まだ見た事のない善峯寺の桜。
善峯寺へ行くのなら自家用車に限ります。
バスは1時間に1本のみで、ハイシーズンの土・日には積み残しが出るほど。
阪急バス、臨機応変に臨時バスを運行するようですが・・・。
自家用車に限る・・・もう一つの理由は、バス停からはキツイ上り坂が続きます。
車なら駐車場はこの階段の下で、写真の坂道を登るだけで済むのでうんと楽です。
国の天然記念物「遊龍の松」の根元はいったいどうなっているのだろう?と、しげしげと眺める。
樹齢600年の五葉松で、以前は54mあったが、平成6年松くい虫の被害で15m程切った。
徳川三代将軍家光の側室で、五代将軍綱吉の生母「桂昌院」お手植えの枝垂桜は満開。
桂昌院は応仁の乱で一部焼失した善峯寺の再興に尽くしたという。
松の緑に桜色が映え実に美しい。
櫻・あじさい苑の枝垂桜も満開だった。
山の斜面を切り開いて作られたような感じの櫻・あじさい苑。
桂昌院お手植えの桜だけでは、花見としてはちょっと物足りないかもしれないが、
この櫻苑を眺めていると、交通不便な所だが、はるばる来て良かった~、と思う。
あじさいの新芽も美しい。
あじさいの咲く頃にも来てみたい。
紅葉もきれいだった。
信仰心のない私は、花で釣られる。
私だけでなく多くの人はそうだろう。
町起こしは、時間はかかるが「花」でやるのがいいと思う。
7代目小川治兵衛作の回遊式境内を順路に従って歩く事40分。
よく手入れされた美しい境内だった。