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ボケた

2021-05-30 10:14:39 | 日記
認知症という日本語は正しい日本語ではないのではないか。症というのは病のことだ。物事を認知する病というのは変だ。不認知症とするか、以前言っていた老人性痴呆症とするのが正しいだろう。ただ、前者は不認症と略され不妊症と紛らわしいし、後者は老人への敬意を損ねるとして、現在の語を厚労省が考えだしたのだろう。ま、誰がなんと言おうと、いちばんわかりやすいのは、ボケだろう。

私も完全にボケた。そのことを今朝確認した。またトイレのことになるが、コトを終えて立ち上がり、廃棄物を流そうとして、いつものボタンを押したのだが、水が出ない。変だな、壊れたのかなと思いながら3度4度とボタンに触れたがダメだった。中腰で立っているから腰が痛む。もう保たないと思って家人を呼んだ。すぐに家人が飛んで来て、流すのはその上の方のボタンだと言う。そうかと気づいたが、ちょっとした恐怖を感じた。このマンションに住んで約8年。どんなに少なくても日に3回はトイレの世話になっている。3×365×8がいくつになるのかわからないが、それだけなじんだ場所でのなじんだ行為がわからなかったのだ。ボケという他にない。これからはこういうことが繰り返し起こるのかと思うと恐怖だ。

ベッドの下の床から立てなくなった。これは一転不起症というのだろうか。それに忘却痴呆が加わった。たった2日前の出来事だ。家人はトイレのボタンを見に来た時、何も言わなかった。あきれているのか、諦めているのか。

DOWN

2021-05-26 11:31:17 | 日記
トイレからベッドに戻れなくなった。ベッドとトイレの間には3本の柱がある。マンションの建築材ではなく、私のために特注したものだ。その柱を左手と右手で交互に握りながら、脚をひきずって進むのだが、その脚が動かない。ヒザに力が入らない。2本目の柱に両手でつかまって、ヒザの回復を待ったが、そのままズルズルと体が落ちてしまった。腰の痛みに堪えきれなくなったのだ。DOWNである、むろん立ち上がる体力は無い。幸いだったのは、娘が出勤前だったことだ。家人が、とにかくベッドの近くへ行くようにと言うので、這って行く。這う這うの体、である。家人が「歩いていないからよ」と言う。それはそうなのだ。土曜日にワクチンを打ちに行き、土日月と、その副作用なのか、頭痛があって、歩行訓練をサボッている。娘が背後から抱き上げようとするが、手掛かりがない。「ズボンを穿いていたらよかったのに」と言う。たとえば車に乗り込むときなど、娘は私のズボンの背後部分を吊り上げてシートに乗せたりしてくれているのだが、それができない。最期はどうなったのかわからないが、家人が私の腕を、娘が全体を抱え上げるようにして、ベッドに帰れた。助かった。「ありがとう」が声にならない。息が苦しくて声が出ないのだ。

絶対に転ぶな、と自分に言い聞かせて毎日を生きているが、このような事件が起こるのも、85歳という老体であるからだろう。もう一度書くが、それに、今回はワクチンが加わった。土曜日に打って、今日は火曜日。少し和らいだが、昨日までは重い感じの頭痛があった。発熱はないが、ワクチンの副作用だろう。しかし、あれこれ考えても、転ぶな、絶対に転ぶな、である。それしかない。

実力と運

2021-05-26 11:13:06 | 日記
「今場所も横綱不在ですが、毎日の取り組みを見ていると、照ノ富士の一人横綱の感じがしますね」と、中日あたりに、或る解説者がテレビで言っていた。その通りだと思った。土俵での勝ちっぷりといい、表情や体格といい、威風堂々の感じが漂い、貫禄もある。久々の全勝優勝も堅いのではないかと思わせた。ところが終盤で不運が重なる。その第一が、相手のマゲをつかんだ反則負け。第二が、遠藤との一戦で行司さし違いという判定負けである。つまり2つともツキがない負けだ。こうなると勝負のアヤが微妙になる。揺れ動く。結果として、優勝は千秋楽まで持ち越された。

遠藤・貴景勝が両方勝って、3人による優勝決定(巴戦)。本割で照ノ富士が勝ってあっさり優勝。貴景勝が勝って大関同士の優勝決定戦。千秋楽にはこの3つのケースがあった。私は2番目になると思った。照ノ富士のファンではないし、大相撲に関しては誰のファンでもない。しかし実力ナンバー1は、どう見ても照ノ富士だ。だから、彼の優勝が当然だと考える。ただし、不安はある。前記のツキがそのひとつだ。もう1つはヒザの疲労だ。あのサポーターの量から推して、ヒザの不完全は明らかだ。

本割りで、照ノ富士は貴景勝に敗れた。土俵上に四つん這いになった。ヒザやヤバいと思った。ここまで来て、またツキに見放されるのかと心配した。だが、決定戦での照ノ富士は踏ん張った。ヒザも保った。私の予想の、あっさりとではなかったが、結局は賜杯を手にした。実力が運に勝った。やはり実力第一人者はその名を守ったのだ。大相撲ファンは大満足した場所だったと思う。

5月23日

2021-05-23 19:54:43 | 日記
昨日、コロナのワクチンを打って来た。もう家の中以外は歩行器の移動は危険になっているので、長女に車いすを押してもらう。接種の申し込みも長女で、家人のスマホでは追いつかない。会場は市内の企業の体育館であって、車の運転に次女が来てくれた。つまりは、何もかもが娘頼りである。昔から、老いては子に従え と言うが、老いたら子を頼れ だ。ワクチン打ちはテレビで観ていると注射器の内容物を押し出すのに4,5秒ほどかかっているようだが、実際はもっと早い。2秒ぐらいで済む。入浴は問題ないが飲酒は1日我慢した方がよいと、医師から言われたので両方やめた。口がさびしいので、偶然にあったノンアルコールビールを1缶もらったら、これが不味い。営業妨害になるとまずいので銘柄は書かないが、こんな不味いものを呑む人がいるのかと驚いたほどだ。ワクチン会場へ行くとデイケアサロンに似た感じがする。すなわち、老人大国だ。それにしても、老人から始まったワクチンが働き盛りの一軍選手に届くのはいつなのか。

いま午後4時。あと1時間ほどで大相撲の決戦が始まる。今場所をおもしろくしたのが、家人がヒイキにしている遠藤だ。遠藤がもしかしたら優勝する、と家人に言ったら、まさかと笑っていた。そうなるためには、本割で遠藤と高景勝が買って決定戦(巴戦)にならないと実現しないが、こういうときは、終わってみればアッサリとなることが多い。つまり、照ノ富士の優勝になるだろう。相撲のことはよく知らないが、たいていの勝負事ではそうなるものだ。

競馬オークスは金子真人さんが所有するソダシとアカイトリノムスメの2頭が1,2番人気。こういうときはどちらか1頭が消えるのが常であって、ソダシの方を消したのが正解だったが、2着、3着を内枠の2頭に選んで失敗。今朝は血圧を測るのを忘れた。

週刊誌

2021-05-22 12:03:55 | 日記
木曜日の朝刊には<週刊新潮>と<週刊文春>の発売広告が出る。それを読むと、だいたいの内容がわかる。今朝(20日)は大関朝乃山の深夜のキャバクラ遊びが書かれていて、朝乃山は今日から欠場となった。今場所の彼は相撲に勢いがなく、白星も重ならないから、ああ、やっぱりと思ったファンも少なくないだろう。

週刊誌のウリは、スキャンダルだ。大谷翔平がアメリカの大リーグで大活躍しているなんていうのは、スポーツ紙に任せておけばいいのだ。政治家、財界人、芸能人、スポーツ選手、そのほかの著名人でスキャンダルのありそうな人物はいくらでもいるだろうから、それぞれに張り付いていれば、いつかスクープに出会えるのではないか。週刊誌の基本はそこにあるのであり、その1つがヒットすれば売れるのだ。

私は昭和30年代から<週刊新潮>を毎週読んでいた。通勤電車の中で読むためだった。内容もよかった。山口瞳の「男性自身」がある。松本清張の推理小説がある。今のようなスキャンダルは記憶にない。「男性自身」は山口瞳の絶筆にもなった。<どうやって死んでいったらいいのだろう。そればかり考えている>という書き出しだった。娘の本棚には「男性自身」を集めた何冊かがあって、それを何度も借りて読んでいるが、もちろん、何度読み返しても飽きることはない。