食事は、朝・夕共に食事処Food(風土)で頂きます。
隣とは、ついたてで区切られているだけなので、隣のグループの話し声、笑い声、それに赤ちゃんの鳴き声までが
混じって賑やかを通り越しうるさかったです。
夕食は、席が決められていますが、朝食はバイキングで、好きなテーブルに座ります。
席に着くなり、年季の入ったような色絵の皿や織部の器に目がいきました。
なかなかおしゃれなテーブルセッティングに料理への期待が高まります。
九谷だろうか?伊万里or有田・・・?
この大きな皿は、その後もとり皿として使います。
生湯葉に添えられた柚子胡椒。
珍しい取り合わせで、ちょっと驚きました。
牛乳豆腐ですが、上のトッピングは何だったかなぁ・・・?
銀の皿に高台の器が、よくマッチしています。
素麺のように見えるのは、長いも。
長いもを突いて水にさらし、ぬめりをとったもので、下に忍ばせたダシと合わせて食べるのですが、
このダシもおいしく、長いもの食感もよくて大変おいしくいただきました。
家に帰ってから作ってみましたが、長いもが素麺のようにはならず、ブツブツ切れてしまいました。難しいです。
馬刺しは苦手なので、前もって電話で断っておいたのですが並びました。
すりおろしたにんにくで食べるようですが、これは、残しました。
織部の器に、アボガド添え。
アボガド添えなんて初めてです。
それに彩りも鮮やかで、女将さん、なかなかやりますねぇ。
料理は、この宿のお嬢さんである女将がされるようです。
手の込んだ料理で、品数も使われている素材も豊富。
4人分盛られた大皿には、野菜がいっぱい。
チーズの茶碗蒸し。
牛フィレ肉のお吸い物。
黒胡椒がぴりっと利いたおいしいスープで薄いながらも、お肉もおいしかったです。
大きな鉢に盛られた岩魚の塩焼き。
かなり使い込まれた鉢ですが、紅い色と木目が美しい見事なものでした。
他にも揚げたての天麩羅が女将の手でテーブルに配られます。
この後、野沢菜茶漬けとデザートが出ました。
草津のケーキで胸焼け気味、せっかくの料理、充分味わう事が出来ません。
途中で料理をストップしてもらおうか・・・とも思ったほどで、お茶漬けは、とても食べられません。
旅館の食事は、完食を目指す私ですが、食欲不振の同行者につられてしまったようです。
こちらは、バイキングの朝食です。
ずらり並んだ惣菜の数々。
揃った大きな鉢もステキです。
いつも、バイキングではパンなのですが、並んだおかずを見ると、ご飯が食べたくなりました。
しかし、どれも結構醤油辛いのです。
大旦那さんいわく。
「娘のは塩っぱくて、俺の料理の方がおいしい。」
それを聞いていたので、余計にそう感じたのかもしれませんが・・・。
女将さんの手作りで、ここまで料理が並ぶのは素晴らしいです。
料理自慢の宿と言っても過言ではないような気がします。
今度は、充分、お腹をすかし、万全の体制で泊まってみたいと思いました。