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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

九段下の昭和館図書室で昭和の終わりの日の本を読む

2025年01月09日 | 宅老のグチ
都営新宿線九段下駅に隣接する昭和館図書室で北白川能久親王の書籍を出してもらっている時出てくるまでの時間に開架書棚を眺めていて、気になっていた本があった。
 図書室の係の人から本が出され、読み終えて時間を見ると、まだ2時間内で根気が残っている時間なので、気になっていた本を読みだした。昭和の終わりの日に皇居の様子で昭和64年1月7日の早朝に当番医師から緊急連絡があって、多くの人が昭和天皇陛下の病室に集まった。その中に北白川祥子という女官長の名前があった。もしかしてと思い、帰宅後に調べるとやはり北白川宮家の縁者だった。
 昭和は1月7日で終わった。始まりは1926年大正15年12月26日からで従って令和8年の12月25日で昭和は100年となる。
 昭和の節目はいくつかあって、後世の歴史家の分類では敗戦の昭和20年8月15日まで、つぎが難しいが昭和39年10月10日まで。東京オリンピック開催、新幹線開業、そして崩御の年まで。加えると平成元年の年に美空ひばり、松下幸之助が亡くなっている。
 平成2年なると景気過熱が意識されバブル崩壊に向かうが過去の経験を超えるバブルで結果として当初に予想した10年不況を超える35年不況となった。
 今しきりに中国が日本の失敗を研究し、長期不況を回避しようとしているが、統計の不備でどこまでの対策が有効かわからず、先の大戦の日本軍の過大戦果報告で実態に合わない結果を招き悲惨な戦争を継続してしまった。中国がマルクスの歴史観を信じすぎて、人為で制御できない病原菌・天候によって不都合な事態を招きつつある。そこに昔からある中華思想が周辺国のいら立ちがあって、どうも見ていると中国の資金を誘導し、借金を踏み倒す算段をしているように見える。さらに中国の安さと速さは先進国の労働者の利権を脅かす存在となっていて、日本製鉄がUSスチ-ルに拒絶されたのも中国の影響だろう。改革開放で世界の工場となった中国はこれから資金の流出となる。これは幕末の開国時に日本では金と銀の交換比率の問題で金が流出し、その対策として金の改鋳を行ったため、あっという間に日本がインフレとなり、庶民が開国が危険と実感し、攘夷の気風が生まれた。インフレとデフレはインフレの方が対策しやすい。ところが高齢者は働けないのでインフレには弱い。

 この対策として政府はピンピンコロリと死ぬ方向に向ける政策が良い。今は健康寿命と平均寿命の差が大きく、介護の費用が多大で、保育園の仕事と違って介護は家族の自己満足でしかない。日々劣化老化する親を介護する虚しさは体験しないと判らない。そこに介護の貢献度の問題が出る。金銭なら明確になるが家族の介護は公正な金銭評価できにくい。兄弟は時間差で生まれ、さらに親の収入状況によって、個人の受け止め方が異なる。
 何事もスピ-ドの早い中国の若者が体験の無い不景気に戸惑っている様子が見える。次は自信喪失となる。
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