深谷市上柴東小学校での活動報告
令和元年10月18日(金)深谷上柴東小学校五年生対象の学校キャラバンを行いました。
此方の学校でキャラバンを行うことになった経緯は、9月30日(月)に上柴西小学校で行った活動の様子が地元紙に掲載されまして、それをご覧になった同校の校長先生が、是非本校でも児童に体験させたいとのことで、依頼がありました。
同校は既に10月24日の富岡製糸場見学が決まっていまして、是非その見学の前に事前学習させたいとのお考えから、申し込みをされたそうです。
本日は79名の児童を二つのグループに分けて、一つのグループにはH岡誠さんが講話を、もう一つのグループは二台の座繰り器を使って、J保千代子さんとK井拓美さんが座繰り体験を行いました。
H岡さん担当の講話では世界遺産となった富岡製糸場見学に向けて、建物の説明は現地にお任せするとして、そこで何が行われたのか、それがどのような影響を与えたのか、その結果何が評価されたのか、富岡製糸場だけにとどまらず、他三か所の構成資産にも目を向けて話しをしました。
今日は五年生ですので、H岡さんは講話の内容や表現にも高学年向けに工夫を凝らしての講話でした。
座繰り体験は、神保さんと金井さんがそれぞれ座繰り器を担当し、二名の学校ボランティアさんにもお手伝いいただいて、行いました。
皆さん、講話はとても静かに耳を傾けていましたが、座繰り体験ではリラックスして和気あいあいと、楽しく賑やかに行いました。
途中、学校ボランティアさんに「ちょっと来てください」と呼ばれて行ってみますと、小枠に巻き取られる生糸が中央に偏ってしまっていました。あや振り棒のピンが外れてしまったのが原因でしたので、直ぐに復旧できましたが、この様子を見ていた児童からは「この棒のお陰で平均に巻けるのですね」と感想も寄せられて、図らずも生きた学習ができました。
広い会場をと希望しまして、体育館を使わせていただいたのですが、二台のIHヒーター、煮繭用のポットなど電気の容量が多すぎたのでしょうか、電源が止まってしまって、慌てて煮繭中のポットを下げて校舎棟まで走って行ったりしましたが、二校時90分の授業時間を皆さん、飽きずに熱心に取り組んでくださいました。
学校キャラバンでは、可能な限り座繰り体験の順番待ち時間を少なくしたいとの思いから、講話担当の方には申し訳ないのですが、児童を二つのグループに分けて、二回講話をしていただいています。本日も広岡さんは二回講話をしてくださいました。
本日の担当は、H岡誠さん、J保千代子さん、K井拓美さんとY田節子でした。皆様大変お疲れ様でした。 (Y田:記)