続・鞆浦の朝

鞆浦漁港＠徳島県海部郡海陽町鞆浦　９月３０日　５：２８AM

岸壁の灯りは、伊勢海老漁を終えた漁師さんが、伊勢海老を網から外しています
長い２本の竿がある漁船は、けんけん漁をする釣船です
沖合に出ると、長い竿を左右に出して、走航しながら漁をします
今の時期ならターゲットは、ヨコワ(鮪の幼魚)や戻り鰹です
釣船は、日の出前に出漁していきます

秋止符

日除けに植えている朝顔
種ができて、花が小さく少なくなった

解禁

鞆浦漁港＠徳島県海部郡海陽町鞆浦　９月３０日　５：３５AM

海部郡では、伊勢海老が解禁になりました
伊勢海老は夜行性なので、まだ暗いうちに網をあげてきて、漁港で丁寧に網から外します
髭が折れたり、足がとれたりすると、その数だけ値段が下がっていきます
伊勢海老は味よりも、見た目のほうが大切なのです
小ぶりな足などのとれたのを買ってくると、安く美味しい味噌汁が作れます
味は同じですから
私は伊勢海老のいちばん美味しいところは、出汁だと思います
身の味は、たいしたことがない
ウチワエビやクルマエビのほうが、よっぽど美味い

アオリイカ

煽烏賊と白菜漬けの炒めたん

アオリイカはおろして皮を剥いて食べやすく切る　ゲソは吸盤をとっておく
７０～８０℃のお湯で、さっと湯通しをする
中華鍋を傾けて、油を弱火で熱して、鷹の爪の辛みと香りを油に移す
生姜の微塵切りを入れて、香りがたったら火を強めて
アオリイカと、白菜漬けを炒める
どちらもそのまま食べられるものです　熱くなればOKです
炒めすぎると、烏賊が硬くなってしまいます
味醂と酒を少々入れて、塩で味を加減して、香り付けに淡口醤油を落とす
酒と味醂は旨味調味料のようなもの　酒や味醂には旨味成分がたくさん入っています
また、舌に感じないくらいの甘みを、人間の脳は旨味と感じます
器に盛って、ふり柚子をする
野沢菜などの他の塩漬けの漬物でも美味しい