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サロンの雑談

2019-06-30 12:59:38 | 日記
デイケアサロンでの麻雀メンバーは時々変わる。必ず一緒になるのが93老(Kさん)で、あとの2人は定まってはいない。昨日はKさんと、長良のおばあちゃんとN女さんだった。Nさんと私が少し早く雀卓に座った。私はこの人のことで前から気になっているのが、姿勢のよさだった。背筋が直立している。年齢は私と同じぐらいか、あるいは少し上か。鼻筋のとおった、昔は美人という面立ちである。「失礼ですが、学校の先生をなさっておられましたか?」と思い切って聞いてみた。この予想は当たると思った。

Nさんは元教師ではなかった。そしておもしろい話が聞けた。Nさんは一度宝塚音楽学校を受けた。不合格だった。次の年にもう一度と考えているときに、思いもよらぬところから勧誘された。三共製薬の野球チームに入らないかという話である。彼女はスポーツに自信があったのでOKした。三共レッドソックス、女子プロ野球団のハシリである。私が「ロマンスブルーバードというのがありましたね」と言うと、嬉しそうな表情になった。女子プロリーグはブルーバードとレッドソックスからスタートしたそうだ。レッドソックスは地方の市町村をまわって三共の薬の広告役、ブルーバードも同様に、雑誌『ロマンス』の宣伝役である。Nさんは捕手だった。「あの短パン姿が珍しかった」と私が余計なことを言うと、ニコリと笑った。私は茨城の田舎町でブルーバードの試合を観たことがあって、何よりも印象に残ったのが太ももが半分見えるオトナの女性の短パンスタイルだった。「ファンレターがたくさん来たでしょ?」「はい、それはもう」、Nさんがまた嬉しそうな顔になった。この次は宝塚志望のは話を聞こうと思っている。

いつまで・・・

2019-06-30 12:52:45 | 日記
「私は死なないような気がする」と言ったのは、作家の宇野千代さんだった。つまり永久に生きているという意味だが、そのときの宇野さんは75歳を過ぎていた。若いとき(というのは何歳以下を言うのかは昔と今とではかなり違うかと思うが)は、死についてはあまり考えない。「シワだらけのおばあhかんになるぐらいなら、死んだ方がいいわ」なんて言う。もちろんその女性はシワだらけになっても死ぬことはない。

「あと何年生きられるかしら」「孫がお嫁さんをもらう頃までは生きていたいわね」といった言い方をするのは女性が多い。男性より女性の方が長生きなのは、女の方が長生欲が強いからだと私は思う。男は女房に先立たれると急に元気を失くして早々に後を追ったりするが、夫が旅立った後の妻は元気になる。活気が出る。さ、これからだとなる。

重田名人の指圧治療は両足の先に触れることから始まる。これは、その日の体調診断を兼ねている。「今日は腰がラクなんじゃないですか?」と言う。「はい。ロキソニンの湿布のおかげです」と答える。時々、生命診断もしてもらう。長期予測は要らない。たとえば、1月ならば、「センバツまでは生きられるかな?」と訊く。センバツ高校野球は3月末だから50日前予想である。「大丈夫ですよ」、名人が足裏のツボを圧しながら答える。名人の予想はよく当たる。いまは6月末だから、この次の治療日には、「夏の甲子園を見られるか?」と訊くつもりでいる。東京オリンピックのことは訊かない。そんな先の話はしない。夏の甲子園まででいい。

男と女と

2019-06-30 12:43:34 | 日記
小学校の1年から高校の1年を終えるまで男女共学だった。高2になるときに男子高に転校した、なんとなく自由な感じがした。もちろん共学が窮屈だったわけではない。だから、あの自由感のようなものは、たとえばタバコを吸っても大丈夫(バラす奴はいない)といった程度のものだったのだろう。小中学校時代、なにかヤバいこと(授業中の野球中継など)を教師に告げ口するのは、きまって女生徒だった故為もある。

胸部大動脈瘤破裂の手術のあと、ICUで寝ていたとき、男性の看護師が私の担当だった。オペ直後の数日間はとても喉が渇く。水はもらえない。1日3回ほど、割り箸の先端に小さな氷片のついたものをくれる。それを1本オマケしてほしいろ頼みたいのだが、相手の男性(20代)には、なぜか遠慮が先だった。看護婦さんなら頼み易いのになぁと、何度もそう思った。

「息子が欲しかっただろう?」と何人もの先輩同僚に言われた。私はそのたびに否定した。否定すると負け惜しみに聞こえたようだが、本音だった。私は男世帯を2度経験している。男世帯がいかにダメなものであるかを、よく知っている。他の社会はともかく、家庭という社会には女性が絶対必要であることを充分に知っている。前にも書いたが、私は、結婚以来、男と暮らしたことがない。その点では、うんと得をしているし、幸運だったと思っている。

女性は男よりよく笑うと思っている。男世帯には笑いが無い。少ない。そこに女性が一人加わるだけで、家が明るくなる。笑いが起きる。それだけは確かだ。日本における理想的家庭のひとつは、サザエさん一家である。あの家も女性が中心である。

認知症予防

2019-06-29 14:18:28 | 日記
寝室の時計は5分遅れている。テレビをつけているので、それを頼ればいいのに、時計を見る。「あら、そろそろ起きなくちゃ」と家人が言う。4月から長女の勤務地が横浜から新宿に変わったので、朝が30分ほど早くなった。食堂の時計は9分進んでいる。ここでも(居間にある)テレビが見えるのだが。もう1つ、洗面所に置時計があって、これは不愛想な昭和モノで、15分以上正時の先を行っている。この3つの時計を相手に生活するのは認知症予防に少しは役立っているのではないか。

100歳になる大先輩がテレビに出演して、「長生きの秘訣は?」と問われて、「無欲になるのがいちばんです」などと応えているが、あれは少し違う気がしている。第一に100歳の人は、長生欲があるはずだ。90歳のとき、95歳のときに、こうなったら100まで生きてやるぞ!と欲を出したはずだ。朝夕の散歩、あるいは体操、食事にも気をつけたと思う。長生欲も認知症予防には役立つ。だから、テレビのインタビューにもこたえられるのだと思う。

認知症予防に絶対有効なモノはない。絶対にない、と私は思う。だから、症状を軽くする、あついは進行を遅らせるしかない。そのために必要なのが欲だと前から書いて来た。私にあるのは、金銭欲であるい。だから、株と競馬に励んでいる。なんとか酒代ぐらいは稼がねばならぬ。株も競馬もおもしろい。私は小博奕が好きなのだ。競馬の電話投票の番号(29ケタ)を忘れるまで続けようと思っている。

いい買い物

2019-06-29 14:11:26 | 日記
自分の希望に合う。値段も手ごろである。いや、ニトリ風に言えば、お値段以上である。そういうのを手に入れたとき、いい買い物をしたという満足感がある。1足の靴であれ、1枚のシャツであれ、そういうときは嬉しいものだ。
「これ、どう?」、家人が通販のカタログを広げて私に見せる。赤っぽいハーフコートのようなものが並んでいる。コートに縫い目が入っているから、いわゆるダウンなんとかである。私の目には同じ、あるいは似たりよったりに見える。そのことは家人にわかるから、そこから細かい説明が始まる。私は、だいたい同じ値段なのだから、好きな色で選べばよいと言う。家人はそこでは決めない。次女が来る日を待つ。家人が洋服選びでいちばん頼りにしているのは私ではなく次女である。何日か経って通販のコートが届く。家人がそれを着て、また「これ、どう?」と言う。

家人がいい買い物をしたナンバー1は、いま住んでいるマンションだ。7年前の或る日、街を歩いていてたまたま見かけたモデルルームが気に入った。それが出会いだった。これは将来長女のものになるから、2人で相談した。私は6年前の転居のときが初めてだった。そして、日が経つにつれて、これはいい買い物だと思うようになった。角部屋だからベランダがあり、風通しが良い。陽当たりも充分である。いわゆる、難を言えば というのが無い。バリアフリーだから歩行器もスイスイである。浴槽が広い。寝転んで湯につかれる。このことは酒飲みにしかわかってもらえないかもしれないが、酒の旨い家である。