ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

きのうときょう

2014-09-21 22:04:28 | 日記

 きのうは10時から塔の編集企画会議でした。家を8時30分まえにでて、城陽駅から北上、京都駅経由丸太町駅下車。

 

 12時すぎに会議が終わって、すぐに丸太町駅から南下。 京都駅経由近鉄で大久保駅下車。 車で東へ移動。 歌の合宿に参加しました。 若い人が多かったけれども、思ったよりいろんな年齢の人が来ていてほっとしました。 (実はあまりにも場違いだったら自宅から車で20分くらいなので、逃げ帰ろうと思っていたのでした)

 

 葛原妙子の『葡萄木立』の歌のレポートと「再び女人の歌を閉塞するもの」を読むのレポートがあり、そのあと1首選と意見を述べる時間があって、とても面白かったです。

 

 私が選んだのは

 

  米ある村に人らねむりてまひるまを黒きかうもりにわれはあゆみき  

                     (葛原妙子 『葡萄木立』)

 

  この歌集にはいくつかよく用いられるアイテムがあって、「こうもり傘」もそのひとつ。 凝った歌の並ぶなか、この一首は小中英之の歌を思うような一見牧歌的だけれど、よく読むとちょっと怖い感じが魅力です。 「米ある村」。昼なのにみんな眠っている村。 黒い蝙蝠傘を差して歩いている私。 まるでもう滅びてしまって存在しない村のようにも思えてきます。物語性のあるこういう歌が私は好きです。

 

 夕ご飯まで1時間弱あったので、宇治川の鵜飼いを川岸から眺めました。 実は鵜も怖いのですが、ちょっと距離があったので大丈夫でした。(舟の焚く火に鵜の長い首が見えて、それはかなり怖かったです。)

 

 宿へ帰って夕ご飯、お風呂、それからテーマセッション「短歌に、今これが欲しい」。 時間が経つにつれて本音がでたり、人によって求めるものが大きく違っているのがわかったりしてこれも面白いものでした。 22時に終了。 そのあとはポーカーをするひと、歓談するひと、百人一首をする人、お酒を飲む人、いろんな輪ができて思い思いに過ごしました。初対面のひとも半分くらいいましたが、何人かの人たちと話したり、百人一首をして燃えました。

 

 今朝は8時30分に宿をでて、平等院へ。 改修されてきれいになった鳳凰堂を見学。 そのあと歌を送って午後は歌会と続くのでしたが、私は午前でお別れして、宇治駅から北上。国際会館駅12時半に着きました。塔の割り付け・再校作業です。

 

 久しぶりに会った人もいて、嬉しかったです。 17時終了。 国際会館駅から南下。 城陽駅に18時30分すぎ到着。

 

 北へ行ったり、南へ行ったり。 充実した2日間でした。

 

 

 

 

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