ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

洞田、鎌倉、江ノ電

2017-02-27 22:16:58 | 日記

 土曜日は『洞田』歌集批評会で、東京へ行きました。

 

 東京駅で友達が待っていてくれて、いっしょに紅茶を買いに行き、パンケーキを食べました。おいしかったー。

 

 中野で別れて私は会場へ。パネリストのみなさんがそれぞれにいらだっていたのが印象的。

 

 『洞田』は洞田明子という架空の人物が作った歌集です。太朗ユニットこと、染野太朗さんと吉岡太朗さんがいつごろだったか、「駅」をテーマに歌を募集されて、なにができるのかな、おもしろそうだなと思って私も1首応募しました。すっかり忘れたころに『洞田』が手元に届き、ああ、こんなふうにまとめてくれたんだな、私の歌はこんなところに並んでいるなと嬉しかったのです。

 

 作者名はうしろにまとめて載っています。このひとも出されたんだなとか思いつつ、歌集とは別の楽しみ方もしました。

 

 批評会では一首一首を殺しているとか、作者に詫びをいれないといけないとか、失敗しているとか、いろいろ言われていたけれど、そして会場にいたひとたちももやもやが解決した、みたいなことを言っていたけれど、私はもやもやをもらって帰った感じでした。作者は怒っていないのかきいてみたい、という発言もあったけれど、怒っているひとっているの? と思います。

 

 殺されているって思ったひとがいるとして、じゃあ、どういうつもりで応募したんだろう。

 

 私は青空の下で開かれるフリーマーケットとか食の祭典みたいなみんなが自分が作ったものを太朗さんたちに預けて、それが『洞田』という形にされて、ああ、こういう位置で私の出したものが使われているんだな、と楽しく見てまわったのです。

 

 どういう意図で批評会が行われたのかが逆に不思議に思うのですが、そもそも室内で一人の人間像が浮かび上がるとかあがらないとか、論じてどうするのか、とだんだんきいているうちにもやもやしてきたのでした。

 

 呼びかけに応えた二百数十名(2首以上出している人もいたからもう少し数は減るけれど)が、知っているひとも知らない人も、名前だけ知ってるひともぜんぜん知らない人も「歌」をだした、という一点でつながって、それを一首も落とさずに一首も変えずに会場を整えてくれた、太朗さんたちに私は参加させてくれてありがとうという気持ちです。

 

 翌日は北鎌倉を散策し、江ノ電のフリーパスを買って極楽寺、七里ガ浜へ行きました。江ノ電に乗ってたら海が見えて、フリーマーケットをやっているのが見えたのでおもしろそうだなと思って降りました。 海がもうきれいで、ひとりでうきうきしながら歩いたり、お店の人をひやかしたり、楽しそうな人たちを眺めたりしました。

 

 そうだよ。こういう青空の下に並べた歌だったのよ。 って思ったら、行合橋の下を流れる水がくすくすと笑うのでした。

 

 

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誕生日に買う『騎士団長殺し』、第133回神楽岡歌会

2017-02-24 22:52:55 | 日記

 きょうは西大路駅の改札をでたところで、まるでお昼にお弁当でも売るみたいにパイプ机に本を並べて、店員さんが「出勤前にいかがですかー」と声をだしていました。

 

 いったんは通り過ぎたものの、え、村上春樹の・・? と引き返して買いました。『騎士団長殺し』。わー。

 

 買おうと思っていた本がむこうからやってくるなんて。 奇跡だ。

 

 と、思ってバスを待っていたら、友達から「お誕生日おめでとう!」というメールが届きました。 あ、そうだ、きょうは誕生日だったんだ。と思い出しました。そっかー。さっき買った本は記念になるわ。 

 

 会社の昼休みにも主任に「ふじたさん、誕生日おめでとうございます」と言われて、ちょっと驚きました。Facebookで知ったようです。 

 

 仕事が終わる時間が近づいたとき、局長と総務課長との面談が。 きょうは急ぐのになぁ。内容はちょっとどんよりすることだったけれど、まぁ、しかたがないかとも思ったり。謙虚に受け入れます。

 

 そして、タイムカードを押して神楽岡歌会へ。 ここでも大森さん、大辻さんに誕生日おめでとうございます、と言われて恐縮しました。でも嬉しい。

 

 

 歌会は21首、17名参加。

 

 

 印象に残ったことば。「係り受けが不思議」「どこかで位相が変わっている」「カタギの言葉じゃない」「ちょっとした日常を掬い取って文体でねじれるパターン」「型にのめり込む」「受け身ぶりを誇示する」「展開というより拡散」など。

 

 濃くておもしろかったです。

 

 飲み会へは行かずに22時すぎ帰宅。玄関に学生時代からの友達からプレゼントが届いていました。栗久さんの曲げわっぱのカップ。毎年すてきなセレクト。どうもありがとう。

 

 これからの1年、どうか元気で過ごせますように。

 

 

 

 

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平日歌会 第22回あなたを読む会

2017-02-23 23:06:44 | 日記

 きょうはお休み。平日歌会とあなたを読む会の2段構え。

 

 早目に事務所へ行ったつもりでしたが、12時30分にはもう席が埋まるくらいでした。初参加者が4名で、北海道からの方もおられて、フレッシュな感じで歌会が進みました。

 

 ・北向きの部屋の箪笥にあるはずの小さく折ったメモのような手紙

 

 私の歌にいろいろコメントをいただきましたが、一番うれしかったのは「この北向きの部屋というのは、作者の心の場所でもあるんでしょうね」というコメントでした。

 

 もう亡くなってしまった親友と高校時代に授業中に回し合った手紙。

 

 まだあるのかな、とふと思い出したのですが、もしかしたらあると思っているだけで、もうないのかもしれません。長い長い歳月のなかで、その手紙が今現在実家の箪笥のなかにあるかないかはもうどうでもよくて、「そういうやりとりがあった」ということが私にとっては大切なんだなということが、きょうの歌会の批評をうけて思ったのでした。

 

 「もう確認することはないかもしれないけれど」というコメントをもらって、そうか、そうかもしれないな、と思いました。なんというか、そういうことをきづかせてくれる人たちがいる、ということも本当にありがたいものだなぁと思います。

 

 16時すぎに歌会が終わって、有志でお茶。私はピラフを食べて「あなたを読む会」に備えました。18時30分には5人が揃い、スタート。

 

 今回は全員が歌の連作。18首、15首、31首、18首、11首&10首。 みなさん、すごいです。私が一番すくなくて15首。

 

 それぞれに重いテーマで、読み応えがありました。1人に30分を目安にしましたが、ついついオーバーしてしまいます。それでもまだ言い足りないくらいでした。帰りはぐったり。 歌まみれの1日でした。

 

 

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そわそわ

2017-02-22 23:05:16 | 日記

 なんとなく、職場がそわそわしています。

 

 そわそわ。

 

 なんだろう、このそわそわした雰囲気は。

 

 と、思いながらきょうも仕事をしていました。もう報告系の仕事ばかりになってきています。

 

 うちのチームに課せられた目標値に近い数字になって、ををを!!と歓声をあげたくなりました。

 

 チームで乗り切りましたねぇ。 打ち上げにでもいきたいな。 などチーム内で盛り上がっていました。

 

 ちょうど来期の予算の内訳を主任が課長に提出したばかりだったので、主任に許可を得て、今期の結果を添付して出しておきました。

 

 なにか動きはあるでしょうか。 それを見ても厳しいことを言われるのでしょうか。 

 

 課長なり部長なり直属の上司が、「よくがんばってくれたね」と思ってくれればいいんだけどなぁ。 予算額はわかっているんだから、日数を減らされても、昇給がなくても、信頼さえあればどういう場にあっても耐えられると思うのです。

 

 チーム内のふたりが2月いっぱいで退職されますが、いろんな事情があったことでしょう。 でも、その事情を越えられる信頼が崩れたのかな、と傍で見ていて思いました。

 

 Yさんから連絡がきて、「あした、来期の人事の内示があるんだって」

 

 そっか。それでそわそわしていたのね。

 

 私は臨時だから異動はないけれど。

 

 新しくこられる人はどんなひとかな。 そわそわの春がやってきます。

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ゆたんぽ

2017-02-20 23:13:58 | 日記

 数年前から冬は湯たんぽに頼っています。

 

 前日のお湯(お水)はボウルに移して外へ持っていき、ジョウロに注ぎます。翌日花の水遣りに使うのです。

 

 湯たんぽを布団に入れて眠ると、ただ暖かいだけでなくて、眠りが深くなるように思います。だんだんとゆるやかに冷めていくのもいいのかも。

 

 夫は布団が温かいと気持ち悪くて眠れなくなるそうで、まぁ、人によって好みはさまざまです。(彼は冬でも毛布なし)

 

 今年息子が買った湯たんぽはふかふかで触り心地もよく、お湯を注ぐためのロートまでついています。私もああいうのにすればよかったなぁ。

 

 ・昨(きぞ)ひと夜ゆたんぽ抱けば追熱といふべくわれのやはらかにある (森岡貞香『夏至』)

 

 森岡さんもたぶんゆたんぽを抱いて心地よく眠ったのではないでしょうか。

 

 

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