きょうは9時に銀行へいき、カード再発行の書類をもらって、すぐに駅に向かい、高安国世・高安醇親子展をみに、ギャラリー白川へ。
着いたのが10時半くらいで、なんと、閉まっていました・・・・ 12時~18時と書いてあります。 ちゃんと確かめてからくればよかったなぁと思いながら。
市バスの一日乗車券を使ったので、有効に使わないと、と思って、気をとりなおして、ふたたびバスに乗り、東山三条で降りて、祇園ボロニヤへいきました。祇園ボロニヤのパンは京都駅構内で出張販売をしていたときに買ったり、頂いたり、したことがありましたが、祇園のお店へ行ったのは初めて。ドアをあけるととてもいい匂い。型くずれのが安かったので、型くずれの食パンやレーズン入りのいちごパン、あんぱんなどを購入。
そして、ふたたびバスに乗って塔の事務所へ。13時から平日歌会です。始まる前に、高安さんの個展にいきそびれた話をして、歌会のあと、行きたいひとはご一緒しましょうと声をかけました。きょうは15名が参加。いつもより少なめで、1首にかける時間がゆったりしていたので、議論もいろいろ盛り上がりました。
歌会が終わって希望者8名で16時9分の市バスに乗りました。裁判所前から202番に乗れば、乗り換えなしで15,6分で東山安井に着きます。そこで降りて、2,3分でギャラリー白川。
これまで何度もこのギャラリーには行ったことがあるのですが、こんなに大勢で行ったのは初めて。見たことのある作品も何点かありましたが、高安国世さんの歌と並んでいると、また違った感慨がありました。やはり、流れている血というのか感性に共通しているものを見つけて、歌と絵の前に立つとふるえました。
なかでも一番気に行ったのが、「広場」というタイトルの絵で、やさしいタッチで広場を俯瞰したような構図がとてもいいのです。その絵に並んで展示されていたのは
・樅(もみ)の巨木広場にはこぶ人の群明日は灯(とも)らん暗き枝々 (北極飛行)
・わが病むを知らざる人らわが心の広場にあそぶたのしきさまや (光の春)
樅の巨木の歌は見逃していた歌で、『北極飛行』は何度も読んでいるのになぁと思いながら。心の広場のほうは、高安さんのお墓にも刻まれている大好きな歌。「わが心の広場」というのは、短歌を通して集ったり、語ったりする行為を含む空間で、みんながそこで遊んでいるのはたのしいものだなぁというように私は読んでいます。その「心の広場」はいつも誰にでも開かれていて、暖かい眼差しで見守られているような気がします。
この絵がうちにあったらすてきだろうなぁ、と思いながらみつめているうちに、どうしてもほしくなってしまって、買ってしまいました。(いっしょに行った人が他の絵を買おうとしていたことにもかなり影響されたのですが)
展覧会が終わったらうちにやってきます。嬉しいなぁ。がんばって働くわ。
そして、さっききがついたのですが、きょうは10月26日。私の両親の結婚記念日なのでした。 朝に一度行ったときはギャラリーが閉まっていたことを含めて、なんだか運命だなぁと思います。