gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

酒量

2011-02-28 23:14:20 | 日記
まだ給料の安かった新婚時代、家での晩酌にビールを呑むのはもったいない気がした。当時、酒屋で買えば大瓶1本が110円だったが、大汗をかいた夏の日は3本は呑みたかった。しかし、330円×30日は1万円であり、それは夫婦の収入をあわせても無理な相談だった。 そこで1本(720ml)360円のトリスウィスキーを常備した。トリスならボトル半分でもそこそこに酔えるし、ビールは夏の間、3日に1回の割りで愉しんだ。と書くといかにも堅実な感じがするが、外では安い酒場でも1本200円のビールを呑んでいたし、多くの方々に頷いていただけると思うが、酒呑みなんてそんなものなのだ。  緊張すると1升酒でも酔わないとよく言われるが、本当だと思う。麻雀の場合は、これ以上呑むと気が緩んで危険だとわかるので、1升酒の経験はないが、どうにも(寒さと緊張で)呑まずにいられなくて、日本酒の1升壜をまるまる1本、更に追加の4合壜にも手を伸ばしたことが一度だけあって、それは、昭和34年の伊勢湾台風のときのことで、夕方の6時過ぎから翌朝の5時頃までだったか。その後はグッスリ眠ったが、酔ってはいなかった。  中央競馬にキッズニゴウハンという馬がいる。キッズは馬主の冠名だが、ニゴウハンは、馬主さんの晩酌の適量が2.5合であるからだそうで、こういうの、いいねぇ。私も、日本酒を猪口に1杯、娘にもらったブランド焼酎も同量、あとは薄い水割りウィスキーで、計算すればイチゴウハンぐらいか。娘が台湾からカラスミを買って来たので、明日の晩はニゴウハンになるか。

2月27日

2011-02-28 23:05:57 | 日記
ニュージーランド地震のニュースを観ていて思いだすノア、昭和34年の伊勢湾台風(我が家は床上浸水の被害)の後のことだ。台風も地震と同じように、ほんのわずかの距離の差で被害の規模が大きく異なり、ほとんど影響の無かった家から飲食物を頂戴し、後片付けも手伝ってもらい、そのときの感謝は50年経った今でも忘れない。ニュージーランドの人達も、日本からの留学生の方々、その家族の皆さんも、外国からの救助隊に心強い思いをもたれていることだろう。 民主党の内情を、学級崩壊と評した人がいるが、巧いと思う。岡田学級委員長のイライラぶりもよくわかる。 人間ダメになってくるとミットモナイ行動が増えるとは、誰の言葉か忘れたが、まさにそれだ。 競馬は中山記念で、ヴィクトールピサの頭は堅く、これにスポニチ小田記者の本命キャプテントゥーレを絡めて3連複馬券を6点買い。ネライは的中したが、配当は15,2倍。 まずは春のGⅠ資金がナンボか増えた。  次女が散髪に来てくれた。次女が来ると家人がはしゃぐのは、家人が「これどう?2万円のものが3,500円よ」と喜び叫んでも、私と長女は余り反応しないからで、その点次女は、「ママは若く見えるから、インナーに赤いものを着れば似合うかも」などと如才がないから、家人の声も弾む。 久しぶりにビールを呑んだ。といっても、グラス3分の1で、あとは水割りのごく薄いもの。ツマミはセロリの肉味噌。先週末のニューヨーク株は上げているが、円高なので明日の東京市場も、せいぜいが1万500円(日経平均)をめぐるモミ合いか。

教師への貸し

2011-02-28 22:54:09 | 日記
中学時代の一時期、課外授業という試みがあった。 学年の区別なく、英語なら英語の(教科書と無関係の)おもしろい授業をやろうというアイデアであって、それ自体は悪くないのだが、学習そのものよりも人気教師のところに生徒が偏ることは必至だった。私は一計を案じた。最も人気がないであろう農業が狙い目だと思った。 農業は、農長と呼ばれる老教師(教頭でもある)の担当であって、老人はただ定年を待っている(税金泥棒的)存在であり、そこがおもしろいと思った。私は近所に住む同級生と下級生に、農業クラブを作ろうと誘った。むろん、サボるのにはモッテコイであり、通信簿には5がつくことも付け加えた。近所には(私もそうだが)できのよくない連中が多く、課外授業なんかどうでもいいというのがほとんどだったから、農業クラブはすぐにまとまった。メンバーは10人余りだったが、農長はおおいに喜んだと思うし、あとで確認すると、クラブ全員の「農業」の採点欄に5の文字が輝いた。 ある日の午後の授業の開始前、学級担任のAが怒ったような顔で走ってきて、「さっきB先生(農長のこと)の悪口を言ったのは誰だ!」と怒鳴った。ま、誰かが、校庭の隅で農機具の手入れでもしていた農長に、「Hey! NOCHO!」とでも声をかけたのだろうと思ったので、私はすぐに手をあげた。ここはカッコつけておこうという15才の粋がりがあったし、「農業担当の副校長を、農長と尾y部のは正しいのではないか」という思いもあった。それに加えて、私は前述のように、農長には貸しがあるのだから、怒られてもたいしたことはないという計算もあった。職員室の奥の方にある教頭のデスクに行って、「すみませんでした。A先生にさんざん叱られました(もちろん!Aの怒り顔は芝居半分である)」と言うと、農長は、茶垢のついた古い湯呑みでヒトクチの茶を飲みながら、「次の次には芋ほりが出来っかもなぁと言った。農業クラブでは何の手伝いもしていないサツマイモつくりが、農長ひとりの手で校庭の片隅で進んでいた。

刑事ドラマ

2011-02-28 22:45:18 | 日記
娘が『刑事コロンボ』のDVDをすべて(全48話)持っているので、午前のペダル踏み運動(60分)のときに観ている。ご存知の方も多いと思うが、このドラマは(最初の方で犯人がわかっているのにおもしろいという点でも)よく出来ていると思うし、犯人が、きまって社会的地位のある人物であるのも価値を高めていると思う。 そして(全篇ではないが)美人女優(時として犯人の場合もある)の用い方も巧みだ。 日本のテレビドラマ『古畑任三郎』や『相棒』も、どこかコロンボを真似ているとは言わぬが、ヒントは得ているように思える。 国産では、前述の2ツと、横山秀夫作品を観る。横山氏は警察関係の出身なのかどうか、サツの内側を描いて、暗さを見せるのが巧みだ。 森村誠一シリーズや、船越英一郎さんモノは、同工異曲というか、「きょうもまた 水辺で終わるサスペンス」的であって、つまり、途中でトイレに立つのがモッタイナイと思うほどではない。 松本清張作品の刑事モノというと『点と線』さ最初に思い浮かぶが、『砂の器』の丹波哲郎さんや森田健作さんもよかった。   殺人現場に刑事達が集まる。誰かが「財布の金もカード類も残っているから、モノトリのセンじゃないな」と言い、みんなが頷いたりするが、そんなアタリマエのことをホンモノのデカさん達が口にすることが実際にあるのだろうか。死亡時刻を問われた鑑識課員が、「詳しくは、解剖の結果を待ってからですが・・・」と、これもアタリマエ以前のアタリマエのことを言ったりするが、あれはドラマの視聴者への説明なのか脚本家のクセなのか、それとも実際の現場にある会話なのか。 私はよく、そういうフシギを思いながら、刑事ドラマを観る。

姓と名

2011-02-28 22:36:23 | 日記
叔父の妻だった和子さんの旧姓は山田であって、平凡な姓だから名前はもう少し凝ったものにしてほしかったと、よく笑いながら言っていたが、それはその通りだと思う。 たとえば、歴代総理の中から探してみて、山田でなく西園寺だったとすれば、これはもう和子であれ花子であれ、充分にひとめをひく名前だと言える。 姓には山田のみならず、鈴木・佐藤・田中のように、学級には必ず1人2人いるものがあるが、そういう人達は、ファーストネームは凝ったものにしたほうがいいような気がする。しかし、平凡な姓である吉田茂氏も、長女に和子(麻生太郎氏の母)と名づけている。 また、吉田茂氏が変化球的な名前を考えるというのも似合わないだろう。 父方の祖母の名前は「せい」で、旧姓は山郷(やまごう)である。 山郷は重量感のある姓だから、「せい」という軽い名前に合うと思うのだが、結婚前から「清子」という漢字にしていた。  別の話になるが、私は「都道府県名は姓で、市区町村名がファーストネーム」と思うことががある。 たとえば、同じ東京(姓)であっても江東(子)と杉並(子)では兄弟であっても性格はうんと異なるように、市区町村名には個性があるのではないか。 そのことは、皆さんから頂戴した年賀状の住所を眺めてみるとよく感じる。 神奈川県藤沢市と神奈川県葉山町は距離的に近いし、海岸線でもつながっているが、やはり名前の印象が違う。 空気が違う。 そこに住んでいる人々の顔が違うと、そんな気がしてくる。姓は大雑把な個性であり、名は細やかな個性だという気がする。