。

 今週は、ベストセラーとなった『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海、ダイヤモンド社)の続編となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだら』(以下「もしイノ」)を、発売(12/4)に先駆けて、ネタばらしにならない範囲でご紹介しています。

 「もしイノ」の本家となるドラッカーの「イノベーションと企業家精神」(上田惇生訳、ダイヤモンド社)では、イノベーションとは「意識的かつ組織的に変化を探すことである」としています。
 更に、イノベーションについては、偶然や幸運によるので意図的に引き起こすことが難しいものという印象がありますが、本書の著者もドラッカーも、イノベーションを起こすための「コツ」や「型」というものは存在するとの立場です。そして、ドラッカーの種本でも「もしイノ」でも、イノベーションの「機会」を7つのパターンに分けて考えています。
 たとえば、イノベーションを起こそうとする者は変化に敏感でなくてはないとしています。ある商品が意外によく売れたような場合に、多くの企業はこの「変化」を見逃すかも知れませんが、これが重要な変化の兆候である可能性は大いにあるからです。

 また、「もしイノ」の主なテーマは「イノベーション」ですが、ドラッカーは常に「人材」を大切にする人でした。本書では、マネジメントを人に「居場所」を作り・与えることだと解釈しています。
 人は、自分は誰かを助けることができ且つ必要とされているという感覚を持つ時に、自分に居場所があると感じます。登場する人物の一人一人は地味でも、彼らが居場所を得て組み合わせられている有り様は、本書の読みどころでしょう。

 尚、前作の「もしドラ」を読んでいなくても、「前作はこんな事を言っていたのだろう…」ということが伝わる作りになっているので、「もしイノ」から先に読んでも大丈夫だということを、最後に付け足しておきます。
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