貴船の鳥居茶屋「真々庵」で、床料理の昼席を予約しておきました。
平日の昼なら貴船口までの送迎があります。
この日は平日だというのに、えらく賑わっていて、貴船川沿いに床を眺めながら歩く人もいっぱい。
夏の終わりを涼しい貴船で・・・と、思って来ている人達でしょうか。
私も同じですが・・・。
まずは先附。
トルコブルーのお皿が美しい。
カゴをとると、鶏で巻いた八幡巻、甘く煮た川エビ、緑はぎんなん、そしてあんこにくるまれたものは・・・?
タコの柔らか煮でした。
意外な取り合わせに驚くが、あんこも甘くはなくおいしい。
刺身は京都や大阪の夏の定番ハモの湯びき、マグロ、鯛も湯びきで・・・。
えびしんじょのお吸い物。
関東の人なら薄いと感じる味付けだが、私にはぴったり。
小さな鮎の塩焼き。
ふた口ほどで終了。
豚の角煮は、前回も出たなぁ・・・。
二段重ねの紙フタを取ると・・・。
グラスの中は素麺瓜を軽く泡立てたとろろが包み、じゅんさい添え。
小鉢の中はゴチが盛りたくさん。
甘く煮たタコの卵がおいしい。
タラだろうか?白身の魚のゼリー寄せ。
上にかかるのは、蕪をすりおろして甘く味付けしてあるもので、少し酸味が効いて、これが、又、おいしい。
そしてお口直しのメロン。
今回のメロンは、熟し方が足りなくて、前の方がおいしかった。
冷やし素麺につゆをかけていただく。
素麺の上の山椒も、きつ過ぎないぴりり加減で口の中がさっぱり。
温泉卵を溶いて素麺にからめて食べてもおいしいだろうが、私としては、それはしたくない。
湯葉の佃煮でお茶漬け。
お茶漬け嫌いな私は、そのままいただく。
海苔がじゃまだなぁ。
相変わらずおいしかった。
前回来た時から1ヶ月ほどしか経っていないが、料理は変わっているのが多かった。
それに、いろんな食材がおいしい味付けで食べられ、多いに満足。
床はまもなく終わるだろうが、季節を変えて、又食べに行きたいものです。