山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

二つの劇団+新事業

2008-11-05 23:31:19 | モノローグ【エトセトラ】
 今年に入ってから二つの劇団を同時進行的に取り組んでいる。
 
 一つは30年目に入った劇団夢桟敷。
 この8月に「寺山修司没後25年企画・疫病流行記」公演を終え、11月26日~28日は「夢の下張り・・・」公演。
 これは30周年として行われる。30年前の復刻改定版!
 稽古中に「これが小劇場なんだ!」と口を突いて出る作品になる。

 二つは今年から立ち上げたユニット劇団。
 ブラジル移民百周年を記念して移民船笠戸丸から命名した「劇団笠戸丸」。熊本の学生たちが主に集まっている。若い演劇集団。
 今年の4月に「ボクノフルサト。」公演を終えたが、一発のつもりが来年2月にブラジル公演(4都市)へつづく。

 二つの劇団を同時進行的に稽古しており、スイッチの切り替えにも慣れてきた。
 一日24時間。寝ている時以外は全て演劇のことばかりで過ごしている。

 ☆ 

 稽古終了後に北九州市から稽古見学に来た海幸大介君(30年前の旗揚げメンバー)と来年春からの事業計画の打ち合わせをする。
 演劇とは関係ない事業計画だが、劇団の経済的基盤を生み出す機動力と位置づける。
 事業内容は運送業。・・・小型トラックでのネットワークで全国展開になりそうである。
 彼(海幸君)は北九州市から熊本に拠点(事務所)を移してくる。運送業のキャリアは充分ある。私は熊本の運送会社とパイプを作ることが主な仕事になる。つまり営業。
 運転免許を持っている劇団員たちも、何人かはここで経済基盤を作り出すことを望みながら計画が弾んだ。

 演劇のパトロンが現れなければ、自分たちでパトロンになる挑戦である。
 多角的な方向で考えたい。

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2 コメント

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Unknown (蝉丸)
2008-11-07 05:23:16
二つの劇団は大変だなあ、と思いつつ気になっています。
多くをしすぎると、一つのことが消化不良になってしまうこともありますから心配です。
劇団員の皆さんも大変ですね。鍛われますね。
山南さんは昔から口八丁手八丁なところがあって危ない橋を渡って来た人です。
何度か橋から落ちた姿を見たことがあるような?????それにしてもよく生き延びてきたものだと驚いてしまいます。

運送業ですか?????これにも驚きました。
いずれにしても、「夢の下張り 梅川事件’79」も驚くような仕掛けがあるのでしょうね。

>多角的な方向で考えたい。

ぼくも参考にしてみたいと思います。
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多角的 (山南)
2008-11-07 14:40:35
 人には「多才型」と「融通が利かない集中型」と「無能型」があるようです。

 どれも当てはまるようで当てはまらない。

 しかし、「多角的」と「多目的」とは違います。
 つまり「目的」は少ない。少数であればあるほど価値は高まります。
 
 今を見つめて動いている。今はこれしかありません。

 まるで禅問答のように。
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