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【DOL】呆れるか?腹が立つか?働いてみたいか?週刊ダイヤも知らない投資銀行ビジネスの「今」

 ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」に「 呆れるか? 腹が立つか? 働いてみたいか?週刊ダイヤも知らない投資銀行ビジネスの「今」 」と題する記事を書きました。(※リンクをクリックすると、新しいページが立ち上がります。)

 今週の『週刊ダイヤモンド』第3特集「囚われた投資銀行」では、グローバル金融規制強化でビジネス環境が変わる投資銀行業界を取り上げています。

 投資銀行マンのビジネス・モデルは、「他人にリスクを取らせて、アドバイス料と成功報酬をたっぷり取る」と、至ってシンプルです。

 彼らの収入は、仕事で稼いだ利益に応じて支払われる成功報酬型の報酬システムによります。これは、金主に大きなギャンブルを打たせるほど期待収益が増加する「代打ちギャンブラー」のようなものです。
 そのため、カモが大きなリスクを取ってくれるなら、仕事の器は何でもよく、所属する会社自体は、単に儲けるための器に過ぎません。個々の投資銀行マンにとっては、自分が儲けることの出来るビジネス・チャンスが十分あれば、会社はどこでもいいと思っていることでしょう。

 投資銀行ビジネスの将来について考えると、今後しばらく、投資銀行の中であれもこれもやっていたビジネスを、投資銀行の外に独立して切り離されたり、投資銀行の中から個人がスピンアウトして目的に合わせた会社を作ったりする、「アンバンドリング」がトレンドになるのではないでしょうか。

 ただし、その場合でも、無知な顧客や不都合な状況を隠蔽したい顧客、儲けにつながる市場の歪み、などが存在する場合に、金融マンに「カモられる」顧客や資金が無くなるわけではありません。
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