家人は市内のコーラス同好会に参加していて、その活動のひとつに老人ホームへの訪問があり、つまりは老々慰問だから、選曲にも工夫があるようで、「今日は『お富さん』を唄ったら、ホームの入居者の人達も、みんなニコニコ顔になったわよ」と話すことがある。ホームにはほかのボランティアグループも来ていて、先週は、中学1年生のグループと出会ったそうで、彼女達はカルタ遊びのようなことで老人達と交遊しているそうだ。当然に家人達は「一緒に唄おう」と誘ったのだが、そこで驚くような事実を知ることとなる。なんと、今の中学1年生は、『花』『夏は来ぬ』『みかんの花咲く丘』『冬景色』…といった、昔で謂う小学唱歌=ニッポンの歌を全く知らないのだそうだ。 ニッポンの歌の好さの第一は、四季を表す歌詞にあると私は思っている。 もちろんメロディーも好いが、「春のうららの隅田川~卯の花の匂う垣根に~みかんの花が咲いている~狭霧消ゆる港江の~」といった歌詞を口ずさむ時間があるかどうかだけでも、その人の持つ情緒感覚には差ができると思う。 「名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実ひとつ~」を頭の中で絵にしてみるだけでも、12歳の少女にとっては、いい時間であるはずだ。 それにしても、小中学校の音楽の授業では何をやっているのだろうか。 田中文科大臣は他のことで御多忙だろうが、小中学校に唱歌のすすめでも布告してみたらどうだろうか。
オバマ大統領が再選した翌日のニューヨーク市場(ダウ平均)は300ドルを超える値下がり。今年の末でブッシュ減税が期限切れのこともあって、新聞には財政の崖の文字が躍るようになってきた。壁に当たるではなく、崖っぷちというわけだ。年内にもう一度売れる株はないか。今年は3ツ(野村ホールディングス、千代田加工、タツタ電線)で稼いだが、手持ちの株の目減りを考えると、冴えない。 株がダメならせめて競馬でも~。昨日の京王杯で49倍をスポニチ小田記者がプレゼントしてくれたので、今日のエリザベス女王杯も、佐々木大魔神がオーナーのヴィルシーナの軸は堅いので、3連複でバラ買いしたが、ちょっと高めを狙いすぎた。 石原・渡辺・橋本の第三極がまとまらないうちに~と、野田首相は読んだのか。 それとも、別の作戦があるのか。とにかく解散ムードが漂ってきた。 久々にゴルフ(石川遼の優勝)を15分ほど観たが、家人が(石川君が)イヤな髪型だと言った。その通りである。芸能人じゃあるまいし。 いま午後6時。大雨が降っている。娘が扁桃腺をいためているので、恵みの雨か。水割りのツマミは、いつものチーズクラッカーの他に焙り梅干し。梅干しを焙ると、塩分も酸味も薄くなって旨いけれど、なぜなのか。 今日の『疑惑』(清張ドラマ)をはじめ、娘に録画してもらったビデオが何本かストックされているので、明日も株が安かったら、それらをまとめて観るつもり。家人は日帰り温泉を予定していて、この雨は朝までにあがると決めている(不思議と、こういうのが当たることが多い)。