いもを蒸す

　エンゼルスファンになったおかげで、試合時間にあわせて早起きするようになった。今朝は７時４０分から。

　目覚ましが鳴らなくても自然に６時まえに目があく。不思議だ。

　暑くなるまえに植物に水を遣り、洗濯機を３回まわしながら、メダカの水替えもやる。

　３回目の洗濯を干し終えたのがちょうど７時４０分だった。ふー。

　きょうは久しぶりに何の予定もない休日だから、先週買って放置していたこぶりのさつまいもの束をなんとかしなくちゃ、と思う。

　

　ABEMAで中継を流しながら、家計簿をつけたり、実家の経費を計算したり。あと、数枚もっていたクレジットカードをまとめるために退会の手続きをしたり、カードの利用上限額を引き下げる手続きをする。

　あと、山城歌会、神楽岡歌会の来月の案内をメールで送る。それからメールに届いていた問い合わせ対応２件。

　結構やることはある。結局エンゼルスはフィリーズに4-6で負けた。がっくり。

　でも、おいもをなんとかしないと。焼くか、揚げるか、蒸すか。アイリスオオヤマの圧力鍋のレシピに「蒸し野菜」が載っていたので蒸すことにする。いもは１８本もあって、並べてみたら９本で鍋の底がいっぱいになった。重ねたらうまく蒸せないかもしれないので、とりあえず９本だけ蒸す。

　１５分でできる。簡単だ。

　塩をぱらぱらと振りかけて食べてみたらすごくおいしい！

　そのままきのうの残りの炊き込みご飯といっしょに食べてお昼ご飯とする。はちみつをかけたらデザートになった。

　一気に８本も食べてしまった！！ので、残りの９本も蒸す。

　午後はリビングにマットを敷いてだらだらする。きのう小説新潮９月号を買ってきたので、錦見映理子さんの小説「くちうつし」を読む。今月号のテーマが「恋と食べもの」なんて。錦見さんにほんとうにぴったりだ。

　「くちうつし」、とてもすてきだった。錦見さんが描く女性はいつも魅力的で、つい自分も仲間になりたいなっていつも思うような女性が登場する。それと食べ物がとにかくおいしそう。

　ようし、わたしもごちそうを作るぞ。と思いながら昼寝をして、気がついたら夕方だった。あわてて洗濯ものをいれて、水遣りをして、ガレージを掃き、ぼうぼうになっていた家の前の草引きをした。それだけで疲れきる。

　結局、仕事から帰ってきた夫が鰤を焼いてくれた。

　私は一日家にいたのに、いもを蒸しただけ。なかなか魅力的な女性にはなれないのだった。

ユンケルはんぶん

　いま、ローソンでユンケルローヤルC2を買うと、櫻坂46のクリアファイルがついてくる。

　その情報を先週得て、仕事終わりに恐る恐る（これまでクリアファイルおまけの商品はすぐに売り切れていた）ローソンに立ち寄ったら、クリアファイルがたくさんまだあった。

　そして、お店のひとに対象商品をきいたら、これですといって手渡されたのがユンケルローヤルC2だった。

　２枚ほしかったので（４種類？あることを知らなかった）２本買う。1000円ちょっと支払う。

　え、この商品、そんなに高いものだったの？？　と思って商品の棚を確認すると、これはユンケルのなかでも安いほうで、８００円くらいのもあった。ひゃー。その日は疲れていたので、バスを待ちながら１本飲んだ。おいしくはない。

　そして、それからずっと残りの１本がバッグに入っていて。

　きょうは夜からセミナー立ち合いの仕事だったので、１１時に出社し、１５時ごろにバッグからユンケルを取り出して飲もうとすると、隣の課長がそれを見ていて、

　「ふじたさん、身体ちっさいのに１本は多いんと違う？　それ、普通のでっかいおじさんが飲むヤツやで。ききすぎたら鼻血だしながらセミナーでなあかんようになるで」

　ほう。それもそうだ。前回はそんなこと考えないで一気飲みしたけど。あの日は帰るだけだったからね。きょうは仕事しなくちゃいけないし、具合悪くなってもいけないかなと思って半分だけ飲んだ。

　セミナー会場はどの窓からも緑が見えた。途中で空が暗くなってきて夕立になった。すぐにやんで窓から大きな虹の断片が。セミナー中だったので写真は撮れなかったけど。

　

　ユンケルはんぶん。効いたのか効いてないのかわからないけど、無事に終えて帰宅。

　だけど、この商品と櫻坂46のタイアップってあってるんだろうか。チョコウエハースとかにしたら、学生が箱買いとかしてすぐになくなるからかな。だけど、そもそも１本が高いし、中高生（大学生もか）は買わないと思うなぁ。誰が企画したんだろうか。おとといも実家の近くのローソンに寄ったらまだまだいっぱいあった。

　

雲の下をくぐって

　きょうは久しぶりに実家方面へ。

　まずは、このあいだの月曜日に父が退院した病院へ入院費を支払いにいく。

　それから、両親のいる施設へ。きょうは夫も妹もひぐまさんも一緒で、４人の面会って大丈夫かなと思ったけれど、ちゃんと部屋を用意してくださった。

　母はとても元気そうで。きれいに髪をカットしてもらって、頬もすこしピンクいろでかわいかった。このあいだ私が差し入れしたブラウスを着ていて、「お母さん、すてき」「似合ってる」とみんなで褒めたら、ポーズをとったりしてみんなを笑わせてくれた。

　父はあまり会話にはならないけれど、「いちじく食べる？」ってきいたら「食べる」と答える。

　それで、持って行った無花果を小さく切って父の口にいれたら「おいしい」といって、何回も口をあけてくれた。半分くらいは食べたかな。

　母はいちじくが大好きなので、四分の一くらいに切ったら、自分で食べていた。

　ピオーネも３つくらい食べて「甘いね、おいしいね」と喜んでいた。

　「あんたたちも食べたら？」とか、私たちのことも気遣ってくれた。

　たぶん、満たされた暮らしをしているのだろう。

　妹もきょうは元気そうだった。

　一旦、実家へ戻って、このあいだ草引きをしたゴミ袋を６つ出し、３つは車に積んで帰った。

　なんだかすっきりして嬉しい日だった。

　雲の下をくぐって帰ってきた。

いちじく

　毎年、お盆あけから９月にかけて、せっせといちじくを買いに行っていたのに、今年はいきそびれていた。

　車なら１０分弱のいちじく農家ガレージも、徒歩だと片道２５分くらいかかる。９時からの販売なので、８時半くらいに出るとなると、すでに気温が高すぎたのだった。

　きょうは曇っていたし、徒歩でも大丈夫かも。

　そう思って８時半に家を出た。曇っていても気温は高い。途中でのどがかわいたので自販機で水を買って飲んだ。ああ、冷蔵庫の水を持ってくればよかった。なんのために安いいちじくを買いに来ているのか。

　５分まえに着いたら、８番目だった。並び方が去年と違っていてすこし戸惑う。

　ジャム用は１０時から販売ときいて、あ、そんな時間割ができたのねと思う。

　なので、普通の４個入りを２パック買う。１パック３００円だから、近所のスーパーのほぼ半額。このあいだスーパーで買いそうになったけど５８０円もしたので諦めた。

　農家ガレージのいちじくはパックされた中から、すきなパックをじっくり選べるのもいい。私は大きいのが４つ入ったのがいいのだけど、小ぶりのだと５つ入りとか６つ入りもある。

　母の大好物なので毎年実家と知人に箱で送っていた。それが２パックだけ徒歩で買いに行くというのが寂しい。そんなことを帰宅後に妹に話したら、土曜日の面会に持っていったらと言われて、そうかと思った。それで、施設に電話してきいてみたら面会時に食べさせてもいいらしい。

　ぱっと気持ちが明るくなった。

　食べやすいように準備して持っていこう。

秋が来たんだね

　今朝、植物に水をやろうとして、宇宙アサガオが３つ咲いているのに気づいた。

　もう、秋？　

　アサガオはあんまり暑いと咲かない。

　夏のはじめに調子よく咲いていたのに、ぱたりと咲かなくなって。

　そして暑さが落ち着いたらまた咲き始める。

　「もう秋なのに朝顔が咲いてて」って歌会で言ったら、
　「あら、朝顔は秋に咲くものでしょ」とかなり年上の先輩にいわれて、え、そうなんだと思ったことを思い出す。

　小学校のころからアサガオは夏に咲くと思い込んでいたから。

　もう秋が来たんだね。

　秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる　

　夏の終わりによく母がつぶやいていた。作者は藤原敏行。古今和歌集の一首。

　そういういろんな人のいろんな言葉で私はできている。