国会議員であるA女と市議会議員であるB男がホテルで密会を愉しんだ。それが週刊誌に報道された。B男に妻子がいるので、不倫だということになる。そこまではよくある話である。週刊誌の売上はスキャンダルの暴露によって成り立っている。面白いのはその次だった。この件について、A女が記者達に囲まれながら弁解した。「Bさんに好意をもっているが、一線は越えていない」と語った。一線を越えない、は懐かしい言葉である。昭和の言葉である。そこまではまぁいい。面白いのはその次だった。なんと記者の一人が、「一線を越えていないとは、具体的にどういう意味ですか?」と訊いたのだ。私はテレビの前で笑った。大笑いした。さすがにA女はそれには返答しなかったが、この爆笑的愚問に何と答えるのが正しいのだろうか。私にはわからない。どうしてもと言われれば、「上衣は脱ぎましたが、下着は脱ぎませんでした」とでも答えるしかないだろうと思った。
高校野球放送はテレビでも解説がつく。アナウンサーと二人で放送を進行する。P高対Q高のゲームがある。9回裏で1点リードされているP高の攻撃である。打順は2番のスズキ君からである。アナウンサーが「いよいよ9回ですね」と言い、解説者が「スズキ君はとにかく塁に出ることです。そのことに集中しなければいけません。大事なのは気持ちです。どうしても1塁ベースに立つんだという気持ちです」と応じる。「Q高のタナカ投手も同じですね」の問いかけには、「そうです、そうです。タナカ君も先頭打者は絶対に打ち取るんだという気持ちで投げるべきです」、要するに解説者は、気持ちで投げたボールを気持ちで打てと言っているのである。掛け合い漫才になって来る。聞いていると面白い。タナカ君が気持ちで投げた球を、スズキ君が気温地で選んでフォアボールで1塁ベースにゆっくりと走る。気持ちで走る。この放送が前田製菓の提供ならいいと思う。あたり前田のクラッカーの広告が流れれば、ピッタリである。
高校野球放送はテレビでも解説がつく。アナウンサーと二人で放送を進行する。P高対Q高のゲームがある。9回裏で1点リードされているP高の攻撃である。打順は2番のスズキ君からである。アナウンサーが「いよいよ9回ですね」と言い、解説者が「スズキ君はとにかく塁に出ることです。そのことに集中しなければいけません。大事なのは気持ちです。どうしても1塁ベースに立つんだという気持ちです」と応じる。「Q高のタナカ投手も同じですね」の問いかけには、「そうです、そうです。タナカ君も先頭打者は絶対に打ち取るんだという気持ちで投げるべきです」、要するに解説者は、気持ちで投げたボールを気持ちで打てと言っているのである。掛け合い漫才になって来る。聞いていると面白い。タナカ君が気持ちで投げた球を、スズキ君が気温地で選んでフォアボールで1塁ベースにゆっくりと走る。気持ちで走る。この放送が前田製菓の提供ならいいと思う。あたり前田のクラッカーの広告が流れれば、ピッタリである。