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睡眠法

2020-08-28 15:02:00 | 日記
<私はいま、初夏の海辺にいる。デッキチェアに長々と寝そべっている。静かだ。波の音も静かである。海辺は左の方向で沖に向かってカーブしていて、先の方は松林になっている。暖かい。右手が暖かい。左の腕も暖かい。その暖かさが体全体に伝わって来る。暖かい・・・>これを布団の中で思い浮かべる。二度でも三度でもその空想を繰り返す。これが私の自己催眠法だた。35,6歳のころだったか、自律神経失調症とやらになったときに体得したものであって、今でももし不眠症になったら、この方法でなおす自信がある。

幼い頃は眠るときにいろいろな空想をしていたような気がする。よく読んでいた講談社の絵本の中の物語を自分で脚色して、空想図を作っていたのではなかったか。空想の中では、ヒーローは絶対だ。広瀬中佐が死ぬことはない。楠木正成が死ぬことはない。

先日、家人が頭の出血で入院した。入院期間は10日だったが、眠れぬ夜があって困ったと言う。前記の催眠法を教えようかと何度か家人に言ったことがあるが、やる気はないようだった。考えてみると、自己催眠ができる人とそうでない人がいると思えて来る。つまりは、性格によるのである。家人に、自分が、いちばん気持ちが良い情景を思い浮かべるのがよいと話しても、そんなのは無理だと答えるだろうとわかる。空想の下手な人がいる。家人はその一人だと思っている。

昔のおしゃれ

2020-08-28 14:41:03 | 日記
2本の替ズボンを持っていた。グレーのフラノ地のものとベージュのギャバジン地のものだった。隣家に住むK子と渋谷へ映画を観に行くときは学生服の上衣にグレーかベージュのズボンを合わせる。通学用の黒靴でなく1足しかない茶色の靴を履く。靴はピカピカに磨く。靴を光らせるためのビロードのような布切れがあった。それだけでもおしゃれをしたつもりになった。前にも書いたが、私は生涯短髪だから、毛髪のおしゃれはできない。

これも以前に書いたかと思うが、私はポロシャツが好きだ。第一に便利である。白いポロシャツの下に黒ズボンを穿けば暑い日の登校にも使える。第二に安い。ワイシャツは自宅では洗えないから金がかかる。第三に色が豊富だ。赤・青・黄の信号色3種を揃えれば、デート用に充分である。第四に気楽感がある。「今日は日曜日だ。幸いにフトコロには1,500円ほどある。さて、どうしようか」というときに、赤ポロにするか黄のポロにするかを考えるのは楽しかった。

たしか高3のときだったと思うが、カラシ色のジャンパーを買った。レインコート地のような布でできていた。つまり、水をはじくような感じのもので、これは10年近く長持ちしたのではなかったか。カラシ色というのは下に何を着ても合ってしまうのが良かった。カラシ色のジャンパーに黄色のポロ、ズボンはベージュと、これでいい。

孫息子を見ていると、最近は何でもありの印象だ。背広上下が2,3万で買える時代である。替上衣、替ズボンといった言葉はとっくに死語になっているだろう。

茨城弁

2020-08-25 17:27:25 | 日記
誰が調べるのか知らないが、47都道府県の人気度というのがあって、それによると、茨城県は6年連続最下位であるそうだ。そのことについて茨城の友人と話したことがあるが、彼は「言葉が重いのかもしれません」と言った。茨城弁はたしかに重い。東京の子供が「パパ、今度の日曜日に海へ行こうよ」と言うのに対し、茨城は「父ちゃん、今度の日曜日、海さいぐべ」となる。また、「パパ」に「いぐべ」は使えそうにない。絶対に「とうちゃん」であらねばならぬ。

茨城人が妙に軽い言葉を使うことがある。たとえば息子が大学受験に失敗したとする。父ちゃんは下を向いている息子を前に、「ま、しゃんめぇ」と言う。軽く言う。織田信長の「是非に及ばず」と同じである。これは標準語の「ま、いいか」よりは、聞く方にとっては軽い。気持ちがラクである。私はこの「ま、しゃんめぇ」が好きだ。人士には、この場面が多いのだ。

「ごちゃっぺ」も好きな茨城言葉だ。これは使用範囲が極めて広い。「Aはごちゃっぺだからよぉ、忘年会の幹事なんかできるわけあんめぇ」と言うと、Aという人間が、頭の悪い、要領の悪い、何かをまとめるなんてできっこない…となるし、「Bは無責任、信用できない、何かにつけてだらしがない」となる。ほかにも使える。「総理の、桜を観る会なんて、コチャッペだっぺ」は、いいかげんなモノだろうということを充分に表現している。

茨城は私の6年間の故郷である。ごちゃっぺな6年間だったかもしれないが、なつかしさは70年経っても変わらない。

8月23日

2020-08-25 10:08:00 | 日記
ボクちゃん(現在は、ボクから、ウチに変わっている)の9歳の誕生日である。最近は遊びに来ることもないし、家人や娘もあまり行っていないようだ。その代わりというわけではないが、スマホに映るボンが人気になっている。幼児用のバスケットボールのゴールに器用に球を投げ入れる。音入りの動画はありがたいものだ。

熱中症で倒れる人が増えている。気温も高いが水分不足が元も危険なのだそうだ。家人が入院中に手伝いに来てくれていた次女は、小型魔法瓶に入れたアイスコーヒーをたびたび傾けていた。4合瓶に入った既製品を時々注ぎ足していた。ストレートかと訊くと、ブラックだと答えた。そうか、ストレートは酒用の言葉だった。それにしても、1日中カフェインを体内に入れても睡眠に影響しないというのは驚きだ。

昨日、昼食後にあんみつを食べた。といってもサイコロ形の寒天に甘いあんをかけただけのものだが、それでも旨いので1カップ全部食べた。夕方の晩酌の時にはモズクの酢の物(既製品)を1パック食べた。つまり、海藻ダブルだ。それが今朝になって効いた。6時から8時にかけてトイレに通い、胃袋と大腸がキレイサッパリの状態になった。下痢ではない。いわゆる快便だから豪快である。今朝の血圧は126-77。

藤井聡太2冠

2020-08-25 10:01:08 | 日記
藤井聡太棋聖が木村一基王位とのタイトル戦で4連勝し、2冠となり、8段位も獲得した。このシリーズのポイントは第2局にあった。AIの判定では16時間40分の激闘で16時間20分までは木村王位がリードしていたとなる。持ち時間が各8じかんだから2人ともそれを使い切って1分将棋にもつれ込んだわけだ。野球でいえば、藤井君は9回2死まで1点リードsれていたのを2ランホームランで逆転したようなものだろう。ここでタイトルの行方は決まったと以前に書いたのを憶えている。藤井君に勢いがついたのだ。勝負事での勢いというものは強い。

木村王位は想像以上の人気があった。彼の異名は<千駄ヶ谷の受け師>だ。千駄ヶ谷は将棋会館の在所のことだが、受け師は、士ではなく師だ。受けきれぬと見える局面を凌いで勝ちに結び付けるセンセイなのだが、もう1つは<中年の星>である。47歳のタイトルホルダーは最高齢だ。テレビでは街のサラリーマンが「オジサンはオジサンを応援するよ」と言う姿が紹介される。それだけではない。若い女性ファンも多い。もちろん藤井人気がすごいから、テレビは反対に木村人気を拾い集めたという見方はあるが、それだけではない人間味を彼から感じた人も多くいただろう。我が家では家人も娘も藤井ファンだ。いわゆる、にわかファンである。家人も娘の彼の謙虚さと礼儀正しさを褒める。つまりは、育ちの良さだ。
コロナ禍で暗いニュースばかりのところに、藤井2冠の話が出てきた。みんながそれに飛びついた。家庭の食卓の話題ができた。