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将棋

2019-12-31 16:40:44 | 日記
NHKのEテレで「将棋の日」の様子を観た。10秒将棋で、藤井聡太七段が佐々木大地五段と戸辺誠七段に連勝した。観衆も大喜びだった。相変わらずの藤井人気だった。彼は名古屋大付属の高校生であるようで、学力の方も優れているのであろう。多くのファンが藤井君の人柄を褒める。礼儀正しさを褒める。私が藤井君のいちばん好きなところは、リュックサックが似合う点だ。お好み対局は渡辺明三冠と永瀬拓也二冠だった。最近はタイトルホルダーがくるくるとかわるので、よく覚えられない。名人は今は豊島将之君だが、せめて名人位ぐらいは安定してほしいものだ。5,6年はその地位を守るのが名人というものではないかと思うのは、やはり大山康晴時代・中原誠時代・羽生善治時代を懐かしむからだろう。

テレビゲームのコンミュータとの対戦で少し勝率が良くなって来た。2勝8敗が6勝4敗、7勝3敗レベルになって来た。むろん気力が上がって来たわけではない。私は84歳であって、14歳ではない。いまさら将棋が強くなるわけはない。コンピュータの棋力は初段程度である。早指しである。反対に私は何分でも考えられる。一局は平均45分ほどだが、大半は私の考慮時間だ。もちろん、舞局相手は手を変えて来る。ひとつのコツは、中盤に前線でチャンバラが始まり、それがふっと静かになったときに自陣に手を入れる(守りの一手を指す)である。それに気づいてから勝率が良くなった気がする。

コンミュータ相手の将棋は1日に1局しか指せない。それしか、体力も気力もない。競馬と違って金銭を賭けることはできないが、認知症予防にはナンボか役立っているのではないか。

ウィスキー

2019-12-29 18:12:55 | 日記
サントリー製で言うと、トリス(2級)360円、レッド(2級)500円、ホワイト(1級900円)、角(1級1,200円)、オールド(特級2,200円)という時代があった。その上のローヤル、リザーブが出る前の話だから、もう50年以上も昔のことだ。新婚時代はトリスを呑んでいた。大壜1本100円のビールにトリスを混ぜて呑む。酔うためであって、「呑んで酔わなければもったいない」という考えが頭にあった。

昭和39年になって年収が100万円を越えた。トリスがホワイトになった。もうビールのウィスキー割りはやめた。2級酒場ではホワイトを呑んでいたが、たまにホテルのバーなどへ行くとオールドだった。カットグラス(30CC入る)のオールドを一気に喉に流し込むと、少し大人になったような気がした。

先日の誕生日に、娘が、ニッカの上級品をくれた。銘は<THE NIKKA>であって、内側に布を貼った綺麗な箱に入っている。これは去年の暮れにももらったので、味は知っている。旨い、実に旨い。だから水割りにはしない。グラスの底に少しだけ注いで、チョコレートをツマミにストレートで呑む。娘に「去年ももらったなぁ」と礼を言うと、もらったのは1年前ではなく、半年前の父の日だと言う。この辺が私の認知症進行度合いである。「これ、高いんだろう?」とは訊かない。娘はいわゆる独身貴族である。貴族からのプレゼントに値段を訊くことはできない。

サラリーが8万円だった頃、1本8千円だったジョニ黒がいまは2千5百円で手に入る。ありがたい時代になったものだ。友人の多くは日本酒党であったり、焼酎党であったりするのが、どうもよくわからない。なんでウィスキーを呑まないのかがわからない。人の味覚は百人百様だとは思うけれど。

聖火リレー

2019-12-29 18:06:35 | 日記
東京オリンピックの聖火は4つのコースを設定し、全国47都道府県のすべてをリレーする方式をとるそうだが、先日、その走者の一部の有名人が発表された。各都道府県を代表する人物だそうだ。たとえば、私の住む神奈川では、加山雄三さんが選ばれたようだ。加山さんは少し前に脳梗塞を患ったようだが、元気回復となったのだろう。

笑福亭鶴瓶さんは兵庫県を走る。鶴瓶さんがテレビでよく観る。本業である落語より宝くじのCMの「買わんという選択肢はないやろ」の方が忙しい。また、NHKの『家族に乾杯!』は家人がよく観ているようだ。どこの県かは忘れたが、出川哲朗さんも選ばれた。この人は売れっ子である。真面目そうなところ、一生懸命そうなところが魅力になっている。声も好い。草笛光子さんも走る。私より3つ上の87歳だが、聖火リレーは1人が何メートル走るかは決められていないだろうから、不安はないはずだ。

最終走者は誰か。最適任者は石原慎太郎さんである。そもそも、この東京五輪は石原さんが都知事のときに、「最近の東京は天気がないなぁ。オリンピックでも呼ぶか」と言ったのがスタートである。しかし、石原さんも高齢であり、あの国立競技場の聖火台の階段を駆け上がるのは無理だ。階段を上がるのが誰なのかは開会式当日まで秘密であるようだが、私は、高橋尚子さんがいいと思う。五輪の女子マラソンの金メダリストであり、国民栄誉賞の人でもある。各地のオリンピックを見ても、聖火のラストランナーが女性というのは、あまり見たことが無いからなおさらだ。

12月29日

2019-12-29 18:00:31 | 日記
昨日の競馬<ホープフルステークス>で3連複580円を当てた。今年の的中馬券の最安値だ。今日も<東京大賞典>というGⅠ競走があるが、馬場が大井なので、私の電話投票では買えない。先日も書いたように、今年の競馬は不作だった。大レース(オークス、ダービー、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念など)をすべて外している。

私のボケ防止の中心は2K(株と競馬)にある。競馬は不作だった。株は不作(赤字)ではないが、平年並以下だった。83歳になっても現金が要る。私が買うのは馬券と酒が主で、あとは医療関係への中元や歳暮といったあたりだが、それらを株で稼がねばならない。「バブルの頃ならば」と愚痴っても仕方がないが。

今年は病気も不作だった。これが豊作だと困る。一度も入院しなかった。胆石も静かにしていてくれた。腰痛にロキソニンの服用薬と鎮痛湿布がよく効くようになったのも救いだ。もうひとつの大きな存在が重田名人による週2回の指圧治療である。もし、これが無かったらどうなっているか。歩行器で歩くのも不自由になるだろうし、寝たきり生活になっても不思議ではない。

我が家における今年最大の変化は、リャンピンというファミリーが加わったことである。毎日のことだから、あまり気づかずにいるが、お嬢(ヴィヴィアン)とリャンピン(ルーク)の元気さ、愛らしさ、面白さが、どれだけ家人や娘の、そして私の心の中を豊かにしてくれているか、計り知れないものがある。このチビ達に礼を言わねばならない。

シャベリン

2019-12-29 17:53:25 | 日記
多弁な人、よく喋る人のことを、関西ではシャベリンと言う。口数が多いだけでなく、余計なことを言うという意味にも使われる。「Aの奴はシャベリンやさかいになぁ。大丈夫やろか?」となると、秘密が守れるか心配だという意味になる。私もそのシャベリンの一人であるようで、30歳代の真ん中ぐらいに、勤務先の社長から「君は普通の人の一生分を、もう喋ったのではないか」と言われたことがある。それから50年。普通の人の何倍を喋った計算になるのか。

先日<令>という文字について書いた。それが今年の漢字に選ばれたときだった。「<令>の字ですぐに想起するのは、命令、号令、指令などで、自分は軍国少年だから、連合艦隊司令長官・山本五十六へとつながる」と書いた。実はこのとき、そばに家人がいて、私がブツブツ言うのを聞いていて、「そんな勇ましいのばかりじゃなくて、令嬢、令夫人もあるでしょ」と言った。その通りだと思った。当然のことであって、佳い意味がなければ元号に採用されるはずはない。だが、私はその方向のことを書かなかった。<令>の横に<和>の文字を並べると穏やかな印象になる、とだけ記した。多弁の人間は偏ったことを言いたがる、偏った意見が多いというのはよく言われることだが、これは、他の意見をよく聞かない、聞こうとしないということにつながる。むろん、自分ではそのことに気づかない。気づいても、<時、すでに遅し>である場合が多い。

「男の子はあまりペチャクチャ喋ってはいけません。みっともないだけです」とは祖母の教えである。何度も注意されたことだ。祖母は私が9歳のときに他界した。もう少し生きて、成人した私を見たら何と言っただろうか。「普通の人の一生分を喋ったそうです」と報告したら、何と言っただろうか。「みっともない」を何度も繰り返しただろうか。