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2月14日

2016-02-14 18:24:25 | 日記
明日から病院生活になるので、むこうでは口に入らないものを食べておく。まずは家人製の稲荷寿司を2個。いつだったか、市販の品を買ったことがあって、たしか1個60円だったと思うが、それに比べれば、我が家のものは300円の価値がある味だ。横に並ぶのは当然にだし巻き玉子で、これは甘めに仕上げてもらう。食後は豆大福を半分と、娘が買って来たチーズケーキ1きれ。つまり、時々書くように、幼稚園のお弁当的なメンバー揃えなのだが、いずれも病室では食べる機会はないだろう。以上は昼食で、夕食には煮魚を頼んであって、それをツマミにオールフリーという名のノンアルコールビールを呑む。 
明後日の今(午後5時)頃は、オペが終わって麻酔で眠っているのだろう。それが覚めたときには、本当に腰痛がとれたのを確認できるのか。とにかく、腰痛とは長い長い付き合いなので、それが無くなってしまうというのが、うまく想像できない。永年一緒に暮らしている夫婦が、いま離婚したらどうなるかを想像しても、かなり難しいのと同じようなものだろう。
病院のベッドでは、娘が用意してくれた山口瞳のエッセイ集を読む予定だ。ブログを書くのは無理だろう。
リハビリの女の先生と指圧の名人に、「生きて帰って来たら、またよろしく」とお願いしてある。God Hand、江原宗平ドクターの腕である。腰の痛みが取れて生きて帰って来られる確率は、高そうだ。

ゲス

2016-02-13 17:56:02 | 日記
ベッキーさんなるタレントの不倫相手が、ゲスの極み乙女。とかいうグループの人物だそうで、そのニュースが出て以来、ゲスという言葉がスポーツ紙の常用語になっているようだ。
我が家にスポーツ新聞が来るのは土日の2日だけだが、それでも頭に残る。昨日(12日)、議員辞職の記者会見を行った宮崎衆院議員もゲス不倫と書かれている。今月に入ってから、?マークのつくニュースが急に増えた。甘利大臣の政治献金問題は、秘書のタカリが中心だろうし、清原和博の覚醒剤中毒は毎日テレビを賑わしている。丸川球代大臣の1ミリシーベルト発言も、ただそんなこと言わなければいいのに という話でしかないだろう。おかげで、株価急降下の大問題かすんでいる。
宮崎議員のことは本当に不可解である。男と女の秘め事(不倫でなくても)は墓場まで持って行くボストンバッグに詰めておけと、私は何カ月か前に書いた。それを読んでもらえれば、そのバッグがいかに大事であるかがわかったはずで、なぜなら、それによって世の中が成り立っているからである。と書くと、男の身勝手といった論が必ず出て来るが、女性だって同じだ。
賢いと言わぬまでも、少々人間社会を理解している女性ならば、必ず、シークレットバッグを持っていると思う。私の言っていることが、ただバレなければいいという意味ではないことを、理解してくれるはずだ。 ゲスというのが、年末の流行語大賞に選ばれる可能性は高いと思っている。

コロンボと右京

2016-02-12 23:56:42 | 日記
米国製ドラマ『刑事コロンボ』は、最初の15分の間に犯罪が行われ、つまり視聴者は早くから犯人(殺人者)がわかる仕立てになっている。コロンボは種々の証拠を集め、証言を積み重ね、動機を探る。そして、最終場面は思ったよりシンプルで、おや?と感じることが多い。別の言い方をすれば、犯人はもっと粘れるのに…と思う。『相棒』の杉下右京さんも、ラストを簡単に締めることがあって、右京さんが犯人に向かって、「あなたのやったことが、何人の人を悲しませたか、考えたことがありますか!」と怒鳴りつけると、それまで弁解を続けていた犯人がピタリと沈黙して、「はい、それまで」になる。犯人への質問も面白い。たくさんの問答のあとで帰りかけ、出口のドアを半分開けてから振り返り、「あ、そうそう、もう1つだけ」と人差し指を上げるのも同じだ。 ドラマが出来たのは、『刑事コロンボ』が先だから、『相棒』の作者が先輩を真似たと思うファンも少なくないだろう。更にもう1つ、三谷幸喜さんが書いた『古畑任三郎』があって、これもコロンボ先輩を参考にしているなぁと感じることがある。もちろん、先輩を真似てはいけないということはない。
私は最近、『刑事コロンボ』の録画を細切れで観ているが、そうすると、別に録画してある『相棒』を観るのが面倒になったりする。

手術

2016-02-11 11:46:46 | 日記
手術の際の全身麻酔は、意識も肉体も完全に眠るから、夢は見ない…と医師から教わったことがある。しかし、6年前の胸部大動脈瘤破裂のときの私は、あるものを見た。もちろん麻酔が切れたとか、切れかけたといった状態ではないことは自分でわかる。「あるもの(つまり夢ではないから、不思議な絵とでも言うべきか)」の記憶は2つあって、1つは灰色で曲がったトンネルの中を進みながら、人はこうやって死んでいくのかと考えたこと。もう1つは、4畳半ほどの小さな部屋にたくさんの小包のある場面だった。よく言われるのが、遠くから先祖の誰かがこっちへ来なさいというように手招きしていたといったことだが、私の場合は、それは無かった。そのときのオペは8時間かかっていて、途中でドクター(数人のチームが組まれていたらしい)から、「ある時間だけ、心臓を止めて手術します」とか「極めて危険な状態が続いています」といった話を聞かされていた長女は、気分が悪くなってソファで寝ていたそうだ。
16日の腰のオペは、2時間半ほどの予定である。肺とか胃腸のような内臓にメスが入るのではなく、いわば腰骨を整えて組み立てるようなものであることを説明されているし、私は80歳のベテラン病人だから、大きな緊張もない。 眠っている2,3時間の中で、また夢ではない不思議な絵が見られるかどうか。友人達から、「おい、まだ粘る気かよ」と声がかかるかどうか。

断酒

2016-02-09 22:26:33 | 日記
20年前の脳梗塞、6年前の胸部大動脈瘤破裂と、この2つの大病のときに、それぞれ約3週間の断酒生活を経験している。20年前は入院の時に禁断症状が出ないかと、ちょっと心配した。アルコホルの中毒状態は手が震えるとか、言語が不自由になるとか、そんな噂を聞いたことがあるが、やはりいちばんの不安は、眠れないことだった。しかし、それは杞憂に終わった。第一に病室という場所では、酒が欲しくないのである。呑みたくなければ余計な症状は起こらない。但し、大動脈瘤のオペの後は強い喉の渇きがあって、頭の中に日本酒の4合壜が浮かんだ。常識的には冷えたビールであるが、その時はなぜか日本酒の冷やしたものに恋した。第二に、病室はいつ眠ってもよい状態であるから、眠気と関係なしにずっと目を閉じていれば、睡眠が充分なのか不足なのか、わからなくなってくる。
16日の腰の手術のために、今日から断酒が始まったが、ノンアルコホルのビールという奇妙なものがあって、それが、タバコのことで言うとハッカパイプのような役目をしてくれる。それを呑みながら、いつもと同じツマミを並べる。念のため、睡眠薬も服む。ま、私のアルコホル依存度は、それほど高くはないようだ。