串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

梅ヶ島温泉 旅館「清香」

2012年08月29日 | 宿-東海

新東名の新静岡で下りて 安倍川沿いに県道29号線を北上。

川根ほどではないが、沿線にはお茶畑が広がる。

 

安倍川沿いに梅ヶ島温泉の旅館が建ち並ぶ。

今宵の宿は「清香」。

エレベーター完備の3階建て。

この宿を選んだ大きな理由は、源泉風呂がある・・・から。 

梅ヶ島温泉の宿の中で源泉風呂があるのは、この「清香」だけのようだ。

部屋は8畳間に広縁。

4室あるウォシュレットのトイレ付きの部屋の一つ「やまゆりの間」。

風呂へは階段を数段下りると、そこは風呂場という風呂に一番近い部屋。

13:00~チェックインとあって、2日間で9回風呂に入った。

近いうえ、ぬるめの源泉風呂が最高!

西日は差し込むが、安倍川沿いの部屋。

さすがにお茶ところ静岡、どこでもおいしいお茶が飲めるが、この宿の緑茶も結構なお味。

風呂は内湯のみで露天風呂はない。

↑ は女性用で、時間によって男女入れ替わるという事はない。

四角い湯船が源泉風呂で、4人は入れるが、4人なら足は延ばせない。

2人で足を延ばして雑談・・・これがいい。

左側の浴槽は加熱風呂で、吸い込み口が一つ。

控えめな循環が行われているようで、湯船の縁からもったいなく湯があふれる。

この源泉風呂が実に気持ちよい。

湯温は37度、冬場は少し加温されるらしいが、今は源泉そのままを投入。

成分総計は250mg/Kgにも満たない単純硫黄泉だが、PHが9.6と高く、浴感はぬるすべ。

上品な硫黄臭がする、とても良い湯だ。

 残念ながら24時間入浴可能ではなく、6:00~22:00まで。

22:00で加熱浴槽の湯はぴたっと止まってしまったが、
源泉風呂の方は一晩中、湯は掛け流されていた。

こちらは男性用。

女性用と大きさも変わらず、これなら男女入れ替えをする必要はないと思った。

シャンプー類はポーラ製。

洗い場が2箇所しかないが、結構泊り客のあったこの日でも、待たなければいけない
と、いう事はなかった。

部屋に置かれたアメニティ類も充実。

 食事は朝・夕共に大広間で頂く。

典型的な旅館料理だが、味付けは薄味で、どれもおいしい。

ワサビ栽培発祥の地も近くにあり、刺身には生ワサビが添えられた。

大きなワサビで、残ったものはご飯にのっけて食べるといい・・・と、女将さん。

 

 

 

やまめの塩焼きだが、こんな身ばなれの良い魚は久しぶり。

吸い物もいい出し、そして味もいい。

こちらは朝食。

やまめの甘露煮、甘さ、辛さも丁度よく、柔らかくておいしかった。

この大広間、冷房が効いていなくて、夕食も朝食も私は汗だくで食べた。

この宿で不満といえば、この大広間の暑さだけ。

朝食後のコーヒーサービスも部屋に持って帰り、冷房の効いた部屋で頂いた。

これで@11、000程の宿泊料とコスパもいい。

良かったです「清香」。

紅葉がきれいらしいので、その頃に又行きたいと思うが、大いに混雑するらしい。

清香さんのサイト