太田市沢野中央小学校での活動報告
令和二年2月28日(金)太田市立沢野中央小学校で四年生65名対象の学校キャラバンを行いました。
当校は平成15年開校の新しい学校で、教室棟と管理棟が分かれている構造でした。
職員室に挨拶に伺いますと、とても取り込んだ様子でして、それもその筈です、昨日2月27日に安倍総理から新型コロナウイルスのため全国一斉休校の要請が出されたのです。大島校長先生にお会いしましたが、太田市は休校にするかまだ通達が出ていないので、3月2日の月曜日からのことは未定ですとの事でした。
これからどのような経緯をたどるのか不安になりましたが、座繰り体験は二台の座繰り器を体育館に設置して、本日も又、M田順一さんにお願いして五齢のお蚕さんも展示できました。
講話は向かい合いのミーティングルームで準備を済ませました。
9時50分の開始時間になって、先ず全員で体育館に集合して挨拶を済ませてから、二つのグループに分かれて講話と座繰り体験を行いました。
本日の講話はY澤さんの担当で、先日の伊勢崎市境小学校での経験を生かして、DVDではなくUSBメモリーにして持参しました。世界遺産にはどんな物があるのかから始めて、富岡製糸場と絹産業遺産群はどんな価値があって世界遺産になったのかを解説してから『お蚕のウソ・ホント』と題してクイズも取り入れたりして進めました。
座繰り体験は二台の座繰り器をH岡さん、N木さん、K井さんの三人で行いました。当初の予定ではK原さんも参加メンバーでしたが、例のコロナ禍による学校一斉休校対応のため、急遽不参加となってしまいました。
座繰り体験では「繭を足す時、もっていかれる感じがした」あや振り棒の先の青いガラスを「糸が引っ掛からないように付けてある」などの感想を聞かせてもらいました。又、ハンドルを一回回すと小枠が四回転半することも、ゆっくりハンドルを回して自身の目で確かめ納得できました。
今日の四年生の皆さんは、昨年養蚕を経験し、今年は機織りを体験して、富岡製糸場見学にも行って来ました。それを踏まえて本日の座繰り体験で絹産業の全てが完結できましたと、担任の先生は強調されていました。
大島校長先生もお忙しい中、体育館にお出で下さいまして、新田町のご実家では昭和45年頃まで三世代で養蚕されていたとお聞きしました。
この先学校が休校になるのかどうか気懸りではありましたが、二時限の授業時間が無事終了しました。
本日の担当はH岡さん、Y澤さん、N木さん、K井さんとY田の五名でした。皆様お疲れ様でした。
又、伝道師協会の今年度の学校キャラバンは本日をもって全て終了いたしました。ご参加くださいました伝道師の皆様、大変お世話になりまして有難うございました。心よりお礼申し上げます。 (Y田:記)