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5月31日

2020-05-31 18:37:22 | 日記
コロナ騒動の日々の中、もう5月も終わる。緊急事態宣言の介助が伝えられた途端に、北九州で集団感染が発生した。週刊誌(といっても、見出しを読むだけだが)は、テレビが不安を煽り過ぎていると書いているが、我が家で観ているテレビ朝日では、それほどは感じない。私のような素人が考えるのは、第一に運ということで、とにかく保菌者に接しなければよいので、それはもう運でしかないと思っている。

毎週同じようなことを書くが、今日もNHK杯将棋はアーカイブスで、谷川浩司名人と羽生善治五段の1989年の対局。いまは2020年だから31年前かと頭の中で、やっと引き算が出来た。31年前は谷川さんが名人位にあったのか、それにしても若い顔だなぁと感心しているうちに、羽生少年が不利と見えた局面を逆転した。

競馬は日本ダービー。不作が続く中、せめてダービーだけでもと、本命のコントレイルを中心に絡めての3連複5点買い。3着に、狙いの6番が滑り込んでくれて、やっと24.9倍が的中。これで火曜日に治療に来てくれる重田名人に、「ダービーが5点で取れた」と報告できる。

認知症予防には、友人と話すことが有効とされ、いまはコロナで外出自粛だから電話がいいそうだ。家人がそれを実行している。毎日、友達と30分から1時間は喋っている。私もあれこれの友人を思い浮かべるのだが、つい面倒になる。相手が病気にでも罹っていて、奥さんが出て来て「すっかり弱ってしまって、入院することも多いんですよ」なんてことになるのではないかと余計なことを考えているうちに面倒になる。

夕方、買い物から帰って来た家人にチョコレートアイスを1本もふぁrった。これが旨い。「夏は来ぬ」の味だ。今朝の血圧は125-66。

復活

2020-05-31 12:06:14 | 日記
今朝は6時の目覚めだった。やっぱり、と思った。昨夜は9時前に眠りに入っていたから9時間は眠ったことになる。普段より1時間以上長い。家人も起きていた。東の窓が明るい。いつものようにストレッチ運動を始める。脚をゆっくりと上げ、ゆっくりと下げる動作が重くない。出来るだけ我慢して静かに下げるようにという、リハビリコーチのC子先生の掛け声を思い出す。それが容易にはできない。つまり、下げるときに力が入らず、ストンという感じで落ちてしまうことが多いのだ。それが今朝は我慢が利く。また、やっぱりなぁと思った。

昨日から重田名人の指圧治療が再開した。約1カ月ぶりになる。その間、新しい電動器具を買い、前からの物と合わせて脚、大腿部、腰、頚、背中を慰めて来たが、やはり何かが足りない気がしていた。電動具の使用は2時間近くに及ぶのだが、それでも名人の30分の指圧にはかなわない。

「もう死んでいると思ったでしょう?」と私が訊くと、「まさか」と名人が笑う。「重田さんに会わなかった間、競馬はハズレ続きでしたよ」と言うと、「私は先週オークスが当たりました。名人との会話も楽しい。治療が終わると眩暈がする。血圧が下がるからだそうだ。しばらくベッドから動けない。もしサーモグラフィーで撮ったら全身が朱色に写るのではないか。ようやく起き上がって入浴して、水割りを1杯呑むと、「旨い!」と声が出た。椅子の背もたれに添って腰を伸ばすと痛みが無い。復活という言葉が浮かんで来る。重田名人はトルストイだ。

体調

2020-05-30 13:40:09 | 日記
体調不良という言葉を子供の頃は聞くことがなかった。たとえば学校に出す欠席届などに、体調不良のためと書くことはなく、頭痛のためだとか、風邪発熱のため・・・といった具体的な理由を記すことが多かった気がする。体調不良は言葉の範囲が広い。「今日はちょっと寝不足で学校へ行く気がしないんだ」も、体調不良の一種だろう。

体調は誰だってその日によって異なると思う。私のような終期高齢者でもそれがある。朝6時過ぎに目が覚める。家人を起こさぬように、そっとストレッチ運動を始める。むろんベッドの上だ。まず右足のヒザを曲げ、それを両手で胸の前に引き寄せる動作がある。それを30秒数えて、次に左脚に移る。私は左脚の左筋が(腰痛の影響で)敏感になっているから、「イテテ!」と小さな声が出る。家人を起こさないように小声の習慣はできている。以下、8種類の動作があるが、ラストの2つがキツい。腕を組んでヒザを立て、腰を出来るだけ上に浮かせるというのが、その1で。その2は枕を外しての腹筋運動だ。それで、その日の体調がわかる。朝のココア豆乳が旨いかどうかがわかる。

だが、上記のストレッチができるのであれば、ナンボか痛みがあろうと少なくとも不健康ではない。最近は何の前触れもなしに、妙な不快感に襲われることがある。」今月は2度あった。これについては前に書いたように、説明のしようのない不快であって、無理矢理に酒を口に入れて、気持ちを落ち着かせるのがやっと、という状態だった。たぶん、あれが本当の体調不良なのだろうと思う。だから、朝のストレッチの腰の悪さを確認したぐらいでは、本日は体調不良なり、とは言わないことにしている。

損得

2020-05-30 13:33:33 | 日記
Aは麻雀をやらなかった。競馬もやらない。酒も呑まない。すなわち社内でも友人が少なかった。昭和という時代だったからかもしれない。現代は呑まず・打たずの学生やサラリーマンが多いらしい。授業が終われば、仕事が済めばまっすぐ家に帰るのだろう。Aは宝くじをよく買っていた。「俺はバクチは嫌いなんだ。あんなもので損したくない」と言っていた。そんなに宝くじはよくあたるのかと訊くと、「そういうわけではないが、バクチの損とは違う」と言う。Aのような男とは話してもムダである。ギャンブルは負けた人間の金を勝った人間で分け合うことになっている。宝くじも、外れた人間の払った金を当たった人間が分けるのだと話してもムダなのだ。Aが、外れても損ではないと思うなら、それはそれでめでたいことではないか。

孫娘の夫であるH君はハンサムだ。がっちりとした体格で、180センチ近い長身。孫娘とは大学の同級生であるが、落ち着きがある。言葉遣いもきれいで、育ちの好さがうかがえる。高校時代はバスケットボール部の主将を務め。県大会で準優勝したそうだ。要するに欠点の少ない、カッコよい男性なのだ。当然のことに、家人も長女もH君のファンである。家人は、「マキちゃん(孫娘の愛称)はよかったわねぇ」と繰り返す。長女も同調している。これがマキの母である次女の耳に入る。重なって入る。あるとき、次女が長女に言った。「でも、マキだけが得をしたわけじゃないでしょ」。それはそうだろう。恋をして結婚したのである。結婚はバクチと異なって、両方が得をすることがある。あって当然だ。それでも次女の「マキだけが得をしているわけではない」は、昨年度の我が家の流行語大賞に選ばばれた。選んだのは私だ。このセリフには大賞の価値がある。

カン

2020-05-30 13:25:40 | 日記
イングランディーレの大逃走の文字が目に入った。17年前カ18年前の競馬、春の天皇賞の日の朝のことだった。スポーツニッポンの競馬ページの見出しであって、その予想記事を書いたのは小田哲也記者だった。イングランディーレは人気薄である。他の記者はほとんどノーマークだ。私は、今日は小田予想に賭けてみるかと思った。騎手が横山典弘さんであることも気に入っていた。競馬の電話投票を初めて間もない頃だった。この小田予想は、見事に的中した。つまり、私のカンも当たった。馬単で700倍、馬連で340倍の配当だった。大穴狙いだから、10枚まとめて買ってはいなかったが、私の馬券的中史上最高の大儲けとなった。金に色がついているわけではないが、現在私の競馬貯金帳に残っている金はイングランディーレ色がついている気がしている。しかし、残念ながらこの数年間、私の競馬は不作だ。すなわちカンが悪い。カンって何だろう?直感と言う。直観とも言う。カンとは何か?私は記録と経験にもとづいたヒラメキのようなものだと思っている。初対面の相手を、善い人、怪しい人、中身のありそうな人、カラッポの人、友達になれそうな人、その反対の人…だいたいは、カンで分類している。当たる確率は低くない。10打数8安打は堅い。それに反して競馬カンは悪い。15打数1安打がせいぜいか。84年生きているから、記録と経験は充分だ。しかし、ヒラメキが無い。84歳ではヒラメキは無理なのか。