山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

幽霊日記No.4

2010-07-04 23:00:49 | 企画2009~2015
流山児事務所「お岩幽霊」熊本公演が目の前に迫って来た。
彼らは明日7月5日より四国松山に向かう。
松山→熊本→福岡のツアーだ。

わが劇団(と言っても、私、座長、卓さん、海幸大介の世代)としては、31年前にお世話になった劇団(当時は「演劇団」と名乗っていて、今の事務所の前身)でもあり、アングラ劇第二世代の旗手とも言われていた。

私たちは東京高田馬場にある群六舎スタジオを稽古場に使っていた。
ここで稽古をしていた劇団は、演劇団(流山児祥さん)の他に、転位21(山崎哲さん)、ブリキの自発団(生田萬さん)、劇団日本(三原四朗さん)などが使っており、顔を合わす機会も多かった。

とりわけ、流山児さんにはお世話になり、演劇のイロハもわからない私たちを稽古に参加させてもらったり、劇団員を出演させてもらったりしていた。

今思えば、この経験が基本になっている。
東京から熊本に拠点を移してからの紆余曲折はあったものの、今の若い20代世代の劇団員たちにとっても、ひとつの流れを引き継いできたようにも思う。

この数年、熊本で「演劇大学」なる実践セミナーを4回おこなったが、流山児さんが熊本出身ということもあり、実行委員長も務めてくれ、若い演劇人や市民にも熱い風を運んでくれた。

「お岩幽霊」の公演を成功させたい。
私的なことだけではなく、現在の演劇を見て欲しい!と思う。
今や、日本を代表するトップランナーになった。

7月9日(金)まで、受け入れもラストスパート!