goo

二つの生活改造

 現在、二つの生活改造に取り組んでいます。

 一つは、この4月から、朝、普通の時間に起きる生活への、転換を図っています。先週の日曜日から始めて、一週間ちょっとが経過しました。
 これまでは、午前中遅くに起きて、午後にどこかに(楽天証券とか、自分の会社とかに)出社、夕食、お酒と来て、零時くらいに帰宅して、原稿を書いて、午前4時くらいに寝る、という、フリー・ライター型(?)の生活時間割でしたが、これを、朝7時に家族と共に起きて、保育園に出かける子供を見送り、午前中に一本原稿を書き、昼頃出かけて、できれば夜8時程度までに帰宅して、子供をお風呂に入れて、多少仕事をして、午前1時くらいには寝る、という生活に修正しようとしています。敢えて名付けるなら、「二足のわらじサラリーマン型」でしょうか。
 これまで、飲んで帰っても、(能率は落ちるが)原稿は書ける、というのをいいことに、夜型の生活をしていましたが、さすがに家族と生活時間がずれ過ぎるし、諸々の能率に疑問を持つようになり、この際、大転換(私にとっては)をしてみよう、という決心に至りました。
 いかにも不健康な夜型生活は、これまで案外私の健康には害をなさず、あれだけ不規則で、かつそこそこの量の飲酒を毎日伴っていながら、先般受けた健康診断の結果では、γ-GT:59→49、GOT:27→23、GPT:24→14、尿酸:6.4→5.7、中性脂肪:117→91、総コレステロール:206→157と、各種数値は、何れも許容範囲内に納まっており、しかも、前年よりも低下傾向にありました(左が前年値→右が今年の数値)。規則正しい生活にすると、かえって、どこかが破綻するのではないかと不安ですが、やってみることにします。
 では、飲んで、歌って、大騒ぎ、というようなことは、止めるのか、というと、そんなことは考えて居ません。主に金曜日の夜、或いは、別の曜日は子供をお風呂に入れて、夜8時くらいから(幸い、家の近所に、飲み喰い処多数アリ)、出かけて飲めばいいやと思っています。
 先週は、金曜日夜~土曜日の朝(7時!)にかけて、飲んで歌ってを実行して(前々からの予定でしたが)、生活のリズムを狂わせてみましたが、次の、日曜日には修正できたので、まあ、時にはこのような飲み方をしても大丈夫でしょう(実験にお付き合いいただいた方々に、感謝します!)。
 仕事の打ち合わせに夜の飲食が伴うことも多かったのですが、これは、半分程度を昼(ランチ)に移すつもりでいます。但し、まだ、この生活時間帯に自信がないので、ランチの約束を予定に入れるには至っていません。
 
 もう一つの改造というか、方針転換は、本や書類・ビデオのストックを減らすことにしたことです。
 これまでに、とても完全には網羅できていませんでしたが、自分が書いた原稿やインタビューされた記事などを、出来るだけ保存しておこうと思っていましたが、整理が追いつかないと家が散らかる(→イライラの原因になる)、しかも、整理しても当面は後から見そうにない、という見切りを付けて、自分の原稿・記事が載っている未整理の雑誌を200-300冊捨てました。
 テレビに出演した際の録画テープ(網羅はしていませんが、それでも数十本ありました)も、思い切って全て捨ててしまいました(DVDがちょっと残っているだけです)。
 自分の過去の記録が相当程度不可逆的に失われるので、正直なところ、残念な気持ちもありますし、職業的に残しておかなければ無責任ではないか、という懸念も一方にあったのですが、「日常生活」と「こらからの仕事」を優先することにしました。個人的な仕事については、収納スペースが豊富にあったりとか、整理をしてくれる秘書が居たりとか、ではないので、自分を身軽にしておくことの方が重要です。
 目下、拙宅に(会社にとは別に)、新聞が6紙、雑誌が20数誌来るので、これらの紙の量を考えただけで、何らかの改造は、どのみち必要でした。しかし、先般の引っ越し(昨年10月)の際にも、及ばずながら整理して、荷物として持ってきた主に雑誌を捨てるのですから、自分には、一貫した計画性が無いことや、効用関数が安定していないことなどが、実感として良く分かりました(これが、他人にも広く当てはまるとすると、現在の経済学の相当部分は、書き替えが必要になります)。
 過去に書いたものや話したことが問題になった場合は、どうしても必要であれば、探す手段はあるだろう、と割り切ることにしました。私は、過去を振り返り、噛みしめるタイプの老人にはならない予定ですし、子供達にも、過去よりも、自分の将来に興味を持て、と言うつもりでいます。
 今後は、内容的に残しておきたいと強く思う物以外は捨てることにしますし、今までにファイルしてきた過去の仕事も、あきらめを付けつつ、更に捨てていくことを考えています。また、併せて、今後読んだり、参照したりすることがあるか、という基準に従って、蔵書も半分くらいに圧縮しようと思っています。
 是非残しておきたいような内容は、単行本など、独立した、残しておきやすい形のものにする、と考えると、本を書くモチベーションとしてもいいかと思っています。
 私は、物欲旺盛なのに整理整頓が下手だし、散らかっていてもモノが探せるし、片付けに時間かけるのが勿体ないと思っていたので、これまで、散らかったモノの中で暮らしていましたが、どうも、生理的には、スッキリと片付いた空間で暮らしたいという矛盾した嗜好を持っているらしきことを、近年になって自覚しました。
 一生実現は無理でしょうが、たとえば、ホテルの部屋のような片付いた部屋に、本棚一つと、パソコン2台(1台はノート型。バックアップは常に必要)程度のものだけを置いて、スッキリと暮らしたい、というのが、生理的には、ある種の理想として夢見る生活空間です。
 もちろん、現実は、これと大きく隔たっており、理想に近づくために一番必要なことは、他人の協力や経済力よりも、自己の性格を改造することです。
コメント ( 20 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする