2017.04.04 30年程前に来た事がある名護屋城。
だだっ広い野原に名護屋城跡の石碑が建っていたのだけ覚えている。
30年前よりはかなり整備が進んでいる様子。
入り口で清掃協力金100円徴収されたが、駐車場料金は不要。
大手口から坂を上がり三ノ丸へ。
この辺りの桜は開花が進んでいた。
本丸御殿跡。
ひろ~ぃ。
建物は何もない。
何もないのがいい。
鉄筋コンクリートの櫓や天守を見るのは、何だか興ざめしてしまう。
ここに立ち、前に広がる海を見ていると、秀吉の無謀な夢、それに
振り回される諸大名の悲哀が頭に浮かんだ。
以前ここには来ているが、ただ草茫々の野原だったような・・・。
「太閤が 睨みし海の 霞かな」と読んだ青木月斗の句碑が立つ。
呼子大橋がかなたに見える。
この木も睨みをきかしている。
天守台跡。
わずか5年の歳月で、当時大坂城に次ぐ規模を誇る城が築城された。
動員された諸大名130。
その陣屋が城下に出来、人が集まり、1500~2000人程だった集落は
人口20万人を超える城下町になった。
太閤は1年1ケ月の間山里丸という郭に滞在したらしい。
太閤の死によって諸大名が撤退するまでのわずか7年間の繁栄だった。
二ノ丸の桜は開花したばかりだったが、今はもう散っているだろうか?
二ノ丸を望む。
馬場を望む。
三ノ丸から馬場方面へ。
たんぽぽは白い花ばかり見かけた。
名護屋城跡、来て良かった~。
晴天に恵まれたお蔭で、眺めは抜群。
そこまでは行かなかったが大名の陣跡もいくつかは見学可能。
すぐ近くには佐賀県立名護屋城博物館もあり、
ゆっくり全て見ようと思えば1日でも遊べそう。