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【エンジニアの生きる道】「360」で今と老後をつなぐ

 株式会社VSN様(技術系人材サービス業)のWEBサイトにて、「経済評論家・山崎元の「エンジニアの生きる道」」というタイトルで、月一回、エンジニアの方に向けたコラムを書いています。
 今月は、「「360」で今と老後をつなぐ」と題する記事を書きました。

 「安心な老後には幾ら必要か?」は、マネー誌などでしばしば見かけるテーマですが、答えるならば「老後の生活による」としか言いようがありません。
 老後の生活について考える上での心構えは、3つあります。

1・老後は、現役時代と比べてお金が無くても、何とか生きてはいけるはずだ。
2・公的年金は、将来減りはするが、破綻して無くなることはないことを知っておく。
3・後の生活費の問題をお金の運用で一気に解決しようとしないことが肝心だ。

 老後の経済問題は、もっぱら現役時代とリタイア後の支出の時間配分の問題なのです。「老後不安商法」に引っ掛からないために、老後の心配に過剰反応しない事こそが重要です。

 更に記事本文では、老後の経済生活が大まかにどのようなものになるのか、具体的に考える方法として「360」という数字を使った方法をご紹介しています。

 もっとも、老後対策で最も重要なことは、高齢化しても働ける、能力・場所・健康の3点を準備しておく事です。インフレ対策の点でも、お金が必要になる不測の事態への対応の点でも、一番安心なのは、将来も稼ぐ方法を用意していて、働けるように準備しておくことなのです。
 セカンドキャリアは、健康で歳を取りさえすれば誰にでも訪れる問題ですが、準備には長い時間が掛かります。一般論を言うなら、45歳くらいから考え始めておくべきでしょう。
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コメント
 
 
 
解答になっていないのでは? (今井雄太郎)
2015-10-31 20:41:03
年取っても働けるようにしておく、というのは「老後を安心して過ごすにはいくら必要か?」という命題に対して、「どんなけあっても安心はできない」と応えているようで、解答になっていないと思います。現実的ではないと思えるにしても、例えば10億円と回答しておいて、準備できないならば、年取っても働けるようにしておけ、というのが解答じゃないでしょうか?

なんの助けにもならない文章を公開するよりは意味のあることだと思いますが、いかがでしょうか?
 
 
 
Unknown (Unknown)
2015-10-31 20:41:33
年取っても働けるようにしておく、というのは「老後を安心して過ごすにはいくら必要か?」という命題に対して、「どんなけあっても安心はできない」と応えているようで、解答になっていないと思います。現実的ではないと思えるにしても、例えば10億円と回答しておいて、準備できないならば、年取っても働けるようにしておけ、というのが解答じゃないでしょうか?

なんの助けにもならない文章を公開するよりは意味のあることだと思いますが、いかがでしょうか?
 
 
 
 ()
2015-11-03 02:29:33
リンク先読んでますか?
私は大いに参考になりましたが・・・

下記に貴方の収入を代入してみてはどうでしょうか

現役時代に、手取り収入の3割を貯め続けた人は、年金も考慮すれば、現役時代の平均とほぼ変わらない支出を続けても大丈夫だろう。傾向として、高齢になると支出は減るので、もう少し少なめの貯蓄でも安泰だ。
 
 
 
私は360がためになりました (雪渓)
2015-11-12 07:54:16
私は360がためになりました。
偶然ですが、今日の私の資産は10800万ピッタリでした。それとは別に現金で買った持ち家があります。
30年間、毎月30万円切り崩しが可能で、それとは別に年金がもらえるのですから私の老後は金の心配とは無縁とです。かなり豊かに暮らせます。嬉しいです。
私は現在40代前半で、小中学生の子供が3人いますが、月の生活費は30万未満です。無一文どころか、奨学金の返済から始めた会社員生活で、ちょっとした資産を作れたのは本多清六先生と山崎さんの本のおかげです。
これからもためになる記事を書いてください。
 
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