ぶらり東京~23区巡り~

東京23区をぶらりと歩いた記録です。
が他にもいろいろ出歩いてますけど

平成に甦る伝説

2007年01月14日 | 足立区・江戸川区
昭和30年代の下町・千住には「おばけ煙突」なるものが存在していた。
いかにも下町っ子が喜びそうだなネーミングであり、冒険心をくすぐりそうである。
存在を知ったきっかけは「こち亀」でエピソードが掲載されたからである。
こち亀では年に1,2回程度昭和30年代を扱ったマンガがありどれも印象的なんですよね。
古き良き日本情緒が描かれていて毎回楽しみです。

当時、この地には千住火力発電所があった。(現東京電力足立支社)
そして高さ83.8メートルを誇る巨大な煙突が4本が菱形状に配置されていた。
その為に見る場所によっては4本、3本、2本、1本にも見えた事が名前の由来のようである。

そして足立区千住の東京芸術センター前広場で1/31までこのおばけ煙突をモチーフにしたモニュメントが飾られている。
当然、規模は当時のサイズとはいかないまでも一見の価値はあります。

実際に4本、3本、2本、1本に見えるのか確かめてきた。

【4本】


【3本】


【2本】


【1本】はどの角度から見てもどうしても発見できませんでした。
かなり遠くからでないと【1本】にはならないようです。

それほどの光量はないように思えますが見上げてみると光線がツーンと突き出ています。

近づいてみるとモニュメントはこんな感じです。
暗闇にこれが突如現れてたちょっと不気味です(ある意味お化け??)


当時を知る方にとっては懐かしい思い出に浸れ
こち亀で知った方でも下町の伝説の一端を垣間見える事だと思います。
勿論、ボクは後者ですのでますます昭和30年代に興味が沸いてきました。
こうした復刻系のイベントは大歓迎です。
おばけ煙突

おばけ煙突の行く末ですが
時代が進むにつれ火力発電は衰退していき昭和39年には解体されてしまった。
そして解体された一部を使って元宿小学校の校庭にすべり台として使用されています。
(東京都足立区千住桜木2-2-1)

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