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百万

2013-05-31 23:48:37 | 日記
百万ドルの笑顔という言葉は、最近あまり使われなくなった。その多くは女優さん達に用いられたが、マスコミが男性にも使うことがあった。 破顏一笑、百万ドルのスマイルと評されたのは、吉田茂・佐藤栄作の両首相だった。吉田さんのそれには愛嬌があり、栄作さんはハンサムだった。 しかし、文句なしの百万ドルの笑顔は、もちろん幼児のものであり、百万どころか、あのすばらしさは金では買えない。 昔は百万長者が金持ちの代名詞であって、今はそれが億万長者になった。百万円という単位が、ひとつの夢であったのは、宝くじによるものではなかったか。 1等百万円の時期は、かなり長かった記憶がある。  昭和36年春、私は、それまでのバイト稼業の足を洗って、いわゆるサラリーマンになった。初めてのサラリーは(皆勤手当を含めて)1万6,000円だった。バイト時代の収入は(月によって異なるが)4万円を超えることがあって、仕事のかけもち、ちょっとヤバい種類のものもあったが、とにかく現在とは全く違う労働事情だった。サラリーマンになるのは、結婚のためだったから、収入減は止むを得なかった。 池田勇人首相が所得倍増論を打ち出し、日本中が景気上昇ムードに入った。1万6,000円は1年後に2万5,000円になり、池田論は実現した。そして、昭和39年、私の年収は百万円をラクラクと超えた。晩酌が1本360円のトリスウィスキーから、700円のサントリーホワイトに格上げされた。 東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が営業を開始した年だった。 私達「貧乏夫婦」にも、ほのかな明かりが見えた。

歌は世につれ

2013-05-31 23:40:47 | 日記
昭和30年代、渋谷駅の井の頭線のガード下に「軍隊酒場」があった。陸軍の制服を模した半袖半ズボン姿のホステス達が客を接待するわけだが、客の目的は、軍歌の斉唱だった。大半は
40~50代のオッチャンで、20代は私以外にはあまり見当たらず、「兄ちゃん、よく歌詞を知ってるなぁ」と酒を注いでくれる先輩もいた。いうまでもなく、軍隊酒場はもう存在しないだろうし、先輩方の多くは鬼籍に入られているだろう。「海の男の艦隊勤務 月月火水木金金」は過去のものとなった。  仲良しコーラスに入会している家人が時々持ち帰る歌詞カードを見ると、昔の文部省唱歌の多くが生き残っていることがわかる。すなわち、ニッポンの歌と呼ばれるものだが、それがたとえば孫の代まで残るかどうかはわからない。 孫どころか娘だって、『みかんの花咲く丘』を口ずさむのを聴いたことがないし、また難しい歌詞もある。 『箱根八里』の「羊腸の小径は 苔ならずや」よりは、いまは『箱根八里の半次郎』だろう。 カラオケ時代である。 あれも人気のない歌は次々に外して、新しいものに入れ替えていくのだろう。 懐古趣味と笑われそうだが、日本には四季それぞれに、古きよき歌がある。 娘のピアノで、孫と「春のうららの隅田川 ほととぎす はやも来啼きて 忍び音もらす 夏は来ぬ」と唄う日があるかどうか。 いや、そんな時代じゃないか。 そして、私はもう、呑みながら歌うことができない。1曲でダウンしてしまう。

高・低

2013-05-29 22:20:43 | 日記
若い女性が結婚相手を選ぶときの3大条件は、高収入・高学歴・高身長であるそうで、若い頃の私がクリアできるのは身長だけだから、これもまた家人に感謝せねばならぬ。 黒澤映画『天国と地獄』では、高いところにある豪邸と、その眼下にある古アパートを対比してつくられているが、私が幼い頃住んでいた兵庫県芦屋市も、山の手と下町には大きな差があった。現在はどうなっているのだろうか。山高きがゆえに貴とからず~という言葉は有名だが、先日の、三浦雄一郎さんのエベレスト登頂は、高きがゆえに貴重だった。  むろん、世の中、低い方がいいものもあって、その第一は、健康診断の血圧、血糖値、コレステロール値、ガンマなんとかなどなどである。 難しいのは、物の値段であって、高価格では手が出ない、低価格なれど質が落ちるということは、当然といえば当然、家庭という単位で言えば、その辺のjことはすべて主婦の才能にかかっている。 自分が草野球の本塁打者であったことは、自慢話として以前から述べて来た。 私は典型的なローボールヒッターであって、胸元あたりの好球もバックネットへのファウル、ベルトあたりの高さも、レフト前に運ぶのがせいぜいで、とにかく、膝に近いところに来る球を待った。 低い球だから、掬い上げるようにして打つわけで、いわゆるゴルフスウィングだった。ゴルフは全くダメだったが、草野球のゴルフスウィングは成功した。

女性の声

2013-05-29 22:14:28 | 日記
我が家には高嶋秀武さんの色紙があって、そこには「声は人なり」と書かれている。もちろん声だけでその人の全人格を判断することはできないだろうが、発声の主目的は(歌唱とともに)話すことにあるから、その声プラス喋り方によって、人の性格の一部、個性、雰囲気といったものはわかる場合が少なくないのではないかと思う。 私の妹のことを、長女が「イツモ静カニ笑ッテイル」と、宮沢賢治先生の言葉のように言っているが、たしかに、妹の話し方には、ほほえみの感じがある。身内自慢になるが、性格の好さは抜群だから、その辺も喋り方のリズムにあらわれるのかもしれない。 これも長女の評言を借りると、家人の性格の基本はマジメであるそうだ。家人は高声であって、何かのことに一所懸命になると、ますます甲高くなる。 市内のコーラスグループでは当然にソプラノ部門を担当していて、歌唱も熱心になれば、悲鳴的高音になるだろうが、なるほど、そこにはマジメが出ているのだろう。  長女は呵呵大笑型の物言いをするが、神経は繊細だ。声量がありモノマネが巧みなので、歌も上手い。彼女のホントの神経について、その声や話し方で見抜けるのは、家族やごく近い仕事関係者だけのような気がする。 次女は合理型人間であって、当然に下手な冗談などは口にしない。 合理的だから、明るい話は朗らかに、暗い話は静かに語る。実はこれ、ごくアタリマエのことなのだが、真似るのはちょっと難しい。 周囲の女性達と声と性格の相関性を考えてみるのは、ちょっとおもしろいヒマツブシになるので、お試しください。 ついでに言えば、男の声はムサ苦しいだけで、考えてみる価値はない。

5月26日

2013-05-29 22:00:55 | 日記
先週木曜日に、東京株式市場は震度8ぐらいの大揺れ(1日で、1,143円の下げ)。翌金曜日も余震があったが(128円高で)おさまった。そして週末のNY株は横ばいで終えて、明日まで3連休。 明朝の東京市場も、為替次第では再びの荒れもありそうだ。 マンションの玄関を少し開けておくと、快い風が食堂兼居間に届くのがありがたい。 風もごちそう、冷やし中華もごちそう。 競馬は日本ダービー。1,2,8,9の有力どころをおさえて、あとは穴狙いを少々。 結果1・9と入って、配当970円はこれもごちそうさま。 家人の姪の娘(この8月に2歳になる)が可愛くて仕方がない家人と娘が、今日も会いに行っている。 車で10分ほどの距離に、小さな天使がいるのは楽しく嬉しいことだろう。我が家の少し先に保育園があって、連日にぎやかな声を聞いているが、子供の声というのはいいものだ。前の家の周囲には子供がいなかったので、なお、そのことを強く感じる。  昨日家人が腰痛相談の会のようなところへ行って、私の状態を話し、意見を聞いて来た。答えは、手術は不可能ではないというものであり、それにはいくつかの条件がつく。 いちばん大きいのは、私の年齢ではなく、脳梗塞の経験があることのようだ。詳細は省くが、私が(脳梗塞の再発防止のために)のんでいる血液サラサラ薬がネックのようだ。 これから暑くなり、血液がドロドロになりいやすいシーズンに入るから、話が具体化するのは秋になってからになるかもしれぬ。