三回忌

　きょうは義母の三回忌。

 

　きのうから体調が悪くなって、お昼から早退しようかなと考えるほどだった。でも、私の事業の最終日だったので（しかも給料計算も終わっていた）帰るわけにもいかず。ふんばる。ふらふらになりながらも、「あーお坊さんのおまんじゅうを伊勢丹で買わなくちゃなとか、あしたのお花、きょう買っておいたほうが安心だな、とか考える」

 

　帰りに伊勢丹でお坊さんのお菓子と親戚に持って帰ってもらうおみやげを買い、城陽についてからお花を買って帰った。

 

　１０時からにしたけど、午後からにしたほうがよかったなぁ、そうしたらおまんじゅうもお花も当日買いにいけたのに、とちょっと悔やむ。

 

　でも、家についたらもうダウンしてしまって、とりあえず寝る。風邪薬をのむためにはなにか食べた方がいい、と起こされて三色丼を少したべて風邪薬を飲んだ。あしたの法事無理かも･･･弱気になってくる。息子が夕方からくる予定だけど、風邪を移してはいけないから断ったほうがいいのか、、いちおういまの状態を知らせておく。

 

　今朝。けっこう普通に目覚める。いける。大丈夫だ。

 

　６時半に起きて、パジャマのまま「御布施」とか「お車代」とか「粗飯料」とか筆ペンで書いていく。元気なうちにやらなくちゃ。きのうはそれさえもやる元気がなかったのだ。前日に準備できなかったので、数珠とか法事用バッグとかばたばたとチェックしていく。朝食をとって、薬を飲んで、喪服に着替えて８時すぎに出発。

 

　まずは実家へ行って、部屋の暖房をつけ、花を活け、雨戸をぜんぶ開ける。お焼香ができるようセットしたり仏間にストーブを３台設置したり、座布団を並べたりする。続いてお墓へ行く。いつも途中で花を買うお店が改装中でお休みだった。セーフ！　きのう買っておいてよかった～　お墓の掃除をして花を入れかえる。

 

　９時すぎにふたたび実家へ。お茶碗やお盆やお菓子の準備。９時半に義姉夫妻がきてくれる。

 

　義兄が、「きれいに掃除したなぁ。大変やったやろ。障子も上手にはれたな」と褒めてくれる。素直に嬉しい。やったかいがあった。

 

　１０時にお坊さんがきてお勤め。１１時にお墓へ移動してお勤め。お経をいっしょに声にだしてとなえると、心が落ち着いて来る気がした。お坊さんの声はすばらしいなぁと思う。教会の鐘みたいに人の芯の部分に届く。

 

　１１時半に終了。私たちはまた実家へ戻って片付けをして、着替えてからお好み焼きを食べに行った。はー終わったー。お疲れ様。

 

　夜に仕事を終えた息子がやってきて、３人で実家へ寄る。手をあわせて帰って来た。

コロナウィルスとキャンセル料

　山城歌会が３月と４月はお休みになって、吟行会の予定だった４月のお店のキャンセルはきのう済ませたのだけど、３月の会場のキャンセルをしていないことに気が付いたのがきょうの午後３時ごろ。

 

　ぎりぎりのキャンセルだからキャンセル料いるだろうなぁと思いつつ電話する。

 

　私「すみません。コロナウィルスのことで、参加者に高齢者が多いので会が中止になったのですが、キャンセルお願いできますか」

　係の人「承知しました。会場費はすでにお支払い済ですか」

　私「いえ、当日のつもりでまだ払っていません。キャンセル料はおいくらでしょうか」

　係の人「コロナウィルスが原因のキャンセル料は無料ということにさきほどなりましたので、結構です。ただし、書いたものが必要ですのでFAXでコロナウィルスのためと書いて送ってください」

　私「ちなみに、キャンセル料って、通常は予約してから何日目からかかるんでしょうか」

　係の人「予約した日からかかります」

 

　へえー知らなかった。さきほどなったって･･･　きのう連絡せずによかった。職場のYさんにそのことを話すと、

 

　Yさん「そうそう。私もお昼休みにJRのチケットキャンセルの連絡したら、キャンセル料はいらないって言われたよ」

 

　キャンセル料がかかるからって無理して外出しないようになっているんだな。

 

　忘れないうちにFAXしておきましょう。

第５７回あなたを読む会

　おとといはいつもの電車の１本遅いのに乗って、運転免許の更新へ行った。どれくらい時間がかかるかわからなかったし、８時３０分から受付と書いてあったので、８時に間に合うように行ったのだった。

 

　いままでは「羽束師（はづかし）」という場所で免許の更新をしてきて、いついっても長蛇の列。昭和感漂う施設で延々と待たされたものだった。

 

　京都駅すぐの場所にオープンして、どれくらいたつのかわからないけど、５年前はなかったと思う。８時に行ったらもう扉はあいていて、数人が椅子に座って待っていた。８時１５分くらいに、並んでくださいーという誘導があって、私は６番目だった。８時半になってびっくりするほどスムーズに流れていく。免許証を機械に差し込むだけで、すべての情報の書かれた申請書がでてくる。すごく便利。受付へだし、目の検査をうけ、写真をとって講習会場へ。

 

　３０分の講習をきいて、９時半には部屋をでることができた。早い。

 

　時間ができたのでモーニングを食べに行く。午後はあなたを読む会なので、塔の事務所へ移動。

 

　掃除をする。すっきり。１３時半にメンバーの方がやってくる。メンバー５人のうちの２人が体調不良とウィルスの危険回避のためお休みだったため、３人で進める。

 

　短歌の連作１７首、５首×５、２４首。　ひとりにつき４０分くらいかけて読み込んでいく。かなり辛辣な意見もでて、泣きそうになり（？）ながらもそうだ、この場所に甘えていてはいけない、と衿を正す。ほぼ休憩なしで、終わったのが１６時半だから、３時間。かなり集中してやった。

 

　ふにゃふにゃになる。でも頭も身体もほぐれる感じがしてこういう疲れ方は好きだ。

 

　山城歌会は３月と４月がお休みになった。きのうみたいに３人くらいだったらあまり不安にはならなかったけど、狭い部屋に多くの人が集まるのは避けたほうがいいかもしれない。しかも高齢の人もおられるし、遠方から来られるかたもある。心配してメールをくださった方があって、K先生や去年までお世話係をされていたWさんに相談して決まったのだった。お花見吟行の予約していたお店もキャンセル。楽しみにしていたけれど、仕方がないなと思う。

 

　また、公共交通機関での移動の不安がなくなれば、元気でお会いしたいな。

 

　きょうの写真は会社の帰り。がらがらの奈良線への階段。

 

 

誕生日にタニシを買う

　きのうは誕生日だった。

 

　前日に学生時代からの友人からかわいいものが届き、当日の朝は妹と叔母と義姉からメッセージが届いた。去年まで母からも電話があったのだけど、なかったので、電話してみる。

 

　私「きょうはなんの日でしょうか？」

　母「ええと、振替休日！」

　私「うーん、それも正解だけど、、きょうはお母さんと私が出会った日だよ」

　母「あ、そっか！！　誕生日！　声をきいてたらぜんぜん変わらないね」

　私「お母さんも電話の声は変わらないよ」

 

　父とも話す。父は「つぎはいつくる？」ばかりきく。カレンダーに書いてあっても毎回聞くのだ。

 

　朝ごはんをたべて、なにげなくメダカの水槽をみると、１匹しかいないタニシがひっくりかえっていた。たしか、きのうもこの体勢で同じ場所にいた。

死んでるのかな･･･　動きがないのでよくわからない。

 

　夫に話すと、「じゃあ、また買いにいかなあかんな」　定期的にタニシを買いに行く夫婦。

 

　いきつけの水生植物ショップ杜若園芸へ行く。あそこはいろんな植物があって楽しい。特にビニールハウスの中はあたたかくて、ちいさい生き物や水辺の植物のちいさいのがたくさんあってみていてあきない。さんざんいろいろみて、タニシを３匹買った。１８０円。PayPay支払い。売上が少なくて申し訳ない。いまのところエサも土も水草もあるもので。

 

　帰宅して水槽にちゃぽんと３匹を投入。新入りだよ、よろしくねー。死んでいるようなタニシも一応そのままにしておく。蘇るかもしれない。

 

　夫の実家へいき、今週末の法事の準備。家の周囲を掃除したり、郵便物のチェックをしたり。お焼香関係のものをセットする。

 

　夕方からは梅田でチェコアンバサダーの今年の運営についての打ち合わせ＆食事。チェコ大使館の新しい局長もきてくださって、挨拶する。参加者９名。それぞれが個性的でおもしろい。隣にすわったUさんはチェコの市町村４０か所を巡ったという。チェコのクッキーも焼けるようになったって。今度教えてもらってイベントでいっしょに焼くことになるかも。楽しそう。いろんな国にシェアハウスをもっていて運営しているOくんや、友人の結婚式にケニアから帰ったばかりのAさんや、当日台湾から帰国したMちゃんや。いま飛行機大丈夫なの？　とかいろいろ情報をもらう。

 

　２２時３０分くらいに帰宅。２４時ごろ、遅くなってごめん～と知人から連絡がきて３０分ほど話す。

 

　いろんなことがあった誕生日だった。来年も同じように迎えることができますように。

 

　そうそう。タニシは蘇りました！　きょう４匹がそれぞれ移動していた。ああ、捨てなくてよかった。寝てただけか･･･　ほっ

心遣い

　きのう、美容院に行ったら、なんだか満員だった。いつもはゆったり静かな感じなのに。

 

　私「きょうはお客さん多いですね」

　Nさん「そうですね。やっぱり連休のしょっぱなですからね」

　私「そっか、みんなきれいにしてから出掛けるんだ」

 

　義父の話をいつも興味深そうにきいてくれるNさん。「最近、お義父さん、機嫌よくしてはります？」「うんうん、入居者のなかで一番自分がしっかりしているっていうてはる」「その心意気がすごいですねぇ」

 

　そして、カラーの待ち時間。待合いのカウンターテーブルに移動して、「飲み物はお水かコーヒーかサンザシのジュースかどうされますか」ときいてくれたので、「サンザシのジュースお願いします」というと、「アイスかホットかどうされますか」私はちょっと考えて、「アイスで」と答えた。

 

　確か、先月はサンザシのジュースのホットにして、これはアイスのほうがおいしいなと思ったのを覚えていたのだった。

 

　そして、サンザシのジュースが運ばれてきて、カウンターテーブルの隅に巨大な虫メガネがあることに気づく。天眼鏡っていうと老人っぽいけど、をを、これは便利じゃないか、と思って使わせてもらう。

 

　カラーをしているときは眼鏡はかけられないし、ファッション誌の文字や金額の数字がちいさくて、このごろは諦めていたのだ。

 

　わー　細かい数字も見える。ありがたい。

 

　それから、よく私の仕事の話もNさんにはしていて、美容院もぜったいキャッシュレスを進めた方がいいと言っていた。小銭のやりとりしなくていいし、おつりの間違いもなくなるし。すると、先月あたりからカード払いや○○Payも使えるようになっていた。

 

　会計のときに、私がIDで支払って、「やっぱり便利ですね」といったら、「そうなんです。僕は前から導入しようっていってたんですがようやく実現しました」と言っていた。

 

　雨が降っていたのに傘をもっていなくて。そんなことひとことも言っていないのに、Nさんは車のところまで傘をさしかけて送ってくれた。

 

　そういう、行き届いた心遣いが顧客をほかへ逃がさない基本なんだなと思う。このあいだ、髪と頭皮ケアの話をほかで聞いて、ちょっと試しに行ってみようかと思っていたけれど、やっぱりここがいいわ、と思って帰って来た。