視界はもう澄み切ってる

　きょうは買い物に出掛けて福を買った。いえ、服を買った。いま変換間違いをして、服を買ったことが福に繋がったような気もしている。

　夏にチェコへ行く前に服を買って。帰国してからずっと自分の服どころではない状況になって。

　いま一年を振り返って、スマホに撮りためた写真をみていたのだけど、今年の一枚はやっぱりチェコ、オストラヴァのドルニーヴィートコヴィツェの一枚だなと思う。ボルトタワーに登ったとき、ああ、夢って叶うんだなと思った。

　心の底から願って、願い続けたら。そして絶対叶うと信じていたら叶うんだなと思ったのだ。

　叶うってぼんやりしていても叶わない。信念だ。信じて疑わないこと。夢に一歩でも近づけるようアンテナを張り巡らせておいて、するすると細い道が降りてきたらその道を手繰り寄せておくことが肝心だ。

　今年、チェコにいったのはお盆で。義父も父もまだ存命中だった。

　どちらかがお盆より前に亡くなっていたらとりやめたかもしれない。私をチェコに行かせてくれたふたりの父に感謝したい。

　きのう、カットへ行くとき、とても空が晴れていて、脳内にスキマスイッチの「全力少年」が駆け巡っていた。

　♪　積み上げたものぶっ壊して　身につけたもの取っ払って
　　 幾重に重なり合う描いた夢への放物線
　　 紛れもなく僕らずっと　全力で少年なんだ

　　 セカイを開くのは僕だ
　　 視界はもう澄み切ってる　　♪

　ほんとにきれいな空だった。きっとこれからはいいこと期がやってくるんだ。そう信じられた。やっぱり散歩は心と身体にいいな。

　そしてさっきするすると道が降りて来て、視界が開けた。

　年が明けたら遠くまで散歩に行こう。

　新しい服を着て。



　

短歌納め 仕事納め

　きょうが今年の仕事の最終日だった。気になっていた案件が片付いてすっきり。これで気持ちよく新しい年が迎えられそう。

　お昼は、最近おきにいりの魚料理の専門店。以前はそこの本店に行っていたけれど、その姉妹店が近くにできて、通い始めた。海鮮丼や焼き魚、揚げ物、焼き魚、鯛茶漬けなどいろいろついて１０００円。四条界隈では安いほう。そこも食べ納め。

　それから、きのうはあなたを読む会。今年最終日。

　いつもSさんが早めに行って掃除をしてくださるので、きのうはいつもより早く行こうと思って早めの電車で行ったのに、駅でSさんと遭遇。ふたりで事務所の掃除や郵便物の整理をした。

　その後、会が始まるまでの１時間。持ってきたお昼を食べ、短歌の話をする。

　この時間が結構楽しい。

　きのうは土屋文明ってどうなの、という話になって、事務所に置いてあった『青南集』をぱらぱらめくって朗読したら、え、おもしろい歌だね、ってふたりでげらげら笑い合った。事務所には読んでない歌集や歌書が山ほどあるからこれからは少し早めに行って読んでいきたいと思った。

　メンバーのふたりがお休みで、３人での読む会だったけれど、それぞれの連作にかなり時間を使って集中して批評しあった。こういうの久しぶり。

　きょうは短歌ラウンジが急遽延期になったので、きのうのあなたを読む会が短歌納めということになった。

　おつかれさま。



　

波がすぎる

　今年を振り返ってみると、２月と１２月にコロナ感染、９月に義父逝去、１１月に父逝去となんだかんだいろいろあった。

　その隙間を縫うように、五島列島、淡路島、萩、福岡・熊本（塔の全国大会）、チェコ、奥能登、と結構旅もした。

　１０月から１１月初旬にかけては、チェコフェスでのプレゼン、堺短歌大会の講評、高校同窓会での短歌朗読などつぎからつぎへと大波小波がやってきて、よく仕事と平行してやれたなと言う感じ。

　妹が居候していた時期もあったし。

　きょう、無事に義父の納骨が終わった。

　９月１４日に逝去してからきょうまで仏事とイベントが交互にやってきて、私のスケジュール帳は準備するものや連絡する先、提出先、期限などがびっしりと書かれている。

　数年したらきっと、２０２３年はめまぐるしい１年だったなと思い返すことだろう。

　春のWBCから大谷にはまり、ずっとMLBの試合を見続けて、シーズンが終わってからも移籍のことで気になって。今年は大谷が精神安定のために現れてくれたんじゃないか、と思うほど。感謝している。集中できることがあればたいていのことは乗り切れるんだなと思った。

　なにはともあれ、今年もあと少し。

　忘年会もクリスマスパーティもまったく参加しなかったけど、きょうは息子がきていたのでささやかに食後のあとりんごのケーキを食べて来年はいい年になるよう祈った。

　みなさんもよいクリスマスを。

実家じまい

　きょうは先週とりかかるはずだった父の死後のさまざまな手続きをした。

　８時４５分に家をでてまずは城陽市役所へ。私の印鑑登録と戸籍謄本を取る。

　高速で堺へ。一旦実家に荷物を置き、１１時すぎに堺市南区役所へ。両親の戸籍謄本、住民票（除票）、家屋と土地の評価証明を取る。１２時すぎまでかかる。

　堺東へ移動。年金事務所で母が遺族年金をもらえるように手続きをし、父の年金受給を停止させる。そののち家庭裁判所へいき書類をもらう。（後見人制度利用の申し込みのため）

　このあいだ、偶然に立ち寄った青果市場の蜜柑と柿と海鮮丼がおいしかったので、今回も寄る。１５時に海鮮丼を食べ、果物を買って実家方面へ移動。

　途中の郵便局へ寄って小為替を買おうと思ったら１６時までとかで買えず。仕方ないから封筒、切手、収入印紙を買う。この時点で１６時半。

　実家へ戻って、来週きてくれる妹夫婦へ伝言を書く。それから施設へ電話で診断書の申し込みをする。

　１7時半すぎ実家をでる。もう真っ暗。高速が込んでいて、城陽に戻ったのが１９時すぎ。軽い夕食を食べて自宅に着いたのが２０時半。ふー忙しかった。

　こうして実家じまいが進んでいく。

　帰宅したら短歌の仕事の封書が届いていた。ああ、この季節がやってきた。なんだかやる気モードになって、あした締切のあなたを読む会の１4首を作る。実家の歌の連作。こうして歌に気持ちとか風景を残すことができるって幸せだなと思いつつ。

　充実の休みの日だった。写真は2017年7月23日の実家の庭。まだきらきらしていたころのもの。

どうにか復帰

　木曜日から夫も私も仕事に復帰した。

　夫のほうは通常通りに仕事ができたらしい。

　私は通勤に片道１時間かかるので、しばらく家からでていなかったせいかかなり疲れた。

　仕事をしていても軽いめまいがしたり、気分が悪くなったり。

　でも、たくさんの仕事が待っていたのでのんびりはしていられない。（かなり同じ課のNさんがフォローしてくれていたけれど）

　１１月末から来てくれている新人さんも仕事が早いし、すぐに覚えてくれるので助かる。

　木、金と早回しで仕事をして、どうにか追いついた。

　きょうはゆっくり寝ていて、むっくりおきあがったのが９時くらい。それからメダカに餌をやって、野葡萄の落ち葉をはいたりした。それくらいしかやっていないのに、家にはいると疲れている。

　体力が落ちているんだな。

　やっぱりきのうの神楽岡歌会、きょうの塔の忘年歌会、泥書房のイベント、キャンセルしておいてよかった。行きたかったけどなぁ。きっと途中でしんどくなっただろうし。

　これは家にいなさいという父からのアドバイスなんだろう。

　夕方まで寝たり起きたりしていたけれど、夫が番ご飯を作って映画に行った後、私もなにかしないとと思って、掃除をしてお風呂に入った。

　２２時に息子が来るらしい。

　誰もいなくなるとやる気スイッチが入るのは子供のころからの私の習性。

　写真はベッドのまわりに置いている飲み物。アサイーが役に立つ。常備しておいてよかった。