山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

夜逃げの一座 (近況)

2012-11-19 17:07:32 | モノローグ【エトセトラ】
とうとうパンクしてしまった。
パンクと言っても車のタイヤのことではない。ビール腹のことでもない。
それに気付いたのが今年の6月。



16年間住み続けた劇団の事務所兼自宅兼物置スペース(熊本市北区清水)マンションのこと。
最早、日本国憲法で保障されている最低の生活空間ではなくなっていたのである。

8畳ー6畳ー7畳とリビングには人もモノも納まりきれなくなっていた。
現在、3DKに親子3人(息子)が肩を寄せ合っていたのだが、公演があるたびに道具が増えていき、座長=ツマと私が寝る隙間がなくなってしまっていたのだ。
人が訪れるとゴミ屋敷に住んでいる哀れな劇団家族と思っていたのではないだろうか。
ゴミではない!・・・そう叫ぶと気が狂ったのではないかと思われるから心の中だけで「宝物」だと叫んでいた。

その対処として・・・

6月よりアートの活動拠点である熊本市中央区河原町に秘密基地と名付けて長屋ビルの一室を借りた。
劇団の大道具を移転。
ここではワークショップや展示会をするつもりでいた。
ところが、予算がないため内装を完全手作りのつもりでいたが、作業が進まず。
結局、11月末を目標にシコシコと数人でスタジオ作りを進めている。とりあえず、物置としては活用できているのだが・・・。

公演が終わった11月より私と座長が北区の自宅を出ることになり、契約していたアパート(東区動物園近く)に生活荷物と小道具、音響・照明器具、事務書類、劇団の衣裳などの運搬が始まった。
只今進行中。
いよいよ本格的に東区の方へ定着できそうな気配。

尚、北区の方は娘サキ夫婦(12月に結婚予定)が劇団の連絡事務所として引き継ぐことになった。
劇団の企画制作事務所として、新たに管理人として娘サキ夫婦が担当する予定。
本人たちは今年の3月より「猫目おろち」(企画プロデュース)を立ち上げており、この環境は条件が良い。

北区はリビング、キッチンに劇団員たちが集まり吞み会や打ち合わせ場所としては最適なのである。
キッズ部会の稽古場も歩いて1分のところ。ここを手放す訳にはいかない。

写真は私たちが住む新居である。



歩いて10分程度のところに健軍商店街、熊本市動物植物園、江図湖がある。
コンビニも乱立しており夜の買い出し(タバコと酒)に苦労することもなし。
新興住宅街であり、若い家族と子どもたちが多い。
畳はイ草の匂いが充満している。日当たり良し。
交通ラッシュも路面電車を使えば関係ない。
「秘密基地」河原町への通いは電車を使うことにした。駐車場の心配も解消した。



座長の実家(山都町。私は九州山地の別荘と名付けている)も通いで1時間以内。

という訳で、今、夜逃げの一座、近況のお知らせまで。

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