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8月31日

2017-08-31 22:54:54 | 日記
今日(8月31日)は小・中学校の夏休みの最終日であって、宿題の追い込みに忙しい子供達もたくさんいるだろう。

私が小学校(国民学校)に入学したのは昭和17年4月で、太平洋戦争が始まった翌年に当たる。まだ戦争の怖さは伝わって来なかった。兵庫県芦屋市には伝わって来なかった。夏休みの宿題に、「なつやすみのおもひで」というのがあって、たいていの子供は絵を描いたり、昆虫採集や竹細工を作ったりしていた。その中に宮城の石なるものがあった。宮城はみやぎではなく、きゅうじょう である。現在の皇居である。つまり、その「おもひで」の提供者は夏休み中に東京へ行き、皇居前広場の小石を1つ拾って持ち帰ったわけだ。たしかに夏休みの想い出である。ついでにいうと、石を拾って来たのは私ではない。甲子園の高校野球で負けたチームの選手がグラウンドの土を袋に拾い集める姿が毎年テレビ画面に映るが、あれもまた夏の想い出に違いない。

昭和20年になって、芦屋もB29の爆撃の対象になった。夏休みは7月の中旬に始まり、9月中旬までの予定だった。学校は授業が出来なくなっていた。朝8時半に登校する。11時頃になるとB29が2機 和歌山の潮岬にやって来る。偵察機である。警戒警報のサイレンが鳴る。授業は中止され、「急いで家に帰りなさい」となる。爆撃(焼夷弾の投下)がB29の大編隊(100機に近い時もあった)が開始されるのは、午後6時過ぎあたりであったが、とにかく警戒警報で帰宅するのだから授業にならない。

終戦の8月15日は夏休みの真ん中だった。9月1日から学校が始まることになった。その辺のことはよく憶えていない。もちろん宿題なんて、あったのか無かったのか全然憶えていない。

安い

2017-08-31 22:47:48 | 日記
朝の5時半に東の窓が明るくなる。本が読めるだけの陽光が入って来る。娘に借りた山口瞳男性シリーズを読む。それが私の、夏の朝である。その習慣の中でふと思い出したのが、山口瞳著の『血涙十番勝負』である。それは山口氏が10人のプロ棋士と対戦する読み物である。将棋の棋譜よりも対局前後の話がおもしろい。話は昭和40年代であって、山口氏は40歳を過ぎたあたりであり、対戦する棋士たちも若い。単に面白いだけではない。2人目の相手だった山田道美八段が(あまり聞いたことのない病で)急死するという事件も起こる。

その本を再読したくなって、娘に頼んだ。娘はすぐに(ネットで、というのだろうか)アマゾンに注文した。幸いにしてアマゾンには在庫があって、本は2日後に届いた。その速さにも驚くが、もっとびっくりしたのが値段である。昭和43年刷とあるが、ほぼ新品である。50年近くも前のものだから新品同様というのが正しいのだろうか。その本の価格が1円だそうだ。ウソではない。1円である。送料は257円。昭和43年における定価は520円とある。どううやって、この本を1円で売ることができるのか。送料だけで営業画成り立つのか。メシが食えるのか。私にはわからない。わからないけれど、ありがたい。ありがたい世の中になったものだと感心するしかない。感謝するしかない。

スコッチウィスキーのジョニ黒が2千円で、バランタインが千円で手に入ることは何度か書いたが、この値段の安さについてもわからない。関税がどうであるとか、大量生産ができるようになったのかどうか、といったことが全くわからない。それにしても、新品の本が1冊1円というのは、何か夢を見ているような気分になる。

ネコちゃんの自由

2017-08-31 22:39:24 | 日記
昨年の11月1日に娘が仔猫を買って来た。雌で、生後4カ月。ペルシャの純潔で美貌である。すぐにViViと名付けられたが、私は歯に隙間があってヴィの発音が出来ないので、ネコちゃんと呼んでいる。今までに飼った猫は3匹いたが、すべてもらいものの雑種だった。今度は良血である。競走馬で言えばサラブレッドであり、先祖はサンデーサイレンスかディープインパクトということになる。

ネコちゃんが来てすぐに私は、どこに自分の居場所を決めるだろうかと考えた。家には食卓用の腰かけ椅子が4脚あって、そのうちの1つは居間のテレビの前に置いてある。私は食堂で娘が使っている椅子を占領するのではないかと予想した。ネコちゃんは夜は娘のベッドで寝るから、娘の匂いになじむはずだからである。猫にも縄張り意識があることはこれまでの経験で知っていた。しかし、この予想は完全に外れた。ネコちゃんは4つの椅子の1つを選定することはなかった。居間のソファはスプリングが効いているのがおもしろいらしく、ジャンプ遊びはよくやっているが、そこを自分の場所と決めることはなかった。

今年の春になって、娘が、ネコちゃんの家を買って来た。高さは約2メートルで4階建ての形になっている。ここの最上階はかなり気に入っているようで、4階の部分の縁に顎をのせて2,3時間昼寝する日もある。だが、ここも本宅ではない。

ネコちゃんの特技は雲隠れである。毎日、朝も昼も夜も、家人が「ヴィヴィちゃーん」と声をあげて探している。簡単にみつかることはない。「呼べど答えず 探せど見えず」である。そのうちにどこからかネコちゃんがゆっくりと現れる。玄関の靴置き棚の下、何度のどこかあたりに秘密キャンプがあるようだ。ネコちゃんも自由が欲しいのだろう。自由の中で人間をからかうのがおもしろいのだろう。

テレビを観ていて

2017-08-30 10:59:34 | 日記
ネクタイをとり、ワイシャツの襟をゆるめ、スーツの上衣の胸の部分にポケットチーフを入れる。最近の男性の夏の装いである。クールビズというものだが、このオシャレは簡単そうで難しい。ワイシャツとポケットチーフの色のバランス、スーツの布地と色との調和といったことに、かなりのセンスが要求されるのである。成功者のひとりが萩谷順さんだ。萩谷さんはテレビ朝日の夕方のニュース番組に出ているが、服装感覚は抜群である。顔も物言いも穏やかな人物だけれど。討論会になると激しさが前にでる。ここだけは譲れないという強さがある。あるいは装いのことは奥様の担当であるのかもしれないが、私は萩谷さんご本人がチーフ1枚まで選んでいるような気がしている。前に書いたことがあるが、ネクタイを上手に選べる女性はめったにいない。胸ポケットを飾る布にしても同じだと思っている。

日系CNBC放送に河野恵さんという若い女性アナウンサーがいる。実に好い顔である。人の顔の8割は目で決まると言ったのは、たしか高名な写真家だったと思うが、それが河野さんにピッタリあてはまる。つぶらな瞳の典型である。健康である。輝いている。若々しい。幸福感がある。年齢は20代の後半あたりかと思うが、年齢なんかどうでもいい。女優になったら成功するだろうが、芸能人になんてなってほしくないという感じである。
彼女について私が長々と書いても仕方がない。CNBCのテレビのチャンネルをあわせて観てもらいたい。女性の顔に関しては、かわいいという形容をやたらに使う人がいる。2歳の幼女から昔はきんさん・ぎんさんに至るまで、みんな、かわいい である。河野さんもたぶんかわいいとしか言わない人も多いだろうが、彼女だけはただのかわいいではない。私は彼女を初めて見たとき、「久々に」と「発見」という言葉を思い浮かべた。

8月27日

2017-08-27 20:33:19 | 日記
金曜日のリハビリの途中あたりから身体の調子が悪くなった。いつもの腰痛のことではなく、説明のつかない変調だった。怠いといのとも違う。ま、いちばん近い言葉は「頭の上から足の先までのすべてからヤル気が失せた」となるだろうか。金曜日の夜はほとんど不眠。昨日も食欲はゼロ。夜は睡眠導入剤を増加して、今朝はやっと正気に戻った。娘の診断は熱中症であるが、私はその反対のクーラー病も考えた。酒はムリヤリに呑んだ。久々の、なんともイヤな週末だった。

とにかく何かやらないといけない。娘が麻雀をセットしてくれた。ついでに軍歌のCDを流す。『空の神兵』であり『燃ゆる大空』であり『轟沈』である。「嬉し涙に潜望鏡も 曇る夕陽のインド洋」と唄う。急に元気が出るわけではないが、正気にはなる。麻雀は家人が勝った。このところ、毎週、家人にツキがまわっているようだ。

競馬は新潟2歳ステークスで、堅く狙えるレースではない。8枠の2頭に注目して、そこから6・8・13へ馬連で流して8・15で決まって37.6倍が的中。こういうことも正気に戻すのに役に立つ気がする。

この体調不良は本当に熱中症だったのだろうか。だとすれば怖いものだ。理解できるのは、体熱調整ができないということである。家人も娘も、とにかく水分を摂れと言うが、それも難しい。冷えたビールをグイグイ呑んでも旨いとは思えない。今は午後5時。6時半ぐらいになれば酒を呑みたくなるか。こうなると、呑みたくなるチカラが欲しくなる。呑ん平が酒を呑めなくなったらオワリだという言葉は正しい。昨日も今日も、朝の血圧は測っていない。