94歳

2012-06-24 21:41:57 | 日記
 昨日は福井鯖江の真宗のお寺さんで、お話をしてきた。ほとんど
年配の方ばかりで、そのせいもあり、いや現代人はみななんでも知
っているというか。自分を一番に思っているからね。だからいい話

しだったら、聞くけれどそうでなかったらまぁというかんじ。ほと
んどの人、いわゆる信仰心篤い。だから、なんというかとても固い
それを破りたいと思うけれど、毎回みごとにこちらが撃沈してしまう。

 法話が終わって帰る時、いつもお寄りさせていただくガールフレ
ンド?(ほんとは甚だ失礼なこと)とぼくは勝手に思っている。
助田小芳さん94歳、18歳の時から聞法して来られたと言う強者

である。しかしおだやかやさしといえばそうなれど、ご自身をいつ
も問うていられるから、ご自身に向けているだろう言葉がとうぜん
の如くこちらをやんわりと問うてくるように聞こえる。それにこた

えて一所懸命応えていると、うれしいと本気で言ってくださる。
「今日はわたしの誕生日なの、ちょうど94歳なの。こんな日に
きてくださってうれしい」と連発される。なんだかねぼくもほん

にうれしくなって、そういわれてぼくがすっかりうれしくなって
しまいましたというと、手を合わせられてありがとうございます。
と、参るものね。ものすごく可愛いんです。ほんと年とか性別で

はなく、素直さが、相手に対して素直、まっさらだからこちらも
おのずとひらかれるんだなぁとおもうた。
コメント
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