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大晦日

2018-12-31 19:40:18 | 日記
おとといのスポーツ紙に、大学箱根駅伝の記事があって、そこに5連覇を狙う青山学院大は4年生で主将の森田君が負傷して練習が不充分、2区には別の選手を起用か?、とあった。華の2区と言われるように、エース級が揃う区間であり、そこを走るはずの4年生主将が故障とは大ピンチ。一方、昨日の日経新聞には、青学に隙無しとあって、笑顔の森田君の写真が載っている。ま、専門のスポーツ紙の報道の方が確かなのだろう。ついでに言うと、森田君は茨城の竜ケ崎一高の出身であって、私はこの学校で1年生の1年間を学んでいる。

子供が生まれる前の正月はよく熱海へ行った。家人の両親と弟妹達が一緒だった。と言って、一級ホテルに泊まったわけではない。当時、家人が東京の証券会社に勤めていて、証券業組合の保養所が利用できたのだ。もちろん立派なおせち料理もあった。みんなは梅林見物などを楽しんでいたが、私は一人で寝転んで酒を呑んでいた。

30日は上司の家で徹夜麻雀を打ち、大みそかは団地の家に帰って、近所のオバサンの下手糞なマッサージを受け、買い置きのサントリーのホワイトを呑もうとしたら、家人がオールドを出して来たのを憶えている。ボーナスがよかったので、家人がそっと買っておいたのだ。そんな大晦日もあった。今はオールドどころかジョニ黒も安くなった。よくわからないが、ウィスキーだけが安くなったような気がしている。

今日はドリームジャンボ宝くじの抽選日。ボチボチ大穴が当たってもよさそうなものだが。

12月30日

2018-12-31 13:33:20 | 日記
今年1年を表す漢字一文字は災であった。そのことで避難指示とか早い避難、日ごろの準備といったことがテレビなどで専門家が時々話している。私も、災では戦中の米軍機による空襲や伊勢湾台風で怖い経験をしている。そういった事々から得た結論は、そのとこにいたかである。とどのつまりは、運だと思っている。日頃の準備なら水だろう。飲み水のストックと風呂桶を満杯にしておくことだろう。山口瞳先生の伯母様は関東大震災のときの津波で家が流された。海の沖まで流された。しかし、やがて家は再び岸に戻ったそうだ。その往復の間、伯母様はずっと屋根の上に居たそうだ。失神していた。私の言う、そのときどこに居るかの意味をこれで理解していただけるのではないか。

私の、今年の一文字は、孫である。孫正義さんのことではない。私はソフトバンクの株は買っていない。孫の1は、孫娘の結婚である。結婚相手が好い。ハンサムである。長身でガッチリしている。性格が好い。孫娘にはモッタイナイほどである。小学校の先生で、3年生を受け持っている。女生徒や母親たちの人気は高いだろう。孫の2は、曾孫の誕生である。うまい具合に父親似で整った顔立ちだ。我が家系で曾孫の顔を見るのは私が最初である。新記録である。今朝の血圧は123-78。

感想文

2018-12-31 13:24:15 | 日記
小諸なる古城のほとり 雲白く遊子かなしむ。 ご存じ、島崎藤村の千曲川旅情の詩であるが、それが中学3年生のときの国語の時間にガリ版刷りの紙で配られた。教師が藤村のファンであるようだった。詩が読み上げられ、次の週までに感想文を書いて来いと言う。宿題であるが、私はそのことをうっかり忘れていた。当日になって慌てて友人に指定の容姿をもらって書いた。詳細はもちろん憶えていないが、だいたい、のんびりとした好い詩だといったようなことを書いた。その日、全員の感想文を満足そうに抱えて帰った教師は、その次の授業の日に何人分かの文をとりあげて読んだ。優等生たちは、例によって、こまかい観察とか流れるようなといった美辞麗句を並べていた。そして、最後に、私の文を読んだ。みんながクスクスと笑った。私は、なんでやねんと思った。最後の方に、岸近き宿にのぼりて、にごり酒にごれる飲みて草枕 しばしなぐさむ、とあるやんか。のーんびりとしとるやんかと胸中で反論した。私はこういう疑問を関西弁で問うクセがその頃からあった。

昔参加していた同人誌会A会では誌上に発表された作品に会員が感想を述べるページがあって、その部分のみんなの関心を集めていた。自作にどの程度の評価が集まるかにかけているといった雰囲気すらあった。私はまだ若かったから、それほどのことはなかったが、60代、70代の老人は入れ込んでいた。要するに、自分の作品は自分の手を離れたら、他人からどんな批評を受けても仕方がかないという、当然の理をわからない老人が多かった。ナントカのひとつおぼえも多かった。夫が妻の事を、嫁さんが亭主のことをどんなに冷やかして書こうと、その欠点や悪口を並べようと、感想文にはすべて、おのろけの文字が躍った。私は家人のことを書くことは一度も無かった。

来客

2018-12-27 21:47:32 | 日記
昨日は珍しく3人の来客があった。ケアマネのOさん、デイケアサロンのリーダーであるIさん、それにレンタル業者のK君である。Oさんはケアマネという仕事がピッタリの人柄である。明るい笑顔の人である。最多で30人の患者を短刀するらしいが、この人柄ならば大丈夫という感じがする。年齢は55歳か60歳といったところか。以前にリハビリで世話になっていたM子さんが、将来はケアマネをやってみたいと言っていたのを思い出すが、M子さんは体育会系のキツい感じが持ち味だった。Oさんはソフトであり、柳に風の趣もある。私はケアマネは人気商売だと思っているので、その点ではOさんにかなう人は少ないと見ている。

デイケアサロンのIさんは静かである。サロンには、7,8人のスタッフがいる。血圧計測担当は白髪の老女である。おやつの菓子を作る名人がいる。朝からくる患者のために昼食を用意する料理人がいる。Iさんは50代の前半かと思うが、他のスタッフも中年が多い。サロンの中でIさんがスタッフに声をかけて何かを指示するのを聞いたことがない。そういうことは要らないのかもしれない。つまりチームワークが好いのであって、Iさんに統率力があるのだろう。

私は家の中を大型歩行器で移動する。その歩行器はレンタル業者からの借り物である。K君はそこの従業員であって、きいてみると26歳と若い。がっちりとした体格、丸顔で短髪、見るからに野球のキャッチャータイプである。「キャッチャーでしたか?」と訊くと、「ピッチャーです」と答え、「まさか、甲子園?」と続けたら「はい、決勝で負けました」と言う。なんと、出身は東海大相模高であって、残念ながら甲子園でのベンチ入りはならず、スタンドからユニフォーム姿で声援を送ったそうだ。東海大相模の№3か№4なら、県立高へ行けばエースで4番だろう。

おもしろい1時間だった。何か、介護に関する訪問だったようだが、たまの来客は愉しい。酒の時間ではなかったけれど。

球数制限

2018-12-27 21:40:01 | 日記
来年度の公式戦から、投手は投球が100を超えたら交替させるというルールを設けると、新潟県の高校野球連盟が発表した。試験的に、という断りがついている。むろん目的は選手の健康管理にある。私は?と思った。それをやるなら、全国一斉でなければ不公平が生じるだろう。ま、とにかく、全日本の高野連も100球までという方向に進むのではないか。

そうなると各校とも複数の投手の育成が必要になる。甲子園を狙うなら、少なくともクローザーも含めて3人のピッチャーが欲しい。プロ野球同様に先発→ホールド→クローザーのリレーを考え、先発2人中継ぎ2人と編成したくなるはずである。

高校野球の質が変わる。完封どころか完投もほとんど望めない。明石中 対 中京商の延長20回は戦前のことだが、板東英二と村椿輝雄が延長18回を投げた引き分け再試合、太田幸司と井上明の三沢高 対 松山商の引き分け再試合、近くは斎藤佑樹と田中将大の早実・苫小牧の2日間にわたる熱投といったようなゲームはもう見られなくなる。つまり、野球の質が変わると、物語が変わってしまうのであって、そこのろころがなんとも寂しい。この世には多くの物語がある。すべての個人にだって物語はある。その中でも私は甲子園物語が好きなのだ。もっと言えば、好投手物語が好きだ。今年の金足農高の吉田輝星も好かった(文中敬称略)。