「岩の湯」を後にし草津へ向かう事にしました。
同行者は、ガツンとくる湯に浸かりたいと・・・。
そうでしょう、そうでしょう。
あの、頼りない仙仁の湯では・・・。
でも、私は、あの湯が、凄く好きになりました。
ぬるくて柔らかい湯。
そして、何よりも指のケガが目を見張るように治ったんですから・・・。
私も、久しぶりに草津へ行ってみたい。
嬬恋のキャベツ畑を横目で見ながら懐かしい平治温泉へ。
少し、行きつ戻りつしながら尋ねた平治温泉は、残念ながら施錠がされ、覗いた男湯に、湯は張られていません。
最近の様子はどうなんだろう?
夕方なら入れるのだろうか?
それとも、完全に閉鎖されているのだろうか?
草津へやって来るのは、何年ぶりだろうか?
大阪からは、案外、行きにくい所なんです。
平日なのに多くの観光客が、湯畑の回りにいます。
これでも、少ない方でしょうね。
草津での私の目的は、独自源泉を持つ「泉水館」での立ち寄り入浴。
ここは、食事も出来るので、先ず昼食を・・・。
注文したのは「サラダうどん」。
野菜たくさん、それにツナの和え物がトッピングされた冷たいうどん。
まずまずのお味でしたが、やはり、生野菜とうどんは合わないかも。
目的のお風呂は、草津十二湯の一つ「君子の湯」。
きれいな薄いブルーがかった湯は、少々熱い目。
肌触りはつるつる、少しなめると、えぐくて塩っぱい。
入り心地は、それほど強烈ではなく、草津の湯としたらおとなしい方かもしれません。
ここは、宿泊者専用の湯小屋があるのですが、もちろん立ち寄りでは、これは無理。
実は、この宿に泊まってみようかなぁ・・・?と、考えていました。
昼食をここでとったのは、これで料理の味も分かるだろうとの思いでした。
料理は、結構いけるんじゃないかと思いますが、まぁ、泊まるほどでもないか・・・と、いう結論でした。
ポツポツ雨が降り出しました。
お洒落な喫茶店「グーテライゼ」でコーヒーでも。
目にとまったチョコレートケーキも注文。
これが、後々までたたります。
おいしいのですが、チョコたっぷりで重いのです。
半分でよかった。
注文を受けて、豆を挽いて淹れられた苦い目のコーヒーは、とてもおいしかった。
草津を後にし、志賀草津道路に入るや否や雨は、本降りに。
眺めの良い殺生河原は、あたり一面霧雨で何も見えません。
白根の湯釜もやり過ごし、長野県へ入ると雨は、少し小降りになってきました。
今宵の宿、奥山田温泉「満山荘」へと林道を下ります。