百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
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舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

konbu〆

2019-06-20 | 昆布

 

目にも涼やか。まだまだ知らない刺身の“あれこれ”

食べ飽きない刺身

まぐろに鯛、サーモン、えび、うに……。
わさびや青じそ、小菊、大根などの刺身のつまに彩りよく盛られた刺身は、目にも涼やかでご馳走感もあり、暑さを忘れますね。
 
食欲のないときにも、刺身の皿を前にすれば、生唾ごっくん……ではないでしょうか?

日本人が大好きな刺身。
そのうえ刺身は低カロリーで栄養価が高く、ヘルシー……。
さらに刺身の便利なところは、加工調理することなく、買ってきた刺身を(柵なら切り分けて)皿に盛ればいいだけ。
ちょっとした和皿につまごと盛れば、それだけで贅沢な一皿に……。
 

「刺身」と「造り」に違いはあるの?

そもそも、どうして「刺身」なのでしょう? 
また、「活き造り」「姿造り」……というように、「造り」という呼び方もしますね。
「刺身」と「造り」、違いはあるのでしょうか?

日本は海に囲まれた島国なので、昔から生の魚を食べる文化があり、多種多様の魚を切り身にして食べていました。

刺身の語源は、魚を切り身にして盛り付ける際、その魚の種類がわかるように魚の鰭(ひれ)を切り身に刺し、区別できるようにしたのが始まりといわれています。

また、「刺身」を「切り身」と言わないのは、「切る」という言葉が人を「切る」につながるということで、武家社会から嫌われたとされています。

さらに「刺身」という名前も「身を刺す」に通じ縁起が悪いとされ、関西地方では「造り」と呼ばれるようになりました。

また、生け簀に泳がせていた魚を活きたまま調理する「活き造り」のイメージから、大皿やこだわった盛り付け方のものを「造り」、普通に盛り付けられたものを「刺身」と呼び分けられることもあるようです。
 

あの、まぐろのトロが、「猫またぎ」だった!?

 

高級なトロ……

高級なトロ……

刺身の原形は鎌倉時代に始まったとされています。もとは、魚を薄く切って生のまま食べる漁師の即席料理でした。
この頃はまだ醤油がなかったため、膾(なます=生魚を細かく刻み、酢で味つけする調理法)にしたり、ワサビ酢やショウガ酢で食べていました。

刺身と醤油とは切り離せない関係にありました。

室町時代に醤油が登場し、その相性のよさから醤油につけて刺身を食べるようになりますが、この頃にはまだ醤油は高級品であったため、刺身を食べることができたのは一部の人々だけだったようです。

一般庶民に刺身料理が広まったのは、醤油が庶民にも普及した江戸時代の末期からといわれます。
江戸では刺身を専門に扱う「刺身屋」という屋台も出るほどでした。

現在では刺身の代表格、高級魚として定着している「まぐろ」ですが、江戸時代に刺身で食べられていたのは赤身だけ。
「口のなかでトロっととろける食感」から「トロ」と名付けられたトロは、赤身に比べて腐りやすく味が落ちるため、「猫も嫌って食べずに、またいで通る」=「猫またぎ」と呼ばれ、捨てるか畑の肥料にされていたようです。
 

刺身のひと手間レシピ

 

サラダ感覚で食べたいカルパッチョ

サラダ感覚で食べたいカルパッチョ

それでは、簡単にできる、刺身のひと手間レシピをご紹介しましょう。


【漬けまぐろ】

材料
まぐろ
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ1.5
料理酒 大さじ2

〈1〉みりん・酒はさっと弱火にかけアルコールを飛ばす。この際、火にかけ過ぎると水分も飛んでしまうため、短時間でさっと行う。
〈2〉〈1〉にしょうゆを加えて混ぜたあと、マグロを入れて冷蔵庫で漬ける。

・漬け時間は、10分程度から美味しく食べることができる。
・丼にする場合はご飯にしそ・卵黄など。


【昆布じめ】

材料
鯛、平目、すずきなどの白身魚
昆布
日本酒


〈1〉ペーパータオルに日本酒を含ませ、昆布の表面をまんべんなく湿らせる。
〈2〉昆布の上に刺身を一切れずつ並べ、昆布をもう1枚のせて挟む。
〈3〉ラップで全体をぴったりと包み、昆布のうまみを早く移すために重石を昆布にのせる。
〈4〉冷蔵庫に入れて寝かせる。

・薄切りの場合3~4時間後が目安。薄切りではなく「柵」で作った場合は、昆布で挟んだまま最低1日は寝かせ、昆布を外し、食べる分だけその日に切って4~5日で食べきる。


【カルパッチョ】

材料
鯛、鯵、サーモン、ぶり、たこなど
オリーブオイル、レモン果汁、塩、ブラックペッパー(各適量)

具材(刺身)にソースをふりかける。

・香味野菜と一緒に、サラダ感覚で!

日本人の「刺身」へのこだわり

料理の領域を超えて、もはや芸術品?

料理の領域を超えて、もはや芸術品?

和食の店などに行って刺身を注文すると、きれいに切られた刺身に、つまや大葉、わさび……が職人芸といっても過言ではないような、絶妙な配置で盛り付けられて出てきますね。
スーパーなどで販売される刺身にも、つまの他にわさびやしょうが、ものによってはねぎや塩などが添えられていたりします。

刺身には、日本人特有の誇りやこだわりのようなものが感じられます。
 
刺身そのものの美味しさ以上に、「目で味わう」……日本人の美意識があるのではないでしょうか?

暑いし忙しいし、気力も余裕もない……日常のなか、好みの刺身をちょっと気取った和皿に盛って、ゆっくりと味わってみては……? 
 
今では色んな醤油が出まわり、チューブのわさびにも各種あります。そして、ビールに日本酒、焼酎に白ワインもいいですね?

ゆったりと刺身を味わいながら、風鈴の音に耳を傾けるのも夏の醍醐味……。

最後に、刺身のつまは殺菌や消化を助ける働きもあるので、残さずに食べましょう。
小菊も「食用菊」なので、「花びらだけ千切って醤油の中に入れ、刺身と一緒に食べていただく」のが正しいそうです。
香りもよくなり、シャキシャキした花びらの食感も楽しめるそうです。
 
BY  tenki.jp
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真鯛のセビーチェ(ペルー風 魚介マリネ) 荒井 隆宏シェフのレシピ

2019-06-20 | 昆布

レシピ

 

真鯛のセビーチェ(ペルー風 魚介マリネ)

コツ・ポイント

コツ・ポイント

新鮮な魚介と野菜を、生の柑橘果汁でマリネした料理、セビーチェ。アヒ・リモ(生赤唐辛子)を加えピリ辛に、ニンニクやコリアンダーを加え爽やかに香り高く仕上げます。
各食材のフレッシュさと香りを楽しむため、材料は食べる直前に調理することがポイント。付け合わせとのバランスも絶妙です。

2人前/調理時間:約20分
材料・調味料分量下準備
真鯛(刺身用)   サク150g  皮付きであれば、皮をひく 
赤玉葱   1/4個  中心を外し外側のみ縦に1.5mmの千切りにし冷水にさらす 
レモン   2個  ※必ず生を使用 
ニンニク   1片   
アヒ・リモ(生赤唐辛子)   約1/2本  ※辛さは好みで調整 
コリアンダーの葉   1枝(大さじ2使用)   
塩   2つまみ   
白胡椒   少々   
 付け合わせ  
チョクロ(なければとうもろこし)   1/4本  茹でるので、1本用意する 
さつま芋   1/4本  茹でるので、1本用意する 
サニーレタス   2枚  40℃のお湯に漬けた後冷蔵庫で冷やす(パリッとさせる方法) 

作り方

  1.  

    作り方 1

    【付け合わせ】チョクロを茹でる(水に軽く砂糖を入れると甘みが増して茹で上がる)。さつま芋を塩水で茹でる。ともに、冷ましてから1/4に切り、さつま芋は皮を剥く。

  2.  

    作り方 2

    【マリネ】真鯛を1.5cmほどの大きさに角切りにする。軽く塩(分量外)をしておく(余分な水分を出す)。 ※大きめに切ることで食感を楽しみます。

  3.  

    作り方 3

    レモンを半分に切り、ボウル(ステンレス素材でないもの)に果汁を絞る。 ※レモンの薄皮部分を親指で潰しながら押すと酸の影響が少なく絞ることができる。

  4.  

    作り方 4

    そのレモン果汁の中にニンニクをすりおろし、刻みたてのアヒ・リモとコリアンダーの葉を加え、塩・胡椒で味を調える。

  5.  

    作り方 5

    角切りの真鯛を加えてよく和え、真鯛の表面が白く変色するまで、5分程マリネする。

  6.  

    作り方 6

    冷水から取り出し水気を切った赤玉葱をさっくりと混ぜ込む。付け合わせのチョクロ・さつま芋・サニーレタスをのせた皿にマリネを盛り付け、マリネ液を注いで完成。

  7.  

    ※旬のフレッシュな食材を色々と組み合わせて作る、バリエーション豊かな料理。他の白身魚やマグロ・青魚・タコ・イカ・貝でも美味しくできます。

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