きょうは自宅から歩いてすぐの水度神社の神幸祭。たまたま今年は土曜日だったので、散歩がてら見に行くことにしました。
お神輿がお旅所からでて、鳥居をくぐり、参道を通ってニの鳥居をくぐり、水戸神社へ向かいます。
一の鳥居のあたりで待っていると、どんどこどんどこ、太鼓の音が聞こえてきます。空は青い秋の空。ああ、お祭り日和だなぁ。
やってきました、想像以上に立派な行列です。祭の法被をきた子供たち、ちゃんと裃を身に着けている子供もいました。 踏切を渡らないといけないので、行列がとぎれないようにJRの上下線の時間調整のため、いったんは歩道に移動して休憩が入ります。お神輿を曳いていた子はジュースを貰って普段の顔に戻っています。赤い獅子が3体(体って数えるのかな)いて、自分から頭を噛んでもらいに行く子、怯えて泣く子、なんだかほのぼのした田舎のお祭りだなぁと思いました。
踏切があいて、再出発。ゆるやかな坂を上っていきます。
二の鳥居からはさらに急になるのですが、だんだんだんだんと、引きずられるようにお神輿はのぼっていきます。飾り物が取れたり落ちたりしないかと心配になるくらい。
拝殿には通常はお酒の樽が置いてありますが、きょうは神事のため、すっきりしています。そこへお神輿が載せられて、本殿から神様がうつされます。その間は白い幕で覆われて、一般の人はみられません。それで、本殿以外のところを見学(!)しました。あら、ここの狛犬ってこんなにかわいい顔をしていたんだ、とか、拝殿の瓦の形、かわってるなぁとか、あらためていろんなことが見えてきて、楽しかったです。
神うつしが終わると、今度はいま来た道を下っていきます。秋の光と緑、裃の水色、法被の「祭」の赤。こんなに近くで立派な神事が毎年執り行われてきたんだなぁと思いました。観光客も少ないし(ほとんど関係者と地元の人たち)、これぞ昔からの村祭り、という感じで、行ってみてほんとうによかったです。
きょうから10月2日の環幸祭まで神様はお留守。本殿の鈴も振れないようにされていました。