ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

月末

2022-11-30 23:18:25 | 日記

 きょうは11月30日。月末。きのうは休みだったので、出勤するとデスクにいろいろ積まれている。

 

 問い合わせの電話やメールもいつもより多く、対応に追われる。

 

 1月に大きなイベントがあって、それに関する準備と先月提出したものの不備が戻ってきたのの出し直し。しかも今回のはちょっとこれはと思うような大きなミスが2件含まれていて手こずる。

 

 それにかかっていると、ややこしい人からややこしいことを頼まれ、ううむとなるけどできうる方法を考えて乗り切った。

 

 ランチに出るひまがなく、地下でパンを買ってきて食べ、午後は絶対きょうやらないといけないことをやろうと思っていたら、となりのF氏が発送作業があるから時間があったら手伝ってほしい、という。いつもお世話になっているし、ひとりではぜったい泣きそうな量の発送だったから手伝うことにする。(なにもこんな忙しい日にしなくてもと思うけど、月初はまた月初でさらに多忙なのだった)

 

 気が付いたら16時を回っていて、やらないといけないことがまだできていない。すると、S子さんから「千鶴さん、お給料の計算できたんで、チェックをお願いします。それと不備もみてください」といわれ、「ちょっと16時30分から見るから待って」といって待ってもらう。

 

 「頭がぐるぐるしてきた」 とつぶやくと、F氏が私のきょうやらないといけないことを大きな付箋メモに書いて貼ってくれている。

 

 「S先生に2日の件のメール」「給料」「不備」 ちょっと笑う。

 

 私「これ、私が親にわすれないように貼ってるのと同じ。息子対応ありがとう」

 

 30分だけ残業。そのあと高島屋に寄って、妹からリクエストされていた誕生日プレゼントを買いに行く。地下のお菓子売り場を通るとクリスマスのかわいくておいしそうなもので溢れていて、気持ちがあがる。

 

 やっぱりいいなぁ。こういう明るい場所は。コロナも、窮地に立たされたサッカーも、親のことも、まるで別の世界のことのようにきらきらしている。

 

 12月もがんばって働いて、きらきらにも触れて、親のサポートもして、短歌のこともやろう。

 

 それがいまの私のバランスのとり方、生き方なんだと思う。

 写真はこのあいだ訪れた備中高梁の教会。ささやかな感じがすてきだった。

 

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短歌週間 京都平日歌会、神楽岡歌会、和歌山歌会、『草に追はれて』を読む会

2022-11-27 23:23:16 | 日記

 このあいだの木曜日から土曜日まで連続で歌会だった。

 

 木曜日は京都平日歌会。早めに行って御所で紅葉を眺めながらベンチで柿の葉ずしを食べる。いい気持ちだなぁと思ったのもつかの間、鳩の群れが頭上を飛び交い、何羽かが降りてくる。こ、こないで・・・・と念じたけれど通じない。そそくさと御所をあとにして早めに塔事務所へ。時間があったので掃除する。

 

 参加者は11名。人数が少なかったのに、1首にかける時間が長かったというか議論が活発に行われて終了時間はいつもと同じくらいになる。ブランブリュンでいつものシフォンケーキと紅茶。いっしょに座った4人がみんな植物好きのひとで、植物の話で盛り上がる。いろんな種をもらう約束をした。また新しい植物が増えるのかな。楽しみ。

 

 金曜日は仕事の帰りに神楽岡歌会。バスを降りてすぐの花屋さんで小ぶりのポインセチアの鉢がかわいかったので購入。ああ、また鉢が増えた。でもいいのだ。しばらくは玄関に飾って楽しもう。歌会の参加者10名。3~4首選ということで歌会前に選ぶ。私が選んだ4首がまったく同じひとがいて驚いた。気になる歌が同じっていうのは嬉しい。

 

 いつもはイラン料理屋さんでという流れになるのだけど、翌日は和歌山歌会だったので、食事には行かずに帰宅。

 

 きのうは9時すぎに家をでて和歌山へ。最近奈良、新今宮経由で実家の堺へ帰るので、和歌山市駅までも同じルートになる。堺から和歌山市駅までは特急で50分くらいだけど。実家は南海高野線から泉北高速線に乗り換え。きのうは新今宮から南海本線。こちらはみさき公園あたりから海が見えるのが嬉しい。

 

 会場は2回目だけど、前回も迷って行ったので、今回はタクシーに乗った。それでも運転手さんも迷って、なんとか時間に間に合った。やっぱり不思議な場所だわ。あいあいセンター。久しぶりに会った人がたくさんいて嬉しかった。

 

 後半は中林祥江さんの第一歌集『草に追はれて』を読む会。あらかじめ3首選とコメントをスタッフに出しておいたら、きれいに製本されて配布された。ここのスタイルはパネラーが基調発表してあとはみんなで掘り下げるというのでなくて、製本されたコメントに追加する形で参加者全員が歌集について3分くらいずつ語るというスタイル。批評というより、出版されたことへのお祝いのカラーが強い。コロナもあったし、再会の喜びがベースにあって温かい会となった。

 

 帰りは難波まで行って3人で女子会。いろんな話ができて楽しかった。コロナに気を付けながら、出掛けて行ってエネルギーを補給するのは大切だなと感じた短歌三昧の3日間だった。

 

 

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母の散髪

2022-11-21 00:05:02 | 日記

 きょうは実家サポートの日。

 

 いくつかのミッションがあった。

 1.母をカットに連れていく

 2.母の足の指の爪を切る(小指)

 3.電気敷き毛布をセットする

 4.雨模様なので洗濯のあとコインランドリーで乾燥機にかける

 

 カットは母自身も行きたがっているし、ヘルパーとの引継ぎノートにも「カットに行きたいとおっしゃっています」と書かれていたので、年内に機会があれば連れて行こうと思っていた。

 

 そのため、きのう母に新しい服を買った。紫色のセーターと大きい花のついたニットのチュニックみたいな形のもの。2枚あわせてアンサンブル風になる。ポケットもついてかわいい感じのもので、朝、実家へ着いてすぐに母に着せてみた。

 

 姿見に映った自分を見ながら、いいわねぇ、すてきねぇと上機嫌だった。私が用事をしていても、何度も

「あれ、この服、私どうしたのかしら」というので、

「私が買ってきてん」 と答えると、「ありがとう、なんか見かけないなと思って」というやりとりを5回くらい交わす。

 

 それから父がトイレに行っているあいだに、二人のベッドに電気毛布を敷く。洗濯機を回しながら、肉じゃがの材料を切る。洗濯ができたので、コインランドリーへ行き、私がそこで待機しているうちに夫が買い物へ行く。(前回、3分くらい遅れて行ったら外に出してあって、延長ができなかったため)

 

 待っているうちにスマホで近くの美容院を検索して、車で10分くらいのところを見つける。電話してみたら15時からなら予約ができるというので予約する。それから、息子の会社のお歳暮リスト(お得意先の販促リストが定期的に届く)を見て、友達や妹からの注文とまとめて息子にラインする。数分の時間も無駄にはしないのだ。

 

 乾燥機が終わるころ、夫が迎えに来て実家へ戻り、お昼ごはん。食後に柿を剥いたりしているうちに14時になる。

洗濯ものをしまっていると両親は椅子で爆睡。私は薬ポケットに薬をセット。すると、叔母から電話があった。私が実家へ行くことを知っていて、掛けてきてくれたのだった。母に声をかけたけど、「いま休憩しているところだから」とか言ってでない。父の椅子に電話が近かったので、父が出た。父はちゃんと応対していた。

 

 母の目がさめたので、足の爪を切ろうとしたけど、手が震えてできず。妹に電話したら、来週妹がやってくれることになる。申し訳ない。こういうことが苦手なのだ。前にウサギの爪を切って血がとまらなかったことがあって、あれがトラウマになっている。ヘルパーさんがやってくれたらいいのになぁ。

 

 14時30分。予想どおり、母のいやいやが始まる。「私、やっぱりカットやめとくわ」「なんだか頭がふらふらして」「気分も悪くなってきて」「お腹もいたいし」

 

 とりあえず、ビオへルミンを飲んでもらって落ち着かせる。ほら、きょうは新しい服も着ているし、お化粧もしているし、車もあるし、予約もしたしさ、カットいこうよ。と誘うもなかなかうんと言わない。

 

 だんだん腹が立ってきて、一人でいけないのに、みんなが段取りやってるのになんでいつもそうなるの、そのぼうぼうの頭でお正月も迎えるんやね、もうチャンスないよ、いいんやね と脅しになってくる。父も怒って「行ってこい」となって、いやここで怒ったらよけいに反抗的になるんだけどと思いつつ。

 

 14時45分くらいに行く気になったので、気が変わらないうちに車に乗せて連れて行った。

 ほんとうにもう。

 

 美容室には駐車場がなくて、送ってもらえてよかった。そういうこともあるだろうと思って、夫に送迎を頼んだのだ。

でもそのお店の前にはタオルがたくさん干してあり、どうみても散髪屋さんだった。恐る恐るドアをあけたら、漫画がたくさん並べてあって、お客さんも男性がひとり。美容師さん(男性の理容師さん)がドライヤーで髪を乾かしているところだった。やっぱり散髪屋さんだ・・・・

 

 母は嫌がるかと思ったけれど、普通にソファに座って雑誌を読み始めたので、いいのかなと思って私も座って待つ。散髪屋さんで髪を切るって母は生まれて初めてだろうと思う。

 母の順番が来て、だいたい耳のしたあたりまでにそろえてくださいと言ったら、わかりましたと理容師さんは母をシャンプー台に案内してくれた。

 

 私は持って行った本を読もうと思っていたけれど、母が気になって読めない。「あの、ちょっと右耳に水が入ったので拭いてもらえます?」とか訴えている。そういうことは言えるのね。ハサミの音とバリカンの音がする。どういう髪型になるんだろうか・・・・ ドライヤーの音がして、はい、できましたよ。20分くらいで終わる。はやいな。

 

 すると、母はとてもこざっぱりして10歳くらい若返った感じになった。似合ってるよ、と言ったら喜んでいた。それでとなりのケーキ屋さんでショートケーキを4つ買って帰ってみんなでお茶した。サポートに行ってティタイムを楽しむって久しぶり。

 

 そのあと晩御飯(またもや肉じゃがと黒豆ごはん)を並べて、ゴミを車に積み込んで(私たちが散髪に行っているあいだに夫は庭の葉っぱを集めてくれていた)。まぁ爪は切れなかったけど、美容院ではなかったけど、ミッションの9割くらいこなしたからよし、とする。

 

 写真はこのあいだ叔母が自宅の柊の花を持ってきてくれたもの。ホテルの洗面所に飾ったら洗面所にいくたびいい匂いがした。柊って花をちゃんとみたことがなくて。かわいい花だったな。

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席を譲られる

2022-11-19 20:46:03 | 日記

 きのうの仕事の帰りの地下鉄で席を譲られた。

 

 息子が赤ちゃんの時に譲ってもらって以来。

 

 よっぽど疲れているオーラがでていたのか、くたびれて見えたのか。

 

 先週平日に3日連続で休んだツケで、今週は月から金まで連続勤務となって、普通の仕事人にはあたりまえのことだろうけど、週3日が普通になっている身には結構ハードだった。

 

 11月からうちのチームに入ってきた人がエンジン全開で迫ってくるので、そのひとが来る日は2倍疲れるんだけど、やる気のある人がきてくれたのでチームに活気がでた。でも、活気を保ったまま7時間45分を過ごすのは結構ハードなことなのだった。だいたいは週に1回くらいしか会わないけど、今週は2回会ったので(しかもきのうは会った日だった)しなしなになっていたのかもしれない。

 

 地下鉄では京都駅で降りるひとが結構いるのだけど、その日は私の周辺の席は空かなかった。しかたないな、とおもった瞬間、「よかったら」と、前に座っていた30代くらいの感じのいい青年が立ち上がって席を譲ってくれた。

 

 ダウンを左手に持っていたし、トートバッグと成城石井の買い物袋を右手に持ち、ショルダーバッグを肩からかけていたので不憫におもったのかもしれない。

 

 「あ、ありがとうございます」と小声で行って席に座った。いつもなら年寄りに見えたのかとマイナスに思うのかもしれないけど、きのうはほんとうに嬉しかった。その人も遠くへ行かないで、私の前に立っていた。

 

 近鉄のりかえの竹田駅に着いたので立ち上がって「ありがとうございました」って言ったらその人は「いえ」と言って、またその席に座った。

 

 こんなふうに譲られるのだったら、いいな、とさわやかな青年の気持ちに救われたのだった。

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おとうと

2022-11-16 23:11:53 | 日記

 ・弟に預けしわれの手の平はひろびろとわが弟を見つ  花山周子 『風とマルス』

 

 毎週水曜日の22時22分に開催されている「短歌ラウンジ」で今夜取り上げられた歌。きょうで14回目。

 

 参加者が何首か語り合いたい歌を出して、そのなかから司会者が選ぶ、という方式で、今夜の歌は私がリクエストしたものだった。

 

 いいなぁ。 姉と弟。

 

 この歌は弟が手相をみてあげるよとか言って、姉が差し出している場面だろう。差し出した手の平はなんだか自分のものではない平原のように弟の前に広がっている。そして、その手の平が弟を見ているのだ。

 

 永井陽子の

 

 ゆふぐれに櫛をひろへりゆふぐれの櫛はわたしにひろはれしのみ

 

 という歌をちょっと思う。

 

 差し出した手の平と弟の視線だけ。弟に対する信頼感というか、性別を超えた近しさがある。短歌ラウンジでは「ひろびろと」がいい、「手の平」の「平」の表記がいいという意見があった。たしかに「てのひら」「手のひら」「掌」はよくあるけれど、「手の平」ってあまり見ない。

 

 平という字があるから、平原とか草原とかを思わせて、ひろびろとにつながっている。

 

 手のひらをぴんと広げるこの躊躇のなさ感が性別を超える感じをだしているのだろう。

 

 いいなぁ。 姉と弟。

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