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記念日

2012-11-27 20:32:10 | 日記
おばあちゃん子というわけでもないが、私は、どこか祖母を真似ているところがあって、たとえば「聞きづらい、食べづらい」といった言い方は(NHKでも使っているから)標準語として正しいのだろうが、私は、「聞きにくい、食べにくい」と言う。 幼い頃、叔父の一人が「づらい」を使ったとき、祖母が即座に「にくい」に直すように教えた記憶があるからで、そういうことは自然に身につくものだ。 祖母は、記念日を大事にしていた。家族のみならず、友人の誕生日なんかも憶えていて(まだ戦争が激化しない頃は)、「今度の日曜日は、Aさんにお祝いにいかなきゃ」などと、カレンダーを見ていた。 もちろん正月だけでなく、月見団子(仲秋の名月)や柚子湯(冬至)など、とにかく記念行事が好きだった。それが私に遺伝したのか、先日書いた三島事件の日に、なぜテレビが三島特集を組まないのかと思ったりする。  年末年始はクリスマスと正月が間をおかずにやってくるから忙しい。私は孫達にクリスマスケーキ代を渡すが、お年玉は家人の相乗りにしている。これも祖母の感覚を真似ているもので、クリスマスはお小遣い・お年玉は貯金用という観念がしみついているのかと思う。 結婚記念日は、もしかすると、最大のアニバーサリーであるかもしれぬが、腰痛に邪魔されて、車で10分で行ける鎌倉プリンスホテルへも行けぬまま、昨年の金婚の日が過ぎた。 それでいいのよ、お酒とお鮨で充分じゃない・・大事なのは妻への感謝よ…、泉下の祖母の声が聞こえたような、聞こえなかったような…。

訳語

2012-11-27 09:05:28 | 日記
ベースボールを塁球とせずに野球としたのは名訳である…というのは、どこかで何度も読んだ記憶がある。もう1ツ野球のことで言うと、ショートストップを遊撃手と訳したのも、いいセンスだと思う。スポーツでは、卓球、庭球、蹴球あたりは、そのままの感じだが、ハンドボールを手球ではなく送球にしたのは、ちょっとした工夫だろう。 戦時中、敵国語として英吾が排除されたときは、多くの苦労があったはずで、パーマネントウェーヴは電髪になった。そのときいちばん(和訳が)難しかったのがインクだったそうで、万年筆用墨汁では長すぎるしねえl。。。 デートという言葉は日付だからピンとこないと書いたのは、山口瞳先生であるが、私はデートは、中高生の男女が昼間の道を歩きながらアイスキャンディーを齧る絵が浮かぶし、それが逢引きとなれば、『夜霧よ 今夜も有難う』のムードになる気がする。 マンションの本来の意味は豪邸だそうだけれど、そうなるとワンルームマンションはどうなるのだろうか。デパートメントストアを百貨店と訳したのは誰か知らぬが、上手いと思う。 千とか万(よろず)とすると却って高級感が失われ、百(八百屋の8分の1であるとしたところが巧みである。ところで、スーパーストアの和訳は何なのだろうか? コンビニエンスストアも便利屋と直訳するわけにはいかないだろうし、これは(百貨店と違って)そのままがいいか。