私が毎月録画しているNHKの短歌de胸キュン。
きのう仕事から帰ってだら~んと9月27日(日)放送分を見ていたら、おもしろくて思わずあははは!と声を出して笑っていました。 元気になるしためになります。
前から周囲の短歌をしている人にお勧めしているんだけど、「見たよ!」「見てるよ!」という人と、「えー・・・」とちょっと馬鹿にしたような反応をくれる人がいます。
4人のメンバー(全員で8人でそのなかから歌の対決をして次回メンバー4人が決まるという方式)や視聴者の書いた短歌に佐伯裕子さんがさりげないアドバイスをされるのですが、それがいつも「なるほど!」と思わせられますし、メンバーが真剣なところがいいのです。
選ばれる確率の高いカン・ハンナさんが今回は漏れてしまって、半泣きになりながら「もっとちゃんと考えればよかった」と番組の最後につぶやいたのがとても印象的でした。
それから、今回の題は「ノート」だったのですが、今月の胸キュン大賞に選ばれた歌が
・ノートには叶わなかった夢ばかり書いてあるので燃えるごみです 藤堂七波
で、メンバーの小沢一敬(スピードワゴン)さんが「燃えるごみっていってるけど、絶対燃やしてないよ」と言って、佐伯さんが「そうなんですね、燃やしていないことがわかるように作られている巧い歌なんですね」 とコメントされたのも、そうだよねぇ、初心者だってそれがほんとうは書いてあることと違うってことくらいわかるよねぇ、と思いながら、最近話題になっている斉藤斎藤さんの歌を思い出したりしていました。
誤解されないように歌を作る、ということは短歌のおもしろさを失くしてしまうんじゃないかなと思うこのごろです。
なんのために短歌を作り、なんで短歌で表現するのか、ということをいつも考えます。
今朝、オケの自主練のために早起きする、と言っていた息子が、私たちが出勤する時間になっても降りてこないので、叱って起こしていたのですが、
「自分との約束ぐらい守り!」 と言いながら、ほんとだよな、って思っていました。
私はなりたかった自分になっているでしょうか。 ほんとうにやりたかったことをやっているでしょうか。